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2005.01.31

失礼なコメントを削除する

 ひどい風邪を引いてしまい、しばらく更新を停止していた。本日久しぶりに料理をしたが、舌が駄目になっていてちっともおいしくない上に、どうもおいしく作れていない模様。味覚が弱ると世界全体が灰色になったような気分になる。

 先ほど、はるか過去の記事にコメントが付いた。まったく当方の記事とは関係ない。

「第26期東京都青少年問題協議会にて、フィルタリングサービス使用義務を条例に規定するよう求め、「情報から子どもを隔離する意義」まで強調する答申が出されました。

  (中略)

私は高校生ですが、こどもの権利を否定するような東京都様の動きには全く賛同できません。」
というような長々としたコメントだった。一言で言えば「学校のネットにフィルタリングをかけるのに反対です」という内容だ。

 即刻削除である。馬鹿者が。

 インターネットでは、それを「本気の馬鹿」がやったのか「誰かがネタとして投稿したのか」、「本気の誰かへの悪意を増幅するために敵対する誰かが投稿したのか」を見極めるのは非常に難しい。が、blogにおいて、当方の書いた記事に対して全く無関係のコメントをつけるのが失礼な行為であることは明らかだろう。上記の3つのいずれにせよ、投稿者は相当な無礼者である。

 そんな奴のために、当方が維持コストを支払っているページにスペースを提供する義理はない。

 意見を表明したければ、自分のページで自分の名前を使ってやるべきである。もしも投稿した者が、自己申告の通り高校生であるならば、この当たり前のことが高校生になっても理解できていない恥ずかしい奴ということになる。

 はっきり書いておく。私はそういう馬鹿がネットに出てこないためにも、学校のネットにおけるフィルタリングに賛成するものである。ガキ(とあえて書こう)が、大人と同じ権利を持っていると思ったら大間違いだ。

 その上で、お上がやらかすであろう間抜けなフィルタリングを、あれこれの検索技術を駆使して「おお、こんなにバカじゃん」と笑い飛ばせるぐらいのスキルをすべての高校生が身につけることを希望する。

 以下は今回のことで思い出したので。そろそろ四半世紀以上以前の昔話である。

 私が高校に通っていた時の話だ。とある学校行事の後、悪ガキ共が居酒屋で酒盛りをやらかしてとっつかまったことがあった。悪ガキ共を前にした先生が言ったことには「お前ら、我々に見つかるようなところで酒を飲むんじゃない!」

 おお、無責任教師出た!見つからなきゃ飲んでもいいんだな、表裏がある汚い大人だ——そう思うだろうか。

 そうじゃない。これは実に教育的な叱責だったと思うのである。やってはいけないことをやらないためには、まず「なにがやってはいけないことか」を認識する必要がある。そして高校生の飲酒というのは、法律を離れて社会通念で考えるとなかなか難しい問題だ。確かに違法ではあるが、十代の後半は背伸びしたくてたまらないというのが当たり前でもある。それはむげに否定できない。
 「お前ら、我々に見つかるようなところで酒を飲むんじゃない!」という先生の叱責は、「まず、何はともあれやっていいことと悪いことを弁えろ」という意味だったのである。その上でどう振る舞うかを自分で考えろ、ということだったのである。
 世の中は法律ですべてがが動いているわけではなく、様々な「良い加減さ」が存在してしなやかに組み合わさっている。ネットにおいてはその「良い加減さ」が、まだうまく機能していないようだ。

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Comments

この話を読んで思い出した話です
昔々と言うほど昔で無い昔、
コミックマーケット会場にサークルチケットなしに
コッソリと侵入する方法が新刊された雑誌に掲載されました
私がコミケのある部署のえらい人が店長を務めるお店に顔を出した所
ちょうどその本の話題が出て店長が記事が読みたいと言うので
私が近所の書店にお使いに出て話題の本を購入してきました
書店にはコミケットの領収書を切ってもらいました
コミケットの領収書を切ってもらうなんて珍しい事をした部外者はあまりいないだろうなぁ~とか思いながら

件の進入方法を読んだえらい人&店に来ていたコミケ関係者の感想
こんな事は自分で発見するべき事でありわざわざ雑誌に教えてもらう事では無い
その後は昔各自が行った進入手段の披露会になりました
なお雑誌に掲載された侵入する方法は次回のコミケから対策は採られましたので無問題でした

