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2018.12.10

八谷さんのOpenSky(通称メーヴェ)

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12月8日土曜日、八谷和彦さんのOpenSkyの機体「M-02J」……といっても誰もそうは呼ばない、通称「メーヴェ」が、年内最後の飛行を行うというので野田市の関宿滑空場に赴く。
 2回の見事な飛行。ここまでもってきた八谷さんの苦労はある程度知っているので、気軽には言えないのだが、「もの凄く八谷さんがうらやましくなる」。自分も自分で飛行機を作って自分が乗って飛びたい、と強烈に思う。

 2004年に初めて八谷さんにお会いした時、彼はこのプロジェクトを始めたばかりで「これをやってから、次に個人で作るロケットというのをアートとしてやりたいんです」と語っていた。

 その時の自分のブログ
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2004/09/post_1.html

 その時の八谷さんのブログ
http://d.hatena.ne.jp/hachiya/20040908

 それから14年。ロケットのほうが先行して、なつのロケット団からISTへと進みベンチャー企業として活動している。このメーヴェもだいぶ時間がかかったが、これだけ綺麗に飛ぶところまできた。

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 ここまでに、八谷さんの会社ペットワークスは少なからぬ資金をこの機体に投資しているわけだし、こうやって計画を破綻なく維持し、試験飛行を継続するにあたっては、八谷さんの高いプロデューサーとしての能力が物言ったのは間違いない。

が、理解した上でそれでも、次に必要なのは、八谷さんをみて、うらやましいと思って、真似でもいいから自分の飛行機を自分で作りだすフォロワーだと思う。

 タイムマシンというアイデアの発明者はウエルズだが、それを真似してタイムマシン小説を書いた真似っこ野郎がいて、はじめて、タイムマシンものというジャンルができあがった。八谷さんのオリジナリティだけでは、大きな流れは作れない。当たり前に「自分の飛行機は自分で作る」社会に持って行くには、後を追っかける者が必要だ。

 後を追う者が、ばかすか設計を航空局に持ち込んで、航空局の仕事が破綻するぐらいのことが必要なのだ。

 飛行機って、その能力さえ身につければ自分で設計できるし、作れるし、自分が乗って飛べるんだよ——この当たり前のことを、社会に根付かせたい。
 ほんとうに欲しいもの、ほんとうに新しいものは、どこにも売っていない。売っていないから自分で作るんだよ。

 飛行機に限ったことじゃない。自転車だってバイクだって自動車だって、ロケットだって有人宇宙船だって——乗り物はみんなそうなのだ。自分で作れるし自分で乗れるのだ。

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