財務省のご意見箱に投稿する
10月20日のロフトプラスワン「はやぶさは飛翔した」においで下さった皆様、どうもありがとうございます。そして関心を持ってくれたけれども事情があり来られなかった皆様、また機会を作りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
参加された方は、現在「はやぶさ」同型機の「はやぶさ2」の予算折衝中であること。状況がなかなか厳しいことを聞いたと思う。
そして、実現のためにどこにメールするのが有効かといえば、財務省ではないか、ということも。
調べてみると財務省ホームページに、きちんと「ご意見箱」という投稿フォームがあった。
そこで、イベントで口先だけ言いっぱなしというのもいけないと思い、意見箱に以下の投稿をしてきた。
予算折衝となると、財務省主計局の文部科学省担当の主計官が相手となるのだろう。ただし1人とは限らない。というわけで、宛先は「主計局文部科学省担当御中」とした。項目は「予算・決算」だ。
主計局文部科学省担当御中
私は、ノンフィクション作家として日本の宇宙開発を調べているものです。
仕事の中で、来年度予算において、独立行政法人・宇宙航空研究開発機構(JAXA)・宇宙科学研究本部(ISAS)が企画した小惑星探査機「はやぶさ2」の2007会計年度における予算獲得と計画立ち上げが非常に厳しいということを知りました。
「はやぶさ2」は、第20号科学衛星「はやぶさ」(MUSES-C)の同型機です。「はやぶさ」は2003年5月に打ち上げられ、2005年11月に、小惑星「イトカワ」に対して土壌サンプル採取のためのタッチダウンを敢行しました。
「はやぶさ」による小惑星探査は、世界に誇るべき成果を挙げました。アメリカの論文雑誌「Science」は、2006年6月2日号を全冊「はやぶさ」の科学的成果で特集を組みました。
「はやぶさ」が探査した「イトカワ」は岩石主体のS型小惑星でした。「はやぶさ2」は、炭素が主体のC型小惑星の探査を行う予定です。
地球や火星のような大きな惑星は、はるかな過去に地殻変動や溶融があったために太陽系初期の状態を失っています。しかし、小惑星は太陽系の始原そのままの状態を保っています。組成の異なる複数の小惑星を調べることにより、太陽系、ひいては我々の住む地球の来歴や未来に関する基礎的な知見を得ることができます。それは人類の未来に対する、大きな貢献となるでしょう。
さらに、日本が「はやぶさ」によって世界で初めて挑んだ「小惑星の土壌サンプル採取」は、多くの日本国民に知的興奮と感動を与え、世界に日本という国の存在を示しました。
小惑星への飛行には、地球と小惑星の位置関係から来る打ち上げ時期の制約があります。
「はやぶさ2」は、その目的地を「1999JU3」というC型小惑星とした場合、2010年11月の打ち上げが必要です。探査機の製造とテストにかかる時間を考慮すると、2007会計年度からの予算措置が必須です。
「はやぶさ」の成果を見て、米欧はその成果をしのぐべく、新たな小惑星探査計画を立ち上げつつあります。
2007年度予算における「はやぶさ2」開発開始を一国民として希望し、財務省の配慮を願います。
同時に、「はやぶさ2」予算化が、その他宇宙計画に影響を与えない形で行われることを希望する旨、付記するものです。
財務省に直接意見するのには抵抗感もあったのだが、考えてみれば彼ら財務官僚が分配しているのは、元を正せば我々が支払った税金だ。だったら、金の使い方に意見することも躊躇するまでもあるまい、と思った次第。
「なに勝手なことやってやがる」とか「松浦は、ISASをひいきするのか」とか、色々意見はあるだろう。
が、正直なところ、単純に私は見たいのだ。
「イトカワ」がどんなところか、「はやぶさ」が行ってみるまで分からなかった。あんなところだとは事前に想像すらできなかった。去年9月から11月にかけては、「はやぶさ」が送ってくる画像に興奮しっぱなしだった。
「はやぶさ2」は、「イトカワ」とは異なるC型小惑星に向かう。
これはもう、見たいじゃないか。小さなC型小惑星がどんなところか。まだ世界の誰一人として知らないのだ(やや大きめのC型としては、1997年にアメリカのニア・シューメイカー探査機が、小惑星「マチルダ」に対してフライバイ観測を行っている)。それは、またも最上級の知的興奮を与えてくれる体験となるだろう。
だとしたら、「はやぶさ2」実現のために、税金を払っている日本国民として、財務省に意見する程度は許されるだろう。
もしも、私に同感の方がおられたら、そして財務省に意見することにためらいがなかったら、「はやぶさ2」実現にむけて、財務省ご意見箱に、投稿をしては頂けないだろうか。
特に組織票を投ずるというつもりはないし、大量動員を目指した運動にするつもりもない。あくまで「はやぶさ」に興味を持ち、「はやぶさ2」の実現が楽しみだという方が、一人1回ずつということで、お願いしたい。
来年度の予算に一言ということになるので、遅くとも11月中に意見をして頂ければと思う。
#追記:なんでも100通ぐらいの意見が集まると、それなりの存在感を持つそうだ。
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Comments
jmz-yamさんもメール攻勢の事をslashdotでかいてました。
http://slashdot.jp/~jmz-yam/journal/
