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2009.01.06

“c”か“o”か“f”か“e”

 ネットをさ迷っていて見つけた記事。

朝鮮日報の特集「部活と学業」は衝撃的だ
 韓国における、スポーツ選手の教育におけるかなり悲惨な状況を、朝鮮日報がレポートしているという話だ。

 代表的な記事一本へのリンク。

部活と学業:スポーツ部所属は全体の1%、10万2899人

2007年末の時点で大韓体育会に登録された小・中・高校生および大学生のスポーツ選手は1万7471チームの10万2899人だった。これは児童・生徒および学生総数1064万人の約1%に当たる。(中略)
 これら10万人以上の登録選手は、学生でありながら勉学を行う機会がほとんどないまま放置されている。1986年にソウルで行われたアジア大会や88年のソウル五輪を契機として、競技力の向上に向けた施策が国家レベルで推進された。そのためスポーツ選手が勉学を行う機会はほぼ失われ、それが今に至るまで続いている。
(中略)
 学生選手たちは「合宿所は軍隊と変らない」「合宿所で勉強すると変わり者扱いされる」などと語る。

 なるほどなあ。

 大韓民国の人口は5000万人弱。すぐれた素質の持ち主が出る確率は人口に比例するから、少ない人口で多数の強い選手を育てるには相当な無理をしなくてはならないわけだ。

 これらの記事から推し量るに旧東欧圏のステートアマも相当ひどい状況だったのだろう。

 そこで思い出したアメリカンジョーク。マッチョの国アメリカでも、体育系学生の教育は悩ましい問題のようだ。
 確か大分以前に読んだ藤原正彦「若き数学者のアメリカ」に載っていたと記憶している。以下のジョークも、記憶違いより変形されている可能性が大きいことを付記しておく。

コーチ「先生、なんとかこの学生を卒業させることはできませんか。彼は我が校アメフトチームのエースなんです。卒業後はプロチームに入ることが決まっています。卒業させないなんてことはできません」
先生「とはいえ、あれほど成績が悪いと…」
コーチ「そこをなんとか」
先生「いいでしょう、どうすればいいですか」
コーチ「簡単な文章の書き取りテスト、例えば“私はコーヒーを飲みます”と書ければ合格、というのはどうでしょう」
先生「では、それで…」
コーチ「いやいやっ、先生、彼はきっとそれすら出来ないかも知れません。単語の一つが正確に書ければ合格にしてください。例えばcoffeeと書ければ合格というように」
先生「…それでよろしいですか」
コーチ「…ああっ、やっぱりダメです。私には彼が正しくcoffeeと綴ることができるという自信がありません。とりあえず、答案用紙に書いた単語に、“c”か“o”か“f”か“e”か、どれでもひとつ入っていたら合格ということにしてください」
先生「いいでしょう、その条件で彼にテストを受けてもらいます」

 後日、コーチは「不合格です」という宣告と共に、答案用紙を見せられた。アメフトのエースが提出した答案用紙には以下のように書き込んであった。すなわち、“kauphy”

 著者の出世作。新田次郎を父に持ち、藤原ていを母にもつ数学者の著者が、1970年代にアメリカの大学で教師を務めた体験をまとめたもの。若々しい感性と両親譲りの端正で分かりやすい文体とが、とても魅力的な作品だ。この著者も、今や「国家の品格」の人だ。歳月は人を変えるのか、それとも変わらないものが歳月の摩滅に従って表に出てきたのか。ともあれ、本書が描き出すのは「内実を国家の権威で支えて貰う弱い人」ではなく、「一人の人間として品格を保ちつつアメリカの大学生活を鋭く観察し、同時に自分の内面を省みる若者」である。

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Comments

"kauchy"ネタ,私が最初に知ったのは矢野健太郎(漫画家じゃなくて数学者(故人)の方)のエッセイでした。アメリカでは広く流通しているネタなんでしょうか。

Posted by: T.Kouya | 2009.01.06 at 03:21 PM

>広く流通している
 ああ、そうかもしれませんね。アメリカの青春ものコメディというと必ず、マッチョvsナードという構図が出てきますし。このジョークもナード系が作って広めたものなのでしょう。

Posted by: 松浦晋也 | 2009.01.07 at 10:57 AM

>このジョークもナード系が作って広めたものなのでしょう。
で如何にもナードらしく(偏見)ちょっとやりすぎだ。
Coffeeをkauphyと綴るなんて、fishをghotiと綴り変えたバーナード・ショーなみの知性がなければ出来ない。

Posted by: ROCKY 江藤 | 2009.01.08 at 02:42 PM

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