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2006.02.09

今井紀明氏のblogが炎上する

 昨年末に普通の20歳には許されるバカな行い(それは成長に必要な行為だったりもする)が、彼の場合思わぬ非難を引き起こす可能性がある。と書いたのだけれども、懸念が現実化してしまった。

 今井紀明氏がblogで、イラク人質事件当時に実家に届いた匿名の批判の手紙を公開しはじめた。

批判、中傷の手紙を公開 イラク人質事件の今井さん:共同通信2月8日

今井さんは公開について、気持ちに一つの区切りがついたからと説明。「事件については誤認も多く、問い直すきっかけになればと思っている。家に届いた手紙の約9割は匿名。批判するのは構わないが、匿名はフェアではない」と話している。  ブログのタイトルは「向き合いの中から生まれるもの、それは対話」。

 その結果がどうなったかといえば、2月9日午後現在、「向き合いの中から生まれるもの、それは対話」は、アクセス過多で閲覧不可能に。もうひとつのblog「今井紀明の日常と考え事」のコメント欄は炎上状態になっている。

#2月9日午後8時注:こちらから「向き合いの中から生まれるもの、それは対話」の内容を読むことができる。

 一個人の感想を述べるなら、「何をまた智恵の足りないことを」ということだ

 今このタイミングで、匿名の手紙を公開すれば、「自分のやったことには反省その他の言及なしで『自分はこんなにひどい目にあったんだよ」と主張している』と受け取られることは、自明ではないだろうか。
 文章を書いて事実を伝えることを職業とするなら、そのように受け取られるということを前提として、なおかつ相手に真意が届くような情報の出し方を考える必要がある。
 が、実際に彼がやったのは、あまりに若い、下の下といえる方法だった。

 この件に関して今井氏は迷惑をかけて申し訳ありません、ただ少し聞いていただきたいですという記事を2月8日付で公開している。

しかし、手紙や今僕のブログに書かれた言葉を見るように、当初僕は「死ね」「バカ」「きもい」など多くのことをいわれました。そして、今日もです。  そういう言い方の批判はあるのでしょうか。最近はネットで誹謗中傷を受けた被害者の方などにも会ったりしていますが、面と向かっていえる「言葉」なのでしょうか。もちろん、匿名は悪い面ばかりではないと思います。しかし、匿名だから批判できる(言葉が極端になる)というのはいささか考えたほうがよいのではないか、とあの事件を通しては思います。  反省しているか反省しないかは受け取る方の判断に任せますが、そういったリンチ的なものに関しては違和感を持たざるを得ないのではないでしょうか。

 上記のように書いてしまえば、「お前が言うか」と、ネットの悪意を一層引き出すだけだろう。

 事態は起きてしまった。後は彼の運と生命力の問題だ。それらが旺盛なら、批判すら取り込んで彼は成長するだろうし、そうでないならつぶれることになるだろう。

 とりあえず私のコメントはおしまい。トラックバックも送らないことにする。以後、よほどのことがない限り、今井氏については書くことはないだろう。

 しかし、彼に助言する大人はいなかったのだろうか。

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Comments

遅ればせながら、コメントします。

今回の記事を見て、松浦さんに少しがっかりしました。(失望しました!!)

(彼に対して何か裏で、色々と御指導なさっいるかもしれませんが。)
今回の松浦さんの記事、婉曲的な表現で
「あ~あ。。君なやっぱ青いなあ。世間知らずのおばかさんだね。>>今井君」
というニュアンスの事を、さも、識者よろしく書き立てている様にしか見えない。。
#私の視点がおかしいのでしょうか?

