のまねこ炎上中
のまねこ問題は、解決どころかますます炎上している。図ってやっているとしか思えないタイミングでエイベックス側が新たなトラブルを起こし、それがますます2ちゃんねる、ネットワーク側を刺激しているためだ。
詳しくは エイベックスのまネコ問題まとめサイト を見るといいだろう。当ページもリンクされてしまった。おかげで現在、アクセスが小爆発している。
この件に関して、2ちゃんねるに殺人予告が書き込まれ、エイベックスが警察に訴えた。ところが2ちゃんねるが公表した書き込みのIPアドレスはUSEN、つまりエイベックス筆頭株主の会社のものだった。
USENはプロバイダーなので、これをもってすぐにエイベックスの自作自演と決めつけるべきではない。警察は捜査権を持つので、いずれ真実が明らかになるだろう。
9月30日の書き込み以上に、私からエイベックスについて言えることはない。
しかし、音楽業界全般として考えると、今回の事件は古い体質とネットという新しいメディアが衝突した事件と捉えることができる。
ポピュラーミュージック業界は、ヒットすれば天国、しなければ地獄という状況の中、何年にも渡ってヒット至上の体質を育ててきた。ヒットするためには何をしてもいいというアウトロー体質だ。その中には剽窃も含まれる。過去にも洋楽からのパクリはあれこれ指摘されてきたが、一向に改まる風もない。
今回はその「パクリオッケー」な業界体質と、インターネット時代の「コモンズ(共有知的財産)」の概念とが衝突していると言えるのではないだろうか。今回の件をただの「吉牛と同じ2ちゃんねらーのマツリ」と思っていると、事の本質を見損なう気がする。
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- MikuMikuDanceとオリジナリティ(2009.06.19)
- 訂正:MMDオリジナル振り付けについて(2009.06.23)
- アイマスMadふたたび(2009.06.15)
- 市民運動とメディア・リテラシーについて、大岡みなみ氏にコメントする(2005.03.03)
- 巡音ルカを予約してしまった(2009.01.16)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 我、如何にして占いより脱せしか(2008.11.21)
- 知っていることと知りたいこと、知らないこと(2008.01.17)
- 三沢の航研機(2007.10.02)
- ミームとバックドアの与太話(2007.09.28)
- 神と悪魔と罵詈雑言(2007.09.27)
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- アイマスMadふたたび(2009.06.15)
- ニコニコ動画の影響力、遂に中国に及ぶか?(2009.01.18)
- アイマスMadに魅せられて(2008.12.31)
- JPOPのワンパターン(2008.10.23)
- 書籍紹介:「音盤考現学」(片山杜秀著)(2008.04.07)












Comments
松浦さんのブログ、いつも興味深く拝見させて頂いております。のまネコ問題についても、声を上げてくれる著名人がまだまだ少ないので(増加してはいますが)、とても嬉しいです。
ネット上の知的財産が大企業によって不当に侵害されているこの「のまネコ事件」ですが、昨今のavexの対応を見ていると、もう行き着くところまで行き着くしか決着しようがないのかと情けなくなりますね。むろん、行き着く先はavexの瓦解ですが……。
avex社長がmixiで一般ユーザーに「訴えるぞ!」と子供っぽい脅迫まがいなことをしてみたりと、あの会社は本当に救いようがないですね。松浦さんはこの事件の方はご存じですか?
Posted by: 鈴忌 | 2005.10.02 at 04:43 PM
鈴忌どの>
肖像権云々で若殿がかんしゃく起こした件はおそらくご存知かと。
前の記事で触れておられますし。
松浦どの>
興味深く拝見しておりましたが、初めてコメントいたします。松浦氏のような「物書き」の方がしっかりした形でのまネコ問題を描いてくださることとてもうれしく思います。
テレビや新聞では殺人予告のことが大きく取沙汰されて2ちゃんねるの反社会的性ばかりを助長することしかしていないので、ちゃんと事の次第をわかってくださっている方がいるだけで大変ほっとしました。
あと、ave(商標問題で訴えられるので略)の若殿のモラルとか一つの会社を束ねるだけの器を持つかを語る時が来たのかもしれません。
Posted by: 紅蓮台座 | 2005.10.03 at 07:53 AM