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2011.12.13

川口淳一郎プロマネのコメントが出た


 12月12日、はやぶさのプロジェクト・マネージャーを務めた川口淳一郎の文章が公開されました。必読です。

はやぶさ後継機に関する予算の情況について

はやぶさ初代が示した最大の成果は、国民と世界に対して、我々は単なる製造の国だったのではなく、創造できる国だという自信と希望を具体的に呈示したことだと思う。
自信や希望で、産業が栄え、飯が食えるのか、という議論がある。しかし、はやぶさで刺激を受けた中高生が社会に出るのはもうまもなくのこと。けっして宇宙だけを指しているのではない。これまで閉塞して未来しか見ることができなかった彼らの一部であっても、新たな科学技術で、エネルギー、環境をはじめ広範な領域で、インスピレーションを発揮し、イノベーション(変革)を目指して取り組む世代が出現することが、我が国の未来をどれほど牽引することになるのかに注目すべきである。こうした人材をとぎれることなく、持続的に育成されていかなくてはならない。
震災の復興が叫ばれている、その通りだ。即効的な経済対策にむすびつかない予算は削減されがちである。しかし、耐え忍んで閉塞をうち破れるわけではない。
なでしこジャパンのワールドカップでの優勝、それは耐え忍んだから勝てたのか?
そうではない。それは、やれるという自信が彼女らにあったからだ。震災からの復興を目指す方々に示すべき、もっとも大きな励ましは、この国が創造できる能力がある国だという自信と希望なはずなのだ。


はやぶさ後継機(はやぶさ-2)を進めることに政府・与党の理解を期待したい。 この文章をお読みになった方々から、草の根的であっても、それぞれの方法であってでも、政府・与党にメッセージを出していただければと思うものです。

 12月11日に小林伸光さんとロフトチャンネルで行った、はやぶさ2の現状に関する解説は、こちらで見ることができます。
緊急トーク番組「はやぶさ2は今」松浦晋也+小林伸光

 できることを、諦めることなく。

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Comments

>政府・与党の理解
与党が駄目なら、野党に予算の組み替えを、請願するのも、国民の手段だから、野田ばかりにお手紙しなくても、他にもあたったらどうだろうと思った。とりあえず、明日、自民に葉書を送るつもりだ。

Posted by: pongchang | 2011.12.13 02:31 PM

「日本再生重点化措置」に係る優先・重点事業では、「急遽運用停止した陸域観測技術衛星(ALOS-1)の後継機(ALOS-2)については、相対的に優先すべきもの。他の事業の相当程度の圧縮が条件」としている、あすなろだって情報収集だってあるじゃんという揶揄はさておき、紀伊半島の目線で言えばALOSや高精度GPSによる測位測地も生命財産のために必要となる。
http://www.nara-wu.ac.jp/kyousei/text_box/2011KYOUSEIsympojium/
第11回奈良女子大学共生科学研究センターシンポジウム「宇宙からの目で地球を知る•地域を知る」で、馬淵澄夫衆議院議員は20分掛けて「政策上からみた衛星観測の必要性」を語るらしい。
「はやぶさ」を語る、政治家は居なくても、切実さを感じる政策に打ち込むのも政治家の在り方である。

Posted by: pongchang | 2011.12.14 06:04 AM

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