個人的には、これでは、無責任な大人の投書と同じに思えます。極論すれば、今井君のサイトに「死ね、バカ、きもい」とカキコしている「あふぉな輩」と同類。。

まあ、松浦さんが今井君に対して「指導・サポートする意思は無い。関わる気はもうとう無い。」という事を意思表示した。と解釈して読めば良いのかもしれませんが。。

Posted by: てらぽん@藤沢 | 2006.02.10 06:46 PM

 てらぽんさんにこう書かれてしまうあたり、私の文章の伝達力もまだまだ足りないなあ、と思います。

 以下、少々言葉を費やして補足しますね。

 彼は曲がりなりに成人と認められる20歳という年齢であり、自らジャーナリストを名乗る人物です。
 しかも私と直接の面識もありません。

 彼と主義主張、あるいは事実関係でぶつかるなら、もっときちんと議論します。が、今回は彼の主義主張以前の、社会に対する態度が問題となっています。

 私は過去2回、ネット上で見る彼の態度を分析し、この場で書きました。これだけでも一人前のジャーナリストに対してなら書きすぎと言えるほどの非礼です。

#このあたり、「彼が本当に一人前か」という微妙な問題があるわけですが。

 これ以上書けばそれが私の正直な感想であっても、個人攻撃となりかねない——私はそう判断していました。もしも書くならば、きちんとした彼に対する取材が必要でしょう。
 ですから、本当はこのような記事を書くつもりはありませんでした。

 ところが、彼があんな事を始めてしまったので、過去に2回記事を書いた関係上、ここを読む人へのフォローが必要と判断し、この記事を書いた次第です。
 同時に、これ以上は書かないことをはっきりさせたわけです。

 過去に一度、彼のblogにはトラックバックを張っています。当ページのアクセスログを見ると、彼のページから飛んできている方が相当数おられます。今井氏はまめに自分のページを読んでおられるようなので、当ページの存在も知っていると判断しました。
 今回トラックバックを張らなかったのは「事を起こすなら、もう一度当ページを読みに来るのが、ジャーナリストと名乗る以上、取材の初歩として当然だろう」という判断がありました。

 てらぽんさんが、「これでは、無責任な大人の投書と同じに思えます。」とお書きになったので、以下に、あえて私の意見をもう少しだけ付け加えることにしましょう。

 今井氏は、なにはともあれ、あの文章をなんとかしないと今後ともフリーのジャーナリストとしてやっていくのは非常にきついと思います。まったく文章上の訓練ができていません。あれでは誤解が広がるばかりです。

 ジャーナリストの文章は、武器です。最小限の文字数で最大限の意味を伝えるように、常に気をつけなければいけません。彼にはそれができていません。

 私は14年の雑誌社勤務で、やっとこさその文章力を身につけましたが、それでもまだまだ改善の余地が多々あるのは、このページに見るとおりです(ああ、恥ずかしい)。

 今井氏は、イラクに行く以前、「週刊金曜日」に寄稿していたそうですが、同誌の編集部は一体何をしていたのでしょうか。あの文章が出てきたなら、突っ返して書き直させるのが、真の愛情であり教育です。プロの現場で書き直しによるOJTをうけていたなら、あんな文章は書かないはずなのです。

 もしも週刊金曜日の編集部が、彼の文章をそのまま受け取っていたのなら、真摯な高校生に対して、なんともひどい怠惰だと言わざるを得ません。

 正直、例えば彼が私の部下だったり知り合いだったなら、もっときびしいことを書きます。しかし、20歳の男がジャーナリストを名乗って立った以上、ネットで彼の文章を知るのみの者としては、自ずとできるアドバイスも限られます。
 すでに2回、記事を書きました。それ以上、言えることはないし、言うべきでもない、というのが私の判断です。

 以上が、この件に関する私の態度です。てらぽんさんに、納得して頂けるかどうかは微妙かな、とは思いますが。

Posted by: 松浦晋也 | 2006.02.11 01:25 AM

松浦さん

ご丁寧なレスポンスありがとうございます。
#ジャーナリストから見たら小生は一般人「オヤジ」に過ぎない筈ですが。。詳細なコメントを出して頂き、感謝です。m(_ _)m

