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2011.04.24

宣伝:新刊「飛べ!はやぶさ」が出ました。小学生向けのはやぶさの本です

 しばらくブログを休んでいた。休んでいた理由は、とにかく忙しかったからだ。何ヶ月も取材にも出ずに、ひたすら原稿を書いていた。
 仕事には名前の出るものも出ないものもある。今日は久しぶりの紙の単行本が出たことのご報告だ。

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飛べ!「はやぶさ」 小惑星探査機60億キロ奇跡の大冒険(学習研究社刊 1260円 ソフトカバー144ページ)
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60億キロの旅を終え、小惑星イトカワのかけらを拾って無事地球に帰還した惑星探査はやぶさ。世界に日本の技術力の高さを示したはやぶさとは、どんな探査機だったのか。トラブルを克服して地球にもどってくるまでの感動の物語を読み物で再現。


 小学生向けの「はやぶさ本」だ。注文は「小学校五年生向けに」ということだったので、この本はかつて小学校五年生だった自分向けに書いた。飛行機とロケットが好きで、天文学と考古学に憧れ、写真の現像と電子ブロックのトランシーバーとゲルマニウムラジオに興奮していた小学生五年生の自分がはやぶさを知ったとして、どんなことを知りたいと思うかと何度も自問自答しながら書いた。

 いろいろ考えた末、以下のような書き出しになった。

 はじめて行ったおつかいのことを覚えているでしょうか。「これを買ってくるのよ」とお母さんにお金を渡してもらって、それを握ってお店にいったことを覚えているでしょうか。この文章を書いている私は覚えています。それは4歳の時のことで、100円玉を渡してもらってパン屋さんでパンを一斤買ってくるというものでした。ところが私はぎゅっとにぎっていたはずの100円玉を落としてしまいました。泣いて帰った私の涙を拭いて、おかあさんはまた100円玉を渡してくれました。
 2010年6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還しました。小惑星のかけらを取って帰ってくる世界初のおつかいの試みでした。打ち上げは2003年5月9日ですから、あしかけ7年の壮大な「初めてのおつかい」です。

 願わくば、この本が多くの小学生に届きますように。はやぶさに興味を持った子が、読んだ後で「ああ、面白かった」と言ってくれるなら、それに過ぎる幸福はありません。


 ブログを休んでいた間に東日本大震災が起きた。色々書きたいこともあるがおいおいということで。徐々に書いていくことにする。

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