この話の先生も昔は隠れてお酒を呑んだのかな~

Posted by: 3200たか | 2005.02.01 06:37 AM

元のURLは、これですね。
http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-January/000326.html
だから「「学校のネットにフィルタリングをかけるのに反対です」という内容」というのは間違いです(既に掛かってる)、
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050125
で述べられているように「家庭のネットにフィルタリングを掛けるのを親やプロバイダーに義務付けさせよう」としているのですから。
http://blog.sakichan.org/memo/index.php/2005/01/31/

「子供は(高校生であっても)検定済の教科書以外の本を読むな。その上でお上がやらかす間抜けな規制を、あれこれの窃盗技術を駆使して「おお、こんなにバカじゃん」と本を万引き出来るだけのスキルを身に付ける事を希望する」

などと、よく謂えますね。もうハッカー華やかりし時代じゃ無い加速度的にブラックボックス化は進み、連中はフィルタリングの掛っていないネットにアクセスする事自体を「非行」とし、夥しい資源を使って(膨大な税金を使って。他の本当に悪い犯罪を等閑にして)ネットのアクセス状況を捜査し子どもを補導しますよ。現状でフィルタリングを簡単に突破出来るのはその程度の位置付けだからです。外の情報を必要としている子どもにとってフィルタリングを突破する事など思いもよらないことが、何故判らないのですか。

さて、
http://d.hatena.ne.jp/solar/comment?date=20050131#c
でも取り上げられていますが、一連のコピペを行った主体の目的は
http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-January/000326.html
の内容に松浦晋也をして反発させ、条例改「正」賛成の広告塔に仕立てる事に在ると思います。

連中は子どもを下に述べられた様な場所に「より洗練されたかたちで」閉じ込め、まともな場所から隔離しようとしているのですよ。
http://web.archive.org/web/20020105160847/park.itc.u-tokyo.ac.jp/kiss-sr/~naito/newpage8.htm
http://web.archive.org/web/20010409222642/mondo.c.u-tokyo.ac.jp/~naito/newpage5.htm
知りたい事を知る事を禁じられ知ろうとしたら処罰され、何も出来ない足の引っ張り合いしか出来ない存在として惨めに年を取らされる条例改悪を、松浦様は支持されるのですか。

Posted by: 大人になる権利を奪うな | 2005.02.01 05:55 PM

えーと、松浦さんがこれの元コメントを削除されるとしたらその妨げにはなりたくないのですが(その時は一緒に削除して頂いて全然問題ありません>松浦さん)、全然論旨がずれていると思いますよ。その発想は、内容がすばらしければ不特定多数に対するスパムメールokという発想に通じる物があるとおもいます。
この”場”は松浦さんが個人的に費用を払い維持されており、そしてここへの来客者も松浦さんのご発言を読みたくて集まった人達です。松浦さんの努力によって成し遂げられた多数の来場者の目に触れることを求めて、松浦さんの活動内容とは全く関係のない貼り付けをするという行為に対して、松浦さんは異を唱えられているのだと思いますが。蛇足ですが私も松浦さんの御意見に賛成です。やるなら自分のサイトをオープンして、自分で人を集めてきてやるべきだと思います。

Posted by: 秋山演亮 | 2005.02.01 06:13 PM

正しくその通りで、だから松浦氏が反発するような形でコピーを貼り付け、松浦氏を
http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-January/000326.html
に反発させるよう仕向けた者が、誰か居るのです。
「本気の誰かへの悪意を増幅する為に敵対する誰かが投稿した」のです。

先程は喧嘩腰の書き方をして、済みません>松浦さま

Posted by: 大人になる権利を奪うな | 2005.02.01 08:28 PM

「知りたくない権利」なるモノについて、わかりやすい解説が有ったのでリンクを張ります。度々済みません
http://d.hatena.ne.jp/rna/20050131#p2
言わずもがなですが、個人が既に出来てしまったおかしな政策に「上に政策有れば下に対策在り」で対処する事と、これから出来るかも知れないおかしな政策をどのように判断するかは、全く別の問題です。

Posted by: 大人になる権利を奪うな | 2005.02.01 10:56 PM

 ありゃ、仲俣暁生さんのところにも記事と無関係な投稿をして削除されているのか。仕方ない奴だな。

 ココログには、投稿者のIPアドレスを記録する機能があります。問題の削除した投稿について、当然私はIPアドレスを記録し、どこから来たのか調べました。また、「大人になる権利を奪うな」さんのIPアドレスも記録されていますので、比較しました。