>まあ、松浦さんが今井君に対して「指導・サ
>ポートする意思は無い。関わる気はもうとう
>無い。」という事を意思表示した。と解釈して
>読めば良いのかもしれませんが。。
>
松浦さんの補足コメントを読んで、上記小生のカキコに関連し、松浦さんの意思と上記の私メのカキコ内容はほぼ合致しているのかな?と勝手ながら解釈・理解しました。
「今井君が(自称ながら)フリージャーナリストを名乗る以上、自分で勉強・修行して自己理解を深めていく以外に手段が限られる。というニュアンスで。そして、
『(本人が自己認識しなければ)サポートすらもできない。』
という意味で。。。
#要するに「自分で、視野を広げて勉強し、文書力もしっかり身に着けなさい!。それが最初の一歩ですよ!」。って意味合いで。。

(松浦さんのblogの昨年12月に今井君のサイトが再登場して以来、小生も何度か彼のサイトをアクセスしていますが。)
松浦さんの御指摘通り、確かに、彼のblogは
『読みづらい!!(文章が支離滅裂。。)』
 ↑
あえて言わせていただければ、
一般の「個人blog」(ネットゲーム系日記とか、趣味の日記等)と比較して大差ないサイトとなっているのが現状です。
(松浦さんの視点では、それが、『「ジャーナリストの情報公開サイト」としては不合格』との印象・評価になるのですね。)
#今井君のblogに関しての私見ですが、
ページのデザインに関しても、「カラーリング」よりも「読みやすさを重視」した方が良いな。と思いました。

(「週刊金曜日」に今井君が連載してた記事の内容に関しては、申し訳ないですが全然把握してなかった次第なんですけども。。)
一応、今井君はジャーナリストとしての練習(お勉強)を少し齧っていた訳なのですね。
#それが、ジャーナリストのOJTとしての価値が合ったかどうかは置いといて。。

プロ(ジャーナリスト)の視点で冷静な評価をしたのが、松浦さんの記事だったのですね。
#小生には、それが冷淡な視線と感じたのですが。(実はそれが、プロ(松浦さん)から、自称プロ(今井君)に対しての視線という意味あいだったのですね。)
#なかなか、書き手の意図した文書の裏までを理解解釈するのは難しい。。

私見を書かせていただきますが。
今井君ほか3名の直面したイラク事件に関して、彼らの行動について、小生は一応の評価をしています。
(結果的には「若気の至りの無謀」となってしまったのは事実であるが、)一般大衆の若者(平凡な日本人の若者連中)が持って無い行動力&エネルギーを発揮してくれた。という意味で評価しています。
#残念ながら、「行動する為の段取り&作戦がダメダメだった」故に、社会に迷惑をかける事となってしまった。これは当事者とって不本意だったでしょう。
#↑それゆえに当事者が、「平凡な日本人の若者連中&島国日本に安穏としている中年世代」から無責任な揶揄・攻撃(人権無視とも取れる様な無責任な罵詈雑言)を受ける結果となってしまったのはもっと残念。(何だかんだ言っても、世相・世論は冷淡なものです。)

今井君が今回の逆光を撥ね付けて、ジャーナリストとしてしっかり勉強した上で再登場してくれる事を個人的には祈っています。
(彼の行動力、エネルギーに期待。ですね。)

Posted by: てらぽん@藤沢 | 2006.02.11 05:07 AM

てらぽん@藤沢 さんは頭が悪い方面の方ですね。結局松浦さんの話は何も理解できていないですし。
いくつの言葉を費やしても一種の宗教にはまっている人に対して説得することなど不可能でしょう。
おかしな雑音は無視するに限ります。

てらぽん@藤沢さんが見ていたら、身の程を知って、他人のページを荒らすな、と言っておきます。

Posted by: 本当に通りすがり | 2006.02.11 02:09 PM

本当に通りすがりさん

 「通りすがり」という匿名を使って「頭が悪い」なんて言葉を使っちゃいけませんよ。
 しかも「他人のページを荒らすな」なんて書いたら、2ちゃんねるなら即座に「オマエモナー」とレスが付いちゃうでしょう。

