12 posts categorized "BD-Frog"

2013.05.11

BD-Frog:肩にずしっと来るというのはどういう状態なのだろう?

Frognogawa

 気候がよくなってきたので、ほいほいと輪行に出かけるようになった。そこで気がついたこと。
 BD-Frogは、タイヤをKidsPlusに交換したことで、80gほど軽くなった。この80gが、予想以上に効いている。具体的には、輪行バッグを肩からかけた時の圧迫感がはっきり分かるぐらい軽減した。これまでは随分と軽量化したが、まだ肩に響くなあという感じだったのが、普通の肩掛けカバンのようにすいっと持ち上げられるようになった。
 たった80gなのに、これは一体どういうことか。サンプル数1で比較対照群なしの、あてにならない“実感”でしかないが、とりあえず考えてみる。
 ひょっとして「重く感じる感覚」とか「肩にずしっと来る感覚」というのは、重量に対して線形なものではなく、どこかに境目があって、それよりも軽ければぐっと軽減されるものなのだろうか。もしもそうならば、その境目を超えるための軽量化には大きな意味があるし、境目を超えてからの軽量化は、コストパフォーマンスが悪くなる。

Zygotebody1 そもそも、「肩にずしっと来る感覚」はどのようにして起きるのだろうか。ZYGOTE BODYを操作して人体の内側を見てみよう。これは。なかなか秀逸な人体解剖模型で、体の中を自由に透過して観察することができる。

 首から肩にかけては人体の中でもかなり構造が複雑な部分だ。肩に荷物をかけると、その力は主に背中から回り込んできている僧帽筋にかかる。筋肉は多層構造になっていて、僧帽筋の下の首側には肩甲挙筋という筋肉がある。自分の肩掛けをやりかたを考えるに、どうやら僧帽筋と肩甲挙筋とに力をかけているようだ。さらにその内側には、腕に行く鎖骨下動脈や、腕から戻ってくる鎖骨下静脈がある。ここには脊髄神経から分岐して腕に向かう神経も走っている。この部部に圧迫が加わるとどうなるだろう。


Zygotebody3 まず、動脈の圧迫は第一の原因には考えなくてもいいだろう。血圧が高いし、そもそも動脈が圧迫されたら腕のほうに異常がでるはずだ。同じく腕に影響が出るだろうということで静脈も原因から外す。よほど強い圧迫がなければ、この2つで深刻な影響は出ないのではないだろうか。
 神経は圧迫されると、圧迫部分ではなく、その神経に関連する末端でしびれがでる。だから「肩にずしっとくる」という感覚には多分関係ない。すると、残るは僧帽筋と肩甲挙筋だ。
 筋肉に圧力がかかると、収縮が起こり、堅くなって圧力を支えようとする。肩にベルトをかけると、かけた側の肩が上がる。筋肉が収縮している証拠だ。同時に首もかけた側の肩方向に曲がる。これは、僧帽筋と肩甲挙筋の両方が収縮していると考えて良いのではないか。
 収縮すると、筋肉に酸素を供給する毛細血管が圧迫される。毛細血管内の血圧で対抗できないぐらいに圧力が上がると、血液が流れなくなっって、酸素不足による痛みが発生する——解剖図を見ての想像はこの程度だ。もちろん正しい保証はない。人体構造には素人である私の仮説でしかない。

Zygotebody2 肩にかかる圧力と血圧のバランスによる毛細血管の開・閉という機序が存在するなら、たしかに「ある程度以上軽くなると、すっと楽になる」ということがあってもよさそうだ。が、どこか一ヵ所の毛細血管が閉じたら、別の血管からの供給が増えるというようなこともあるかも知れない。

 確かめる方法としては、肩に掛けるベルトの太さを変えるというのがいいだろう。ベルトが太くなると、単位面積あたりの力、つまり圧力は小さくなる。同じ重さでも、ベルトが太くなると楽になるとなれば、上の仮説への傍証となる(もちろんこれだけで正しいとは言えない)。
 肩掛けベルトが太くなると楽になるのは日常的によく経験するが、定量的にはどんなことが言えるのだろう。太くなりすぎると肩へのフィットが悪くなることもありそうだ。また、ベルトの肩に当たる面に均等に圧力が分散するようにしなくては、ベルトを太くする意味はない。

 自転車をいじくる身としては、定量的に「何kgまで軽くすればいいよ」という数字が出てくるとうれしい。が、人により千差万別の人体が関係してくる以上、そう簡単にはいかないだろう。
 とりあえずは、ベルトを太くして試してみることにしよう。ベルトにかかる圧力は測定できるだろうか。また、外部から筋肉内部の血流量を測定することは可能なのだろうか。
 きちんとしたカバンメーカーは、当然そういう実験を行っているのだろう。ネットのどこかにデータは落ちていないだろうか。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

2013.05.04

BD-Frog:タイヤをKidsPlusに交換した、山田耕筰の「赤とんぼ」

Kidsplusmain

 結局やってしまった。BD-Frogのタイヤを幅1.95インチのCityJetから1.75インチのKidPlusに変更した。共に独シュワルベ製。CityJetは廃番になったようで、シュワルベはこの他に、幅2インチのBigAppleを出している。
 以前、12インチタイヤの供給が心配だと書いたことがあるが、Frog購入以来5年間、きちんと高品位タイヤの供給は続いている。これは子供用のBMX(バイシクル・モトクロス)の車両が12インチタイヤを使っていて、世界的には結構な市場が存在するということが関係しているようだ。何にせよ、ありがたい話である。

Kidsplus1 CityJet(右)とKidsPlus(左)を比べると、これだけ違いがある。直径も若干小さくなっているのがはっきりと見て取れる。これだと走行感覚もかなり軽くなるだろうと期待しつつ作業を進める。

Derailer 今回は合わせて、ディレイラーの上のプーリーを12Tのものに交換した。リアハブに使っているシマノ・カプレオはトップギアが9Tという小径車用のハブ(通常はトップが11T)だが、時折ギア飛びするのが気になっていた。もっときちんとギアとチェーンを噛ませるには、と考えてディレイラーの上プーリーを大きくすることを思いついた次第。13T位入りそうだが、まずは12Tで様子を見ることにした。新しいプーリーは台湾のKCNC製。

 やや細いKidsPlusへの交換で、大分脚回りはすっきりした印象だ。ただしボリューム感はなくなり、ちょっと弱々しくも見える。このあたりは慣れだろう。
 走行は予想通りかなり軽くなった。一方で軽くなった弊害も出て来た。車輪の慣性モーメントが小さくなった結果、若干車体の安定性が低くなるのがはっきり実感できてしまったのだ。走行抵抗は小さいにこしたことはないし、車輪は軽いに越したことはない。軽量化・抵抗軽減と走行安定を両立させるには、若干車輪の外周に質量が集中しているようなタイヤがあればいいのだが。
 ちなみにタイヤ1本の重量は、CityJetが390g、KidsPlusが350g、BigAppleが325gとなっている。BigAppleだと、タイヤが太い分外周に質量が集中しているだろう。タイヤ単体も25g軽くなるというのは魅力的。ただしタイヤ圧はKidsPlusが最大で65psi(0.46MPa、4.4気圧)かけられるのに対して、BigAppleは最大55psi(0.38MPa、3.7気圧)である。走行抵抗軽減にはタイヤ圧を高くできるほうが有利だ。
 改めて2インチ幅のBigAppleに入れ替えるべきなのだろうか。自転車のタイヤは比較的安