 両者は同じプロバイダから来ていました。

 また、削除投稿と「大人になる権利を奪うな」さんの投稿は、共にメールアドレス欄に「aml@list.jca.apc.org」というメーリングリストのアドレスを記入しているという共通点があります。

 さらに、この問題に関して、私が不快感を表明しているにもかかわらず、一貫して投稿してきているのは「大人になる権利を奪うな」さんだけです。

 これらからすると、どうも同一人物、すなわち「大人になる権利を奪うな」さんが最初から投稿を繰り返しているようですね。

 「大人になる権利を奪うな」さんが削除された投稿をしてきたとして、その言動の変化は以下の通りです。

1)問題の投稿を行い、私に削除される。
2)消した話題を蒸し返す投稿を行い、「一連のコピペを行った主体の目的は(中略)松浦晋也をして反発させ、条例改「正」賛成の広告塔に仕立てる事に在ると思います。」と、自分が第三者であるかのように振る舞う。
3)私が反応しないのをいいことに、さらに追加の投稿を行う。


 これはネットにおける極めて無礼かつ失礼な振る舞いでしょう。例えるならば他人の庭に入り込んで勝手に夜店を開店するようなものです。どんな立派な主張を持っていたとしても、このように振る舞うならば、その主張の信憑性を自らが破壊しているということになります。

 調べてみるとaml@list.jca.apc.orgというアドレスは、「レイバーネットジャパン」という市民団体が提供しているメーリングリストのアドレスでした(2005年3月20日記:これは当方の事実誤認でして、実際には「オルタナティブ運動情報」メーリングリストのアドレスでした:松浦記)。


 こういう無礼で無用な反発を引き起こす広報活動を行うシンパがいるようだと、レイバーネットジャパンの活動も前途多難だな、と私はレイバーネットジャパンに同情します2005年3月20日記:この部分も「オルタナティブ運動情報」と訂正いたします:松浦記)

 「大人になる権利を奪うな」さんは、最初の投稿は自分じゃないと主張されるかも知れません。が、「李下に冠を正さず」という言葉をご存じですか。あなたは私が不快感を表明しているにも関わらず次々と投稿することで、私の心証をだいぶ悪くしています。
 「正しいことを主張しているのだから何をしても良い」と考えているならば、その考えはナチスやらオウム真理教と同等であることを指摘しておきます。彼らは彼らの考えが正しいと信じていたわけですから。

 正しいと信じる主張は、誰に迷惑をかけるでもない礼儀正しい方法で主張してこそ、その正当性を印象づけることができるのです。そして主張の背後には可能な限り検証可能な証拠があるべきでしょう。

 さて、ここでは「大人になる権利を奪うな」さんが、「物の道理を分かっちゃいない高校生」だと仮定して、対策しましょう。

 以後この件についての投稿はすべて削除します。ココログにはIPによる投稿拒否機能がありますが、「大人になる権利を奪うな」さんには適用しません。「物の道理を分かっちゃいない高校生」は「道理を弁えた大人になる」権利と義務があると思いますので。

 ここまでの投稿は削除しません。それは「大人になる権利を奪うな」さんの恥ずかしい振る舞いが、archive.orgあたりを通じて今後何十年とネットで閲覧可能になるのを期待してのことです。この程度の悪意は、当方が感じた不快感の対価として許されるべきでしょう。

    ————————

 最後に削除投稿にあった「東京都青少年問題協議会の答申にある言論弾圧」について。私の考えを書かないのもアンフェアだと思いますので。

 東京都のページにあった「第26期東京都青少年問題協議会緊急答申」の概要まで読みましたが、これは基本的に努力規定であって言論封殺にはなっていません。
 どこにも「大人になる権利を奪うな」さんが主張するような「家庭のネットにフィルタリングを掛けるのを親やプロバイダーに義務付けさせよう」なんてことは書いてありませんでした。

 努力規定が運用によって弾圧に化けるのは日本社会にあってはままあることです。大政翼賛会とかですね。
 が、ネットの現状はといえば、過去私のページに「香田証正 死体 画像」で検索が殺到したように、考えなしのネット利用は実態のほうが先行してしまっています。
 東京都の緊急答申は、私としては「これぐらいはありだな」と思います。運用を注意する必要はあると思いますが。