 今井氏については、色々言いたい方は多いでしょうが、基本は自分のページで書いて、彼のところにトラックバックをかけるというのが真っ当なやりかたでしょう。それほどでもなければコメント欄を使うということで。
 まあ、「通りすがり」は、匿名デフォの掲示板でなければ、あまりほめられたことではないでしょうね。私としては、自分のページではなるだけ、固定ハンドルか実名で出てきて欲しいところです。

 だいたい、ここのコメント欄で論戦になるというのは、喧嘩見物の物見高い野次馬が、また喧嘩を始めるようなもので、あまり格好いいものではないです。

Posted by: 松浦晋也 | 2006.02.11 03:29 PM

今井さんの言動について少々。

彼のブログを見てどうも私小説とルポライティングが入り混じった感がある。
私小説なら自分の内面を描くことは必要で、文の構成上も大きな意味がある。

しかしジャーナリズムでは重要な観察者の視点で「今は韓国の女友達の所にいる」という記述をのせるのは私小説の書き方ではないか?
自分自身を第三者が見ているという客観性を出したいのかもしれないが、結論から言うと失敗している。

私自身ジャーナリズム論を専攻したわけではないし、メデイアの本流にいるわけではないが、どう見ても彼の文はルポものではないと判断した。

当時彼の活動を取り上げほめたたえた報道関係者の「あとは野となれ」式の無責任は言うまでもないが、だからこそ「純真な自分はだまされました。こんな批判や中傷にさらされています!」という単純な説明ではすまないだろう。

自分が情報のフィルタリングをしたくないというのなら、ビデオカメラを片手に撮影してもいい。無論、編集や撮影時の構図で事実を意図的に映さないという芸当もできるが・・・・

これからも今井さん自身「見知らぬ明日」を体験していくだろうが、さらに自分から進んで新たに体験していくきっかけを作った。

あとは彼自身の責任である。


Posted by: DVDを見せたがる男 | 2006.02.11 09:51 PM

松浦様

上記私の書き込みは、松浦様の記述と重なった部分が多いと思います。
私の書き込みが重複または書き写しであると感じた場合は削除願います。お願いします。

Posted by: DVDを見せたがる男 | 2006.02.11 10:04 PM

本当に通りすがり さん
>てらぽん@藤沢 さんは頭が悪い方面の方ですね。・・・

はてーー。。(・ω・;;)
小生の文章力の無いのは事実ですが。。
頭のよしあしとか宗教信者とか、よくまあ、其処まで言い切れる事で。。貴殿はおよそ、宇宙的IQの持ち主なのかなあ。。(@@)
#まあ、小生が学生時代に(COSMOSのTVシリーズを見て)、信者みたいにカール・セーガン博士に傾倒していたのは事実ですけどね~。
(^へ^;;)
#今だに宇宙開発とかにロマンを感じてるワイワイやってる宇宙オタなのは、その頃からかも。。

 松浦 さん
御意見&フォローありがとうございます。
今回の今井君の件、きっかけを作って頂いた結果となりまして、感謝いたします。
とりあえず、本件に関しては、以後、松浦さんのサイトに書き込むのは無しにして、今井君のサイトに直接コメントする様にいたします。

Posted by: てらぽん@藤沢 | 2006.02.12 08:10 AM

ただものではないですな。

松浦氏~~~・・・/←てらぽん氏→/今井氏。

こんな感想です。

年配。 小生。 自論。 !!。

それでアホやバカの発言とは。
私のように野次馬ではないのですから・・・。
あとは、通りすがりさんと同意です。

松浦様失礼しました。

Posted by: レインマン | 2006.02.12 08:40 AM

>てらぽん@藤沢氏「一般大衆の若者(平凡な日本人の若者連中)が持って無い行動力&エネルギーを発揮してくれた。という意味で評価しています。/#残念ながら、「行動する為の段取り&作戦がダメダメだった」故に、社会に迷惑をかける事となってしまった。これは当事者とって不本意だったでしょう」