Posted by: pongchang | 2006.10.24 at 05:45 AM
はやぶさ2に載せたいアウトリーチカメラに関する話題をアップしてみました。
はやぶさ2では、見るだけじゃなくてどんどん一般の人が参加できるミッションにしていきたいですね。
Posted by: akiaki | 2006.10.25 at 10:44 AM
余談ながら、はやぶさミッションはNASAやNSS、米国惑星協会で高く評価されているなど、具体的な外国団体名を入れると効果が高いと思います。
官僚の好みそうな語句を散りばめれば・・・というと何か怪しくなりますが・・・
Posted by: DVDを見せたがる男 | 2006.10.25 at 12:40 PM
小生も、微力ながら、財務省に意見書を送りました。少しでも「はやぶさ2」の実現に役立てれば良いのですが...。
Posted by: ysaki | 2006.10.25 at 01:30 PM
私も、財務省にメールしました。予算がつくと、また夢が広がります。
Posted by: 金木犀 | 2006.10.25 at 11:56 PM
メール攻勢のPermalinkはこちらです。
http://slashdot.jp/~jmz-yam/journal/379515
JAXAの方にもメールをしてみようと思います。
Posted by: jzm-yam | 2006.10.27 at 04:50 PM
松浦さんの記事を読み、私も財務省に意見投稿してみようかと考えています。
ただ、松浦さんの投稿を読んでいて思ったのですが、行政組織の枠組みからすると、直接の担当者にあてて意見を伝えることももちろん重要なことなのですが、行政内部の意志決定にある程度影響力を持っているポストの人が動かない限り、予算化の可能性は上昇しないように思われます。
具体的にその「ポスト」がどこになるのか私には分らないのですが、担当者に加えてもう少し上のポストの方へ向けた発言があってもいいかな、と思います。
Posted by: りさがす | 2006.10.29 at 08:59 AM
2重でトラックバック入れてしまいまして申し訳ありません。
財務省にメールさせていただきました。はやぶさ2、実現してほしいですよね…
Posted by: Spira | 2006.11.03 at 01:29 AM
松浦さん、先程投稿した意見を削除なさいましたが、削除されることを書いたのでしょうか?
書いていたなら以後気をつけますのでご指摘ください。
しかし、この投稿を削除されたり本日中にご指摘が無い時は他のページで件の意見を転載して問題がある投稿なのかを聞いてもらいます。
Posted by: 上杉揚一 | 2006.11.11 at 12:17 PM
上杉さん
先だってのあなたの書き込みは、過去10年近く私にまとわりついているネットストーカー野郎の書き込みに、偶然では片づけられないほどに酷似していました。
彼は何らかの精神的な問題を抱えているらしく、同じネタを飽きもせずにあちこちに投稿しています。また、変名とプロクシを使った投稿が大好きで、当方が押さえている限りでも、彼の変名は本名も含めて十指を下りません。
私の知る限り、彼の愚か者と同じ執着とネタでネットに出没している者は存在しません。
過去、上杉さんの投稿は、その者と文体が酷似していたものの、内容は彼に特徴的な固執とは離れていたので、別人として対応してきました。
が、今回の投稿により、私はあなたに重大な疑念を抱いたということを明言します。
特に出入り禁止とはしませんが、次にあなたがかの者と酷似の投稿を行った場合には同一人物であると判断し、出入りを禁止します。
過去の記録と、機能アップしたココログのアクセス解析機能とを駆使すれば、事実関係は容易に判明するであろうと期待しています。
Posted by: 松浦晋也 | 2006.11.11 at 02:07 PM
わかりました。
私は、日本の縦割り社会から考えて小惑星探査機「はやぶさ2」を実現させるためには、財務省より宇宙科学研究本部(ISAS)と同じ文部科学省傘下の資金源を持つ団体から投稿していくのがよいと思いコメントさせていただいたのです。
松浦さんが本気でこの記事を書かれたのなら「利用できるものは利用すべきだ」ということだけ申し上げておきます。
Posted by: 上杉揚一 | 2006.11.11 at 10:22 PM
過去の上杉さんの投稿を精査しました。
かのネットストーカー野郎は、知能も精神も相当程度にまで不自由らしく、文体から内容に至るまでにおいて、著しい特徴点を約十点ほど抽出することが可能です。
上杉さんの過去の投稿は、もっとも重大かつ特徴的なものも含め5つの特徴点と一致しました。
ここで追放としてもいいのですが、無実の可能性もある以上、上杉さんに対して無碍に振る舞うわけにはいきません。
そこで、今後、上杉さんが、かの心病みの下司ストーカー野郎と、一つでも特徴点が一致した投稿を行った場合、問答無用で出入り禁止とするということにします。過去の投稿もすべて削除します。
すでに5点の一致を見ているので、これ以上の一致が偶然起きることはまずないでしょう。
私の疑念を晴らすべく振る舞われることを望みます。返答は無用です。
Posted by: 松浦晋也 | 2006.11.12 at 02:04 AM
私は松浦氏の意見に反対である。本日、財務省HPに以下の意見を投稿した。
