「はやぶさリンク」:イトカワの「北」はどちらか
JAXAトップページの頭に、最新の「はやぶさ」情報へのリンクが入るようになった。素晴らしい。この調子で、どうやったら効果的に情報を一般に届けられるか考え、実践していけば、きっと本番の着陸2回では、普通の人でもかなり楽しめることになるのではないだろうか。
本日のリリースは一件。
・イトカワの「北」はどちらか:10月31日
小惑星の自転軸はあっちをむいたりこっちを向いたりしている。必ずしも天の北極を向いているわけではないし、地球とは逆回転していることもある。
さて、その時「北」をどうやって決めるのか。どんな星でも、方面の地図を作製したら、東西南北を決めてやる必要がある。でなければ、「その地形のちょっと北」というような会話すらできない。
天の北極を北とするのか、それとも…
詳細はリリースを読んでもらうとして、「北」の決め方を、別の説明方法で書いてみるとしよう。
あなたが、その小惑星の上に立っているとしよう。ぐりぐり小惑星が回っているので、星は地平線から姿を現し、やがて反対側の地平線に消えていく。
太陽はそうとは限らない。自転軸がどっちを向いているかで変わってくる。しかし星は必ず昇り、そして沈む。全天どっちを向いても、星は存在しているからだ。
そこで、星の登る方角を東、沈む方角を西とする。そうすれば自ずと北と南も決まる。
応用問題として、自転軸がどっちを向いているかで、小惑星表面から見た太陽は、どのように動くかを考えてみよう。
さらにちょっと詩的な応用問題。サン・テクジュペリの「星の王子さま」には、ガス灯とガス灯点灯夫だけの小惑星が出てくる。どうやらこの星は地球と同じく、天の北極方向を向いた自転軸を持っているらしい。
が、もしこのガス灯とガス灯点灯夫だけの小惑星の自転軸があっちゃこっちゃを向いていたら、ガス灯点灯夫は、どんなタイミングでガス灯を付けたり消したりすることになるのだろうか。
色々な場合を想定して考えてみよう。
今日のリリースは、マスコミ的に言えば「小ネタ」と言う奴。でも、これでいいと思う。毎日大ネタがあるわけでもないし、大ネタばかりを連発しても、慣れがきてインパクトが減ってしまう。
毎日情報を出し続けて、興味を持った人が、1日に一回「なにか出ているかな」とホームページを見にやってくるようになれば成功なのだ。
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