以前このブログのコメント欄で行われたはやぶさ論議のとき、「ろくな地上試験もせずに無謀な計画を実行した」「稚拙な失敗を誤魔化し、野心的な意義だけを強調する事で、自己保身している」といった非難が数多く出ました。
これは、はやぶさ否定派に、「はやぶさプロジェクトは、上記てらぽん@藤沢氏の文章にあるような価値観の元に実施されている」という先入観が、少なからずある事に起因しているように、私には感じられます。もっとうがった見方をすると、常日頃から、上記てらぽん@藤沢氏の文章にあるような価値観を苦々しく思っている人たちが、はやぶさの「失敗」に過剰に反応した──と解釈するのも、あながち荒唐無稽とは言えないと思っています。

個人的には、失敗する・社会に迷惑をかける事が当事者にとって不本意なのは当たり前の事であり、その事をもって温情酌量するのは行き過ぎだと感じます。ましてや、失敗した・社会に迷惑をかけた原因が「行動する為の段取り&作戦がダメダメだった」のならば、非難は当然でしょう。失敗・迷惑の影響が広範囲かつ多大であれば、それだけ非難の声は大きくなるだろうし、なるべきです。それを、「並外れた行動力で平凡な人には出来ない事に挑んだ」と持ち上げるのには、正直、感心しません。

はやぶさは、本当に長い期間、様々な状況を想定した周到な準備を行っていたし、現場での想定外の事態にも、叡智を結集し対処し、どんどんと運用改善・トラブルシューティングしていった姿を、我々は見る事が出来ました。仮に、探査機がこのままロストしてしまったとしても、膨大な成果が得られ、貴重な教訓が活かされる事を、間違いなく期待できます。
一方、興味本位の動機で無謀かつ軽率な行動をした結果が、多方面に多大な迷惑をかけただけに終わり、何の成果も成長ももたらせないのだとしたら、その行動のどこをどう評価すれば良いのか、私には分かりません。

これまでの宇宙開発計画では、「こんな凄い事に挑戦する」「こんな事が解明される」「こんな便利な事が可能になる」といった事ばかり強調されてきた感があります。今後は、教育的な配慮も鑑み、「単に科学者・技術者の興味本位で行われる無謀かつ軽率な計画」ではないという事もしっかりと意識して広報すべきなのかも知れません。特に、世界初となる新技術への挑戦の場合、「世界初の挑戦・成功」を強調したい為か、「実は地上でこれだけテストしてます」「具体的にこれだけの確信の上で挑みます」という点が事前に今ひとつ十分伝わっていなかった気がしないでもありません。

松浦晋也氏は、現在、『はやぶさ本』の構想を練られている、もしくはすでに執筆している状況だと思いますが、政治的な面だけではなく純粋な技術開発的な視点から、(ターゲットマーカーの開発の話や、サンプル回収方法の検討の話など)開発段階での「こんな事まで想定するか!?」という徹底した議論や、「ここまでやるか!?」という念入りな事前テストの話なども、(『プロジェクトX』のようにあまりに我田引水的な情緒的に過ぎた文章ではなく、あくまで松浦氏らしい視点で)丁寧に描いていただけると期待しています。
『はやぶさ本』は、技術者には、大きな刺激とモノ作りへの揺るぎない誇りを、一般の人々には、「プロ」の技術者に対する尊敬と親近感を与える事が出来る高いポテンシャルを秘めていると、(勝手に)考えています。


余談ですが、誤解される前に釈明しておきます。

>てらぽん@藤沢氏「↑それゆえに当事者が、「平凡な日本人の若者連中&島国日本に安穏としている中年世代」から無責任な揶揄・攻撃(人権無視とも取れる様な無責任な罵詈雑言)を受ける結果となってしまったのはもっと残念」