*****
小惑星探査機「はやぶさ2」(はやぶさ後継機)計画は初代「はやぶさ」の最終結果判明後にすべき
*****
私は、次期小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げは、初代小惑星探査機「はやぶさ」の最終結果判明後になすべきと考え、2010年の打ち上げに反対します。初代小惑星探査機「はやぶさ」の最終結果判明後の方が改良すべき問題点が明確になり、効率が良いからです。反省のフィードバックなしに打ち上げるのは財政的に問題があります。
尚、探査機「はやぶさ」は小惑星「イトカワ」近傍に到達したのは事実ですが、着陸に関してはJAXA公開のグラフ(不都合な部分は省略されている)によっても着陸できたかについては極めて疑問であり、JAXAは情報公開が不十分であり、不都合な情報についてデータ隠しの疑いもあります。実際、JAXAが下記HP
http://www.isas.jaxa.jp/j/contactus/index.shtml
で公開している電話番号042-751-3911は警備室のもので派遣社員の警備員が応対に出るので、質問が困難であり、しかも、不都合なデータは、当初は科学雑誌のScience誌の「しばり」を根拠に公開せず、その後、JAXA側は2006年地球惑星科学連合大会
http://www.jpgu.org/publication/cd-rom/2006cd-rom/html/program/session_info/p231.htm
において、データを整理して正確にするためと称して小惑星探査機「はやぶさ」のデータの1年間占有を宣言しました。先週、その1年の占有期間が過ぎたのですが、データ公開に未だに消極的です。国費を投入するからには情報公開を徹底させるべきです。「はやぶさ」はロケット工学的には大成功し、惑星科学的にも小惑星「イトカワ」到達というロケット工学的な成功に付随する写真等の成果はありましたが、それ以外は惑星科学探査として重大な欠陥があります。
http://www.jpgu.org/publication/cd-rom/2006cd-rom/pdf/P231/P231-P014.pdf
http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/Hayabusa/index.html
Posted by: 浅見真規 | 2006.12.04 at 09:33 PM
多くの高額納税者・多額納税企業が松浦氏と同じく次期小惑星探査機「はやぶさ2」早期打ち上げに賛成かもしれない。しかし、それでも早期打ち上げは経済民主主義に合致しないと考える。最終結果判明前に打ち上げるのは非効率で惑星科学的見地・巨大隕石からの地球防衛の見地からも問題があるからである。
経済民主主義的見地からは、多数の金持ち(個人・企業)が早期打ち上げを希望するなら寄付を募って費用捻出すべきである。
尚、私は初代「はやぶさ」がロケット工学的には大成功を収め、それに付随する写真撮影等の惑星御科学的成果は否定はしない。誤解しないでいただきたい。
Posted by: 浅見真規 | 2006.12.04 at 09:48 PM
浅見真規さん
私は2006年6月2日付け「『はやぶさリンク』:イオンエンジンは無事、サイエンス誌で特集
」のコメント欄で以下のように書きました。
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2006/06/post_3e37.html#comments
「私は、浅見さんの論は、「アポロは月に行っていなかった」と同様の、偉大な業績につきもののノイズであると判断します。
以後、浅見さんを含むすべての方に、この話題に関する書き込みを禁止します。私は不毛の議論をこの場で展開することを望みません。この書き込みに対する返事も無用です。
書き込みがあった場合は問答無用で削除します。
浅見さんと議論をしたい方は、浅見さんのホームページ及び会議室にどうぞ。彼にも表現の自由はありますし、彼と議論をしたい人にはその自由がありますので。ただし場所を選んで貰いたいということです。
もしもしつこく書き込みを続ける者がありましたら、アクセス禁止に処します。」
浅見さんが、「はやぶさはイトカワに着陸していなかった」という持論をしつこく書き込み、不毛な議論が起きそうになったため、上記のように書き込んだのでした。
浅見さんは、どうやら上記の顛末を忘れてしまったようですね。
浅見さんによる上記書き込みおよび財務省への投稿は、実質的には「俺の持論」を繰り返しているに過ぎません。
かくして、今回の書き込みから、私及び当blog読者は浅見さんについて、一つの情報を得ました。
「浅見真規さんは、物覚えが悪い」ということです。
物事を覚える能力のない人には、それなりの対応が必要です。
浅見真規さんを今後当blogへ出入り禁止とします。これ以降の書き込みは内容の如何を問わず、そのすべてを問答無用で削除します。
今回の3つの書き込みは、浅見真規さんの物覚えの悪さの証拠として削除せずに掲載しておきます。
もう一度だけ繰り返します。持論の主張はご自身のホームページでなさるように。人々の耳目を引きつけたければ、自分で努力なさることです。ここはあなたのために用意された新聞投書欄ではありません。
Posted by: 松浦晋也 | 2006.12.05 at 02:58 AM