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2008.03.28

国立感染研・田代部長へのインタビュー

 日経BP社のホームページSAFTY JAPANで、新型インフルエンザに関するインタビューを担当した。

新型インフルエンザの“リアル”を語ろう
田代眞人氏
国立感染症研究所 ウイルス第三部部長
世界保健機構(WHO) インフルエンザ協力センター長

 このところ新型インフルエンザ関連の書評仕事がきっかけで、高病原性鳥インフルエンザ、そして鳥インフルエンザから出現すると予測される強毒型の新型インフルエンザの取材をしている。取材をするほどに、「これはひょっとすると、世界をひっくり返すほどの大事になるのではないか」という印象が強くなってきている。

 なにはともあれ、上のリンク先を読んでみてもらいたい。

 新型インフルエンザの問題の難しさは、「高病原性の新型ウイルスの出現が確率的」というところにあると思う。出るかも知れない。出ないかも知れない。何時出るかもはっきりとは分からない。明日かも知れないし、10年後かも知れない。
 準備をせずに出たら惨事だし、準備をして結局出なかったら、騒いだ者が後ろ指指されることになる。出ても大したことはなかったという可能性もある。

 しかし田代部長の言うように、強毒型の新型ウイルス出現の確率はじわじわと高まっている。準備なしにパンデミックが起きれば、とんでもない悲惨なことになるだろう。

 原理的には国が主導してのプレパンデミック・ワクチンの集団接種と、パンデミック発生後に急速にワクチンを製造・接種する体制の確立が最高の対策ということになるだろう。

 しかしわたしたち一人一人が、国をあてにして手をこまねいていてはいけないだろう。できることをできる範囲でしていくことはとても大切だ。

 「知識のワクチン」という言葉がある。ひとりひとりが新型インフルエンザ・ウイルスについて正しい知識を持ち、正しく恐れず、正しく恐れ、準備を進めれば、たとえパンデミックが起きても被害を軽減することができる。
 その準備は、多分に災害全般に汎用のものとなる。だからパンデミックがたとえ来なくとも、その他の災害に対する備えとして機能することになるだろう。決して無駄にはならない。

 今後、新型インフルエンザについて書くことも増えるかと思うので、新たに「新型インフルエンザ(H5N1)」というカテゴリーを設けることにした。取材の傍ら知り得たこと、自分で考えたこと、個人的に試したこと、ニュース記事を書くだけの情報が集められなかったが気になることなどを。当blogで書いていくことにする。

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