特に強調しておきたいのですが、非難に値するモノを非難する事と、非難の方法は、全く別問題だと、私は考えています。非難に値するモノに対して非難の態度を表明するのに特別な資格が必要とは思いません(それが不当な非難なら無視されるか論駁されるかだけでしょう)。しかし、どれほど非難に値するモノだとしても、どんな手段で貶めても良いというわけではありません。「目的と手段」は全く別の問題です。私個人は、どんなものであれ、誹謗中傷や罵詈雑言・犯罪行為を擁護するつもりはないという事は、明記しておきます。
なお、私個人は、日本国内で平凡に安穏と過ごしている者です。その事だけをもって、私の言動が、説得力を持ち得なかったり、無責任なものだと受け取られるのならば残念です。

Posted by: 藤野一宏 | 2006.02.12 08:19 PM

私の2/11のコメントで、藤野さんに誤解を招いてしまった様です。
#文章表現力が稚拙ゆえ、誤解を招いた事は、平にお詫びいたします。
この場をお借りしてもう1度だけコメントさせていただく事を御容赦ください。>松浦さん

まず、私の下記文書に関して、藤野さんの誤解と嫌悪を招いてしまった様です。
----------------------------
(結果的には「若気の至りの無謀」となっしまったのは事実であるが、)一般大衆の若者(平凡な日本人の若者連中)が持って無い行動力&エネルギーを発揮してくれた。という意味で評価しています。
 <以下に続く#付きの文面は別途補足説明するので省略>
----------------------------
私の本意は下記の通りです。

(1)イラク事件当事者3名の「考え方」「行動内容」に関して、私が
 『並外れた行動力で平凡な人には出来ない事に挑んだ』
と評価・賞賛している。と、ご理解・ご解釈なさっておられる様子ですが、これは全く誤解です。

 私が、彼らの行為を評価している(原文で私が「一応の評価」のしている範囲)とは下記の2点です。
 ・イラク情勢に敏感に反応し、「何かしなくてはいけない」と思い立ち、実際に彼らなりに自主的に勉強(研究)をしていった事。
 ・海外ボランティア活動としての何らかの行動を起こそうと自分から進んで企画・立案した事。

「ボランティア精神」を実践する行為として、上記2点の行為(志の部分とも言える範囲)までは評価できると個人的に考えた次第なのです。

しかしながら、今井君ら3名の行動が良くなかった点(国際社会に大迷惑をかける結果となり、評価出来ない点)は下記の3点だったのでは?
と私見ながら、これも思っております。
 ・年長者/専門家(国際情勢の識者、および、外務省の専門家)の意見を取り入れず、独自の調査結果で行動を起こしてしてしまった事。
 ・「現地に行って何をやるのか」まで、綿密に計画を練り上げて居なかった様に見える事。(現地に行けば何とかなる。という風なニュアンスにで計画してたのでは?)
 ・現地の支援団体との連携・連絡について綿密な計画案が無かった様に見受けられる事。(そこまで、彼らの思慮が及んでいなかったのかも知れませんが。)
 
#事件発生当時、欧米各国のボランティア団体は、『識者(専門家や各国の調査タスク)からの情報・綿密な指示等』に基づいて、イラク国内での活動を中断していましたよね。

結果的に失敗大迷惑な行為であったのは事実ですが、私個人とては、彼らの「志の部分」だけは評価してあげたいと思っている次第なのです。

(2)
-----------------------------------
#残念ながら、「行動する為の段取り&作戦がダメダメだった」故に、社会に迷惑をかける事となってしまった。これは当事者とって不本意だったでしょう。
-----------------------------------
この文面は上記(1)に述べた通り、今井君ら3名の「志の部分」だけは評価してあげたい。と考えているが故に記載した私見です。(誤解を招く表現であった事はお詫びします。)


