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2008.02.23

パブリックコメントの結果

 もうご存知の方も多いだろうが、文部科学省の「宇宙開発に関する長期的な計画」に対するパブリックコメント、結果が公表された。
 集まったコメントに対して、文部科学省が説明を付けている。

 詳細は以下のリンクにある。

 内容については、「結果概要」を読んで下さい。

 コメントに文部科学省は、きちんと返答している。それは「こういうことなんで納得してね」というもので、「そうですか、では見解を改めます」ではない。

 いつもの官僚の「話は聞きましたよ」という形を作る手段だ。

 しかし、ここで重要なのは、返答を作る過程で文部科学省の実務を取り仕切る若い官僚達がコメントを読み、世間の風に触れ、「何が正しいのか、間違っているのか」を改めて考える機会になるということだ。
 返事を作成する過程で、彼らが「本当は一体どうしたらいいのだろうか」と自問自答する——このことが重要なのである。

 彼らひとりひとりは基本的に優秀だ。また、正しい判断をするための幅広い情報を求めてもいる。そういうところに、世間一般は何を考えているかが届き、改めて彼ら自身が「いったいこれからどうしたらいいのか」を自問自答することの意味は大きい。

 それは今後、正しく未来を目指して足を踏み出すにあたって、大きな意味を持つ。

 今回、コメントを出した方、ごくろうさまでした。パブリックコメントの募集はこれで終わりではありません。今後まだまだ機会はあります。

 前にも書いた通り、官僚組織は非常に動かすのが難しいです。ねばり強く働きかけないと、動きません。

 今回、コメントを出した方も出さなかった方も、次のパブリックコメント募集にも、意見を出しましょう。見たい未来があるなら、まずは足元の一歩から、ということで。

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2008.02.22

宣伝:3月16日日曜日、ロフトプラスワンのイベントに出演します

 ついにロフトの斎藤さんに、こんなイベントを仕掛けられてしまいました。爆発映像てんこもりで、ロケット事故の原因を探っていくイベントです。
 

「ロケット爆発まつり!」
ロケットは爆発する——特に宇宙開発黎明期、ロケットはしゃれにならないぐらいの爆発を繰り返した。
 ちいさな設計ミスや組立の不注意、打ち上げ時の判断ミス、ぎりぎりの設計をしているロケットは、ほんのちょっとしたことでも爆発を起こす。爆発から得られた教訓こそがロケットを進歩させてきた。
 野田司令と愉快な仲間達が、さまざまなロケットの爆発映像を見ながら、ロケット技術を語り明かす。
【出演】野田司令、松浦晋也(ノンフィクション・ライター)、小林伸光(イラストレーター) 、樋口真嗣(監督/予定)、他
Open18:00/Start19:00
¥1500(飲食別)
※当日券のみ

場所:ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 03-3205-6864、地図)


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2008.02.21

宣伝:2月23日土曜日、ロフトプラスワンのイベントに出演します

 恒例のロケットまつり、今回は糸川英夫という人に焦点を当てます。この異常に頭が回り、さわやかな弁舌を誇り、無類の行動力を発揮し、なおかつ性格に問題があって毀誉褒貶が激しかった偉人がいなければ、日本の宇宙開発はずっと遅れ、しかもつまらないものになっていたでしょう。

 林さん発掘の新資料を交え、パイオニアのパイオニアたる資質を探っていきます。

宇宙作家クラブpresents
ロケットまつり23「糸川英夫まつり」
【Guest】林紀幸、垣見恒男、ほか
【出演】浅利義遠(漫画家)、松浦晋也(ノンフィクション・ライター)

2月23日土曜日
Open18:00/Start19:00
¥1000(飲食別)

場所:ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 03-3205-6864、地図)

 と、いうわけで今回はこの予定が先に入っていたので、私は種子島に行けません。現地中継を待っていた方がおられたら申し訳ありません。
 H-IIAロケット14号機の打ち上げについては25日以降に延期されたならば、なんとか島に向かおうと考えています。

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2008.02.08

パブリックコメントの内容

 うっかりしていると、ここの更新がすぐ滞ってしまう。

 以下に、1月末締め切りだった、「宇宙開発に関する長期的な計画への意見」 へ、自分が送った内容を公開する。

 パブリックコメントでは、事務局の側から代表的な意見に対する回答が作成される。このように自分の送った意見を公開しておくと、官庁の側が送られてきたコメントをどのように取捨選択したかを知ることができる。
 官庁側のコメントの選択から、彼らが何を考えているかを推測することができる。

 さあ、どうなるか。

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