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2005.01.16

月面せんべいに宇宙開発の停滞を見る

 「ホイヘンス」のタイタン着陸の興奮も冷めやらず、あれこれ考えていると妙な単語が浮かび上がってきた。

「ホイヘンスまんじゅう」

 自分の無意識をごそごそとまさぐると、どうやら「これだけのイベントなんだから便乗商売があって当たり前」という感覚が、こんな単語を作り出したらしい。少々情けない。

 まあ「アポロチョコ」だってあるのだからなんでもありだよなあ。「ホイヘンスどらやき」、「タイタンサブレー」、「カッシーニしゅうまい」とか。

 そこでまた連想が働いて思い出す。そうだ、かつて「月面せんべい」というのがあった。直径30cmもあろうかという巨大な堅焼き醤油せんべいで、表面に月面のクレーターが焼き込んであるというものだった。
 月面せんべいを発見したのはもう15年も昔、私が航空宇宙業界ニューズレター誌で働いていた頃だ。JR東京駅構内の売店に売っていたのである。

「いったいなんだこれは?」

 職業的な興味もあって、売り子さんに質問してみた。分かった事実は以下の通り。

     
  • アポロ11号の頃に売り出したもの。その後ずっと売っている。  
  • クレーターは焼き型でつけている。本物の月の地図ときちんと合わせてある。

 もっとも、あの時点ですでにアポロの月着陸から21年。焼き型がだいぶ痛んでいたのか、クレーターは「本当に月面か」と思うほどおぼろになっていた。
 買って食えばよかったのだろうが、いまいち食欲が湧かずに結局そのままとなった。その後しばらく月面せんべいは売っていたが、いつの間にか姿を消し、今は東京駅に行っても買うことはできない。

 食っときゃよかったなあ。

 しかし(と、ここでまじめな話にするのだ)、これは宇宙開発の根本的問題の現れではないだろうか。アポロからこっち、一番便乗ものが出やすい食品分野で便乗商品が出ないというのは、それだけ停滞しているということではないか。

 うん、やっぱりあの月面せんべい、買って食っておくべきだったな

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Comments

その月面せんべいは、旧宇宙研水谷研究室のサロンに飾ってありました。その後、水谷研が新A棟に引っ越した後は、何処に行ったのか知らないですが。。。
でもまだ多分、どこかのサロンに転がっていると思われます。淵野辺に行ったときに、探してみてください。

Posted by: 秋山演亮 | 2005.01.16 at 09:11 PM

 そういえば子供のころにペンシルチョコレートという細長いチョコレートが売られていたけど、あれはペンシルロケットとは関係ないんですかね。30数年前の記憶なのではっきりしないのですが。ロケット型のチョコレートは売られていたはず記憶があります。

Posted by: 林 譲治 | 2005.01.17 at 11:04 PM

食い物ではないですが、短い芯を数珠繋ぎにした「ロケットペンシル」って商品がありました。
先端の芯が無くなると引っこ抜いて、尻から押し込むと、新しい芯が先端に出てくるというヤツ。

そう言えば、どこのレストランでも「バイキング」は人気ですが、アレは火星探査機とは関係無い?

Posted by: 浅利義遠 | 2005.01.17 at 11:31 PM

当町のかわしまやという せんべいやで 大型せんべいを作っており 上野動物園で ぱんだせんべいの名称で いまでも 売っているかと・・・高速のパーキングのみやげ物でもあったかと
そういえば 原宿でタレントショップ全盛期に かとちゃんせんべい あれも でした

Posted by: 上野 | 2005.01.18 at 08:16 AM

>水谷研究室
 今度相模原に行くことがあったら聞いてみましょう。学生が食べちゃってる可能性があると思いますが。


>ペンシルチョコ
 これはロケットは無関係の六角鉛筆型のチョコレートだった記憶があります。ロケット型は、プラスチックのロケット型ケースにラムネが入ったお菓子があったはずです。

>ロケットペンシル
 ありましたねえ。あれが使えない代物で、私はいつも中の芯を一つなくして全部使えなくなっていました。
 関連して堺正章がコマーシャルソングを歌っていた「ペッカー」というシャープペンシルを思い出しました。あれもすぐ壊れる代物でしたっけ。

>アレは火星探査機とは関係無い?
 ぶつ切り蛸でも入っていれば幾分は関係するかと。

>上野さん
 この「上野」は地名ですね。なるほど巨大せんべいは今も存在していて、時と場合に応じてパンダせんべいになったり月面せんべいになったりかとちゃんせんべいになったりしているということですね。
 「かわしまや」ですか、機会があったら探してみます。

Posted by: 松浦晋也 | 2005.01.19 at 11:56 AM

ペッカーは意外と丈夫でした。作動機構がヘタるより先に、クリップがモゲました。31年前の思い出です。
後には軸に力をかけて折り曲げると芯が出る変則式なサイドノック機構とか(コレは壊れた)、先端部のリングを指で弾くと芯が出るシャープペンシルも持っていましたが、この10年は軸に沿った垂直ノック式しか見かけません。
…宇宙ネタからは外れましたが。

あ、タバコの「しんせい」ってのは……(関係無い、関係無い)

Posted by: 浅利義遠 | 2005.01.19 at 02:54 PM

すみません 地名じゃないんです
もっとも 10月には 下野市のですが
住民投票で どうなることやら

先日 中国神船関連の本 やっと 宇都宮南部の本屋で 見つけました が どれも 同じような内容で 購入しませんでした

今度 くだん書店にいってみます。
40年前の 宇宙関連もってって見ましょうか

Posted by: 上野友彦 | 2005.01.22 at 10:43 AM

古い話といえば NHKで ちろりん村とくるみの木とかの 人形劇のころ(ひょっこりひょうたん島の前)宇宙船XL5とか やっていたように記憶しているのですが
原子力潜水艦スティングレィとか・・・・・

Posted by: 上野友彦 | 2005.01.22 at 10:56 AM

はじめまして。

宇宙関係+食べ物、という括りで思い出しましたが、神戸には「 人工衛星饅頭 」が存在します。 お店の暖簾には名物と書かれてますが、関西在住でも知ってる人は少ないです。

Posted by: ToyPack | 2005.01.28 at 06:53 PM

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