(3)
事件当時から現在に至るまで、心無い連中のリンチまがいの行為(特に、言葉の暴力)が今だに続いている様に見えます。
これに対して、私自身が憤りを感じておりまして、その意味合いも込めて書かせていただいたのが、下記の部分です。
-----------------------------------
#↑それゆえに当事者が、「平凡な日本人の若者連中&島国日本に安穏としている中年世代」から無責任な揶揄・攻撃(人権無視とも取れる様な無責任な罵詈雑言)を受ける結果となってしまったのはもっと残念。
-----------------------------------
実際、当事者の方は国からの経費賠償請求を喰らったり、海外渡航制限等の制約が付加されたり、いろいろな制裁措置を既に受けておられるご様子ですよね。(不勉強で申し訳ない。詳細はよく知らないのですが。)
しかしながら、「彼ら3名は決して犯罪人ではない。」
(「海外渡航禁止」を喰らってた可能性はあるのかもしれませんが、他には国際法、国内法のいずれでも、何もペナルティー(刑事罰)を受けていない筈です。)
社会的に大きな失態をしたのは事実ではありますが、彼らは我々と同じ普通の日本国民(一般市民)なんです。
それにも関わらず、同胞(日本人)から、犯罪者呼ばわりのリンチを受け続けているのが現状である様に思えます。
たしかに、彼らは日本国内&国際社会に対して大迷惑となる大失態をしでかした。
でも、この失態ゆえに彼らは「日本国民とし抹殺されるべき」なのだろうか?
私は、「否」と考えます。失敗から学び、やり直し、次の行動を起こす権利は彼らにもあります。
一般世論の心無い(人権侵害とも言える様な個人あての)攻撃が未だに続いている可能性がある訳です。
#今回の場合、松浦さんが御指摘の通り、今井君の立ち回り方に思慮不足があったは事実かも知れませんが。

とくに、ネット世界での無責任な攻撃は目に余るものがあります。書き手が匿名である事を盾に取って、無責任な言動・人権無視の書込みが多く成されているのが現状です。相手の生活・自由を脅かす悪質な攻撃ケースもある様子ですね。(残念な事に、いわゆる壺の一部の無責任なネットユーザに、この手の無責任かつ攻撃的な書込みが多い様です。)
#今のシステムでは匿名だって書き手の特定は簡単に出来るんですけどね。

藤野さん曰く
「私個人は、日本国内で平凡に安穏と過ごしている者です。」

これを言うのであれば、私も、「日本国内で平凡に安穏と過ごしている中年サラリーマン」です。
私が憤りを感じているのは、藤野さんの様な主義主張を持っている方達に対してでは無いです。 
#藤野さんに誤解を与えてしまった点はお詫びします。

私が憤りを感じているのは、ネット世界の例で述べさせ頂いた様な下記の心無い連中です。
「個人的な『確固たる主義・主張』も持たずに、都合の良い事や煽りネタを無責任に自己満足目的で述べ立てて来る輩(いわゆる、厨房ですね)」
「書き手の「匿名発信」を悪用して、(メールや郵便物で)無責任かつ非人権的な言葉の暴力を浴びせてくる輩 (←この手の輩の確信犯には、私と同世代or年配の人も多数含まれてのではないでしょうか。)」
こう連中を意図して先のコメントでは、
「平凡な日本人の若者連中&島国日本に安穏としている中年世代」と記載しました。
#この表記内容に誤解を招く表現・非礼な内容でがあった。というご指摘についてはお詫びいたします。

(補足)
「はやぶさ」の例に関しては、適切な回答が出来ない次第なので、これだけ書かせていただきますが。
・今井君ら3名の当時の行動を「はやぶさ」プロジェクトで比喩したばあい、こんな喩えになるのかなと思います。
『探査機とM-Vロケットを図面通りに組み上げて、其のまま(何ら、製品検査・動作試験・運行プラン検証もせずに)打ち上げ実施』

Posted by: てらぽん@藤沢 | 2006.02.13 05:17 AM

>『探査機とM-Vロケットを図面通りに組み上げて、
>其のまま(何ら、製品検査・動作試験・運行プラン
>検証もせずに)打ち上げ実施』

全然違うでしょう。
「設計らしい設計もせず、まともな観測機さえついていない、行ったとしても何も出来ないロケットをとにかく打ち上げ、失敗したら宇宙開発全体からの撤退を求めた」ではないでしょうか。
他の人から見れば、むしろ最初から失敗して宇宙開発そのものを断念させるために打ち上げた、またはわざと失敗したように見えて当然ではないでしょうか?
勝手なロケットを打ち上げてくれと誰が頼んだ訳でもないのに、何の根拠があって宇宙開発そのものを断念せよと言う権利を持っているのか、ということです。

