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2012.08.17

宣伝:8/18に新著「のりもの進化論」(太田出版)が発売されます

Norimono

 立て続けですが、こちらは単著です。以前ワイヤードビジョンに掲載した連載「松浦晋也のモビリティビジョン」(連載時の記事はリンク先で読めます)を下敷きにして大幅改稿した、「人間にとって、社会にとって、移動とは何か?よりよいモビリティとは?」を考察する一冊です。元々は、乗り物について気楽に書いていくという趣旨だったのですが、だんだんモビリティと社会、モビリティと法律、地震や津波のような大規模災害とモビリティ——とテーマが拡がり、本書の最後では都市の空間デザインや、社会全体のエネルギー消費とモビリティというところにまで踏み込むことになってしまいました。

内容紹介
リカンベント、ベロモビール、電動一輪車、HSST、ツボグルマ……科学ジャーナリストとして活躍する著者が送る、乗って、見て、考える 体験的のりもの考 !

【目次】


  • 序章
  • 第1章 自転車進化論
    自転車の有用性を再考する/ハードウェアとしての自転車/「乗る」と「持ち運ぶ」の狭間で/自転車と社会制度/人力が持つ大きなモビリティの可能性
  • 第2章 アリストテレス号からニュートン号へ
    Human Powered Vehicleの可能性/来るべき「自転車2.0」/「自転車2.0」を可能にする社会
  • インターリュード 目的に対する最適デザインとユーザーの慣れについて
  • 第3章 自動車を巡る基本的な構図
    自動車と道路は不可分、ではそのコストを払うのは誰?/大きくなる自転車/「ツボグルマ」の理想と現実/自動車を小さくするために/電気自動車の将来性と、その社会的費用
  • 第4章 新たな利便は創出されたか
    たそがれ未来のモノレール/いいモノレール、悪いモノレール/間違いの根本にある顧客不在/便利な公共交通機関を手に入れるために
  • 第5章 住みたくなる街のモビリティ
    甦る路面電車/悩ましきコミュニティバス/よりよく動く、よりよく住む、よりよく生きる/「幻想吉祥寺」の都市計画/ミニマムエネルギー、マキシマムモビリティ
    あとがき

 本書の中で提案している「自転車2.0」「自転車3.0」という新しい移動手段の概念については、同時期の別連載「人と技術と情報の界面を探る」(PC Online)でも考察しています(連載時の原稿は無料登録をすれば読めます)。
 このPC Onlineの連載も、大幅改稿の上で電子ブック「格安自転車を使うことで失われる3つの感覚〜自転車2.0への提言 」に収録してあります。併せて読んで頂ければと思います。

 連載時には“次の自転車”として、ティム・オライリーを真似て「自転車2.0」という言葉を使ったのですが、今回本書を執筆中に「さらにその先があり得る」と気がついて、新たに「自転車3.0」という言葉を使った次第です。
 このあたりは、自分が各種自転車やリカンベントに乗っていなかったら気がつくことはなかったでしょう。「実際に乗ってみる」ことはとても重要です。

 ともあれローラースケートやスケートボードから、自転車に電動アシスト自転車、「自転車2.0」に「自転車3.0」、自動車、鉄道、モノレール、新交通システム、路面電車などなど、「移動する道具」とその未来について横断的に色々考えてみたよ、という本です。

 読んで頂ければ幸いです。

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