 むしろ私としては、たかだか生活の一部の場で、しかもその機能は勉強と社会参加の訓練の場である高校のネットにフィルタリングをかけられるぐらいで、「知りたい事を知る事を禁じられ知ろうとしたら処罰され、何も出来ない足の引っ張り合いしか出来ない存在」になってしまうと主張する「大人になる権利を奪うな」さんの知的なひ弱さのほうが気になりました。
 別にネットがつながっているのは学校だけじゃないし、情報を集める方法はネットだけではありません。ネットにすべてがあるわけでもないです。

 フィルタリングについては、個人的にお上がそれをやるというのは気に入らんですが、例えば校長の裁量だったらまあ仕方ないかと思います。だいたい大人ってのは高校生ぐらいから見て、そもそも理不尽に見えるものですし、理不尽であって当然だと私は思っています。

 「知りたくない権利」については、「また妙なことを」という心証しかもてませんでした。知りたいか知りたくないかは、知ってみなければ判断できないことです。つまり「知りたくない権利」というのはすでに自己矛盾しています。はっきり「子供にエロ画像やら残虐な情報やらを見せたくない」と言えばいいのに。
 でも色気づいたガキってエロい画像が大好きなんですよね。残虐画像もなにしろ実感というものがないから大好きだったりする。また、そういうものに免疫なしに大人になっちゃうというのも問題ありでしょう。
 この件は、大人がしっかり「駄目」という態度をとって、それでも探求心旺盛なエロガキがせっせとネットをあさる余地を残しておく、ぐらいでいいんじゃないでしょうか。大人の側の「駄目」にはフィルタリングも入るということで。

 「大人になる権利を奪うな」さんには色々反論したこともあるでしょうが、投稿されたら見つけ次第削除します。この件について私は十分すぎるほど不快感を味わったと感じています。
 反論はご自分のページでしてください。トラックバックは受け付けます。

Posted by: 松浦晋也 | 2005.02.02 05:34 PM

http://d.hatena.ne.jp/clinamen/20050315#p6
内藤朝雄「お前もニートだ」、『図書新聞』2005年3月19日(2718号)、図書新聞
不安や被害感情を青少年に投影する愚民、それを煽りたてるマスコミのニート報道、この構図を利用し教育により市民社会を破壊しつつある政治、を痛撃する。
http://d.hatena.ne.jp/reds_akaki/20050315#p1
一読して、もっと読まれるべきだと判断したら他の人にも読むよう伝えてください。
一言付け加えると冒頭の
「全体主義とは、教育が社会を埋め尽くす事態をいうのではないか。」
と云うくだりは、エリック・ホッファーが『現代という時代の気質』のなかで
「(共産圏や第三世界の指導者たちの本質は)教師である。彼等は民衆を無知なものとし、自らをして全てを知る者、故に民衆を教え導く者としている」
と述べている事を、強く想起させます。

Posted by: 内藤朝雄が今出ている『図書新聞』に寄稿 | 2005.03.16 08:18 PM

 はて、なにを主張したいのでしょうか→「内藤朝雄が今出ている『図書新聞』に寄稿」さん

 せめて「こういう意見がある」「これに対して自分はこう考える」ぐらいは書いて頂きたいと思います。
 他人の意見を引用して自分の意見とするのはかまわないのですが、その場合はせめて「引用した主体としての自分」をきちんとかき込んで、引用であることを明示して頂ければと思います。でなければそもそも投稿が無意味となります。

 右サイドに新規投稿は表示されますので、別途のポインタ的投稿は削除しました。

Posted by: 松浦晋也 | 2005.03.16 09:25 PM

事実関係の訂正をお願いいたします。

aml@list.jca.apc.orgというメーリングリストのアドレスは、レイバーネット日本のものではありません。

このアドレスは、「オルタナティブ運動情報メーリングリスト」という情報交換メーリングリストのものです。ご確認のうえ、訂正願います。

オルタナティブ運動情報メーリングリストについては以下のサイトを見てください。

http://list.jca.apc.org/manage/listinfo/aml

Posted by: 河添誠(レイバーネット日本事務局長) | 2005.03.19 06:07 PM

 河添さん
 事態了解しました。当方のミスです。該当部分に訂正を入れておきました。失礼いたしました。

「内藤朝雄が今出ている『図書新聞』に寄稿」さんが、再度引用のみの投稿を行ったので削除しました。

 もう一度だけ繰り返します。

 せめて「こういう意見がある」「これに対して自分はこう考える」ぐらいは書いて頂きたいと思います。

 願わくば、引用は著作権法の定める引用の範囲にとどめてきちんと自分の意見を書いて頂きたいと思います。

Posted by: 松浦晋也 | 2005.03.20 01:12 PM

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