Posted by: 三木俊一 | 2006.02.13 11:25 AM

>失敗から学び、やり直し、次の行動を起こす権利は彼らにもあります。

その通りですが、今回のメール公開件を考えても、彼らが反省し、失敗から学んでいる様子はまるで見えませんが、あなたはどのように考えますか?
彼らは犯罪者ではない、と言いますが、法律の解釈によっては犯罪者となった可能性も大きいです。
それほど彼らのしたことは犯罪に近いと思います。だいたい、血税を個人の為に何十億も使い回したら、普通は一生返済を続けなくてはならないでしょう。
なぜ彼らをそのようにイノセントな者として見られるのか不思議でしかたありません。

そして、擁護している人もその態度が気持ち悪いですね。日頃自分の小ささに鬱々としている小市民、それこそ「平凡な日本人の若者連中&島国日本に安穏としている中年世代」が「自分に出来ない大きな事をした」というただ一点のみで評価しているように見えます。小さな自分を無謀な人間と重ね合わせ溜飲を下げただけではないでしょうか。
それはあなたの嫌いな連中と全く同じ心証だと思います。

Posted by: 織田啓介 | 2006.02.13 11:38 AM

非常に論理的な議論を展開されている中、雑な文章で申し訳ありませんが、少し、発言させていただきます。
イラクで数多くの国の人々が人質となる中で、人質になった人たちにここまで、冷たく当たるのは、日本だけなのではないかという気が致します。
もうちょっと、視野を広げてみることと、他人に対するいたわりを持つことが必要なのではないでしょうか?

Posted by: 松下竜介 | 2006.02.13 10:35 PM

誤解があるようですが、私は、仮に今井紀明氏の件について何か言いたい事があっても、ここに書く事はないと思います。付け加えるならば、私としては、今井氏個人に何ら興味はありません(その意味で、この件について私が何らかの主義主張を持っているなどと思われるのは心外です)。

先のコメントで私が書いた事は、長年宇宙開発を追ってこられたジャーナリスト・松浦晋也氏への、一ファンとしての期待と要望だけです。まとめるなら、次の2点になるでしょうか。

1.これまでの(少なくとも近年の)宇宙開発プロジェクトの多くは、大きな「志」を持って企図されたものではあるが、決して、「無謀な挑戦」でも「軽率・拙速な行動」でもない、まっとうな技術者精神・冒険者精神に則って、慎重に検討され周到に準備されたものである。しかし、今回のはやぶさ論議で、この点を誤解されている方が非常に多くいる事が分かった。したがって、無用な誤解を避ける為にも、技術者には大きな刺激とモノ作りへの揺るぎない誇りを、一般の人々には「プロ」の技術者に対する敬意と信頼感を与える為にも、松浦氏の次の著書では、ぜひ、この点をも深く取り上げ、しっかりと描いて欲しい。

2.とは言え、「志」は高くとも、現段階では技術的検討の見通しが甘すぎたり、費用対効果等の議論が不十分ではないかと思わざるをえない計画が皆無なわけでもない。この点については、いたずらに「志」の高さや未知への挑戦者精神を褒め称えるような事は決してせず、厳しい目で評価し、しっかりと非難して欲しい。

最後に、これら松浦氏への期待と要望とは全く別の話として、私個人は、どのような動機であっても、目的の為に手段を選ばぬ行為を擁護するつもりは絶対にないという事を明記しました。

以上3点の他に、先の私のコメントから何かを感じられたとしたら、それは私の意図しない深読みというものです。特に、「喧嘩見物の物見高い野次馬が、また喧嘩を始める」きっかけを与えてしまったのだとしたら、大変不本意です。

Posted by: 藤野一宏 | 2006.02.13 10:41 PM

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