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2013.04.26

5年目のBD-Frog

 しばらく記事を書いていなかったBD-Frogだが、現在こんな状態になっている。
201304frog1

 見かけでは分からないが前後のハブはセラミックボール入りになった。

 小径車はハブの回転数が高い。このためスムーズに走るにはハブの抵抗軽減が重要になる。ところがシマノの小径車用のハブ「カプレオ」はコストダウンのためかハブ内面の加工が意外と荒い。
 一昨年11月、「ふじのくにCYCLE FES.2011 in 新東名」というイベントに参加して、開通前の新東名高速をFrogで89kmばかり走った。高速道路なもので、2%程度のだらだらの上り下りが連続する道だったのだが、そのだらだら下りで、どんどん普通の自転車に抜かれたのである。これは走行抵抗の低減を図らねばならぬと思ったが、実際の作業は今年までずれ込んでしまった。

Fujinokuni

 ちなみに12インチの小径車での参加は自分だけかと思っていたが、どうやら他に同じ12インチのOX Pecoで参加した方がいるようだ。

 セラミックボールは舟辺精工が通信販売しており、自分でも加工可能なのだが、Frogでは東京・曙橋の小径車専門店イークルにお願いした。というのも、最初は抵抗の少ないハブでゼロからホイールを組むつもりでイークルに相談していたのだが、現物を見せたところ、特殊な加工をしてあるので代替ハブが入らないことが判明。そのまま既存のハブにセラミックボールを入れることになった次第。

 研磨とセラミックボールの効果は予想以上に大きかった。ぐっとエネルギーロスが減ったのが体感できる。が、その代償として今度はタイヤがかなりの抵抗となっているのが実感できるようになってしまった。今入れているシュワルベのCityJetというタイヤは幅が1.95インチもあって太く、重い。実はより細くて軽いタイヤも手に入れてあるのだが、現在のCityJetが寿命になってから入れ替えるつもりだった。さあ、どうしたものか。



201304frog2 サスはサイクルショップしぶやのスプリングから、台湾製のオイルダンパー入のMulti-Sに交換した。現在は日本のショップでも買えるようだが、私は円高絶好調時にeBayで安く購入。
 これは効く。かなり効く。ペダリング時のエネルギーロスが目に見えて減り、走行時の姿勢も安定した。BD-1ないしFrogに乗る方にはお勧めだ。BD-1/Frogのサスはダンピングをバネの内側に押し込んだエラストマに持たせるという簡便な機構を採用しており、ダンピングが十分ではない。このため、以前からラジコン車用のダンパーや、バイク用のステアリングダンパーを使った改造が行われたりしていた。が、それらは結構高度な機械加工を伴い、だれでもできるというものではなかった。どこかがきちんと効くダンパーを組み込んだサスを出してくれないかなと思っていたら、元気な台湾自転車産業からこのような製品が発売されたというわけ。

 もともとFrogはタイヤサイズが小さい分、フロント回りの比剛性がBD-1より高い。このためフロントフォークの剛性が低いというBD-1の欠点はかなり緩和されているのだが、Multi-Sと組み合わせることでやっと理想的なセッティングが出たな、という印象である。ダンパーの容量が小さいので、耐久性はどの程度あるのか不明だが、壊れたらその時はそれまでと思って、がんがん使っていくつもりである。


201304frog4 リアもMulti-Sに交換したが、なかなか良い感じだ。このサイズの中にどうやってダンピング機構を組み込んでいるかは不明。ひょっとしたら各種エラストマを組み合わせているだけかとも思うのだが、ともあれなかなか効果的にダンピングを効かせてくれる。純正のハードエラストマよりもぼよんぼよんする感覚は小さい。また、サードパーティのスプリングとエラストマを組み合わせたリアサスよりも若干長めのストロークは確保できているようだ。



201304frog3 ヘッドパーツは、定番のクリスキング製に交換した。こちらも円高最盛期にeBayにて購入。すくなくとも自転車趣味にとっては円高は、けっこうな福音であったことは間違いない。BD-1/Frogは1-1/8のマウンテンバイク用ヘッドパーツを上下逆に使用する。以前のクリスキングのヘッドパーツは、逆に使用すると彫り込まれた「CRIS KING」の文字が上下逆さまになってしまったが、現在のモデルは上下を揃えて取り付けることが可能になっている。

 さすがは定番というべきか、ステアリング回りの剛性は体感できるほど向上し、なおかつ回転もスムーズになった。ステアリングダンパーが欲しいほどだ(それは本末転倒)。

 2007年12月に購入してから5年ちょい。ぼちぼちと改造は続いている。だいぶ理想の折り畳み自転車に近づいてきた感がある。
 が、分かる人には分かるでしょうが、ここからは金がかかるのだよなあ……(もちろんつまらない夢を追わなければいいのだ、が)。

Azumino
 改造ばかりしているのではなく、ちゃんと走ってますよ、ということで一枚。昨年の秋、安曇野を走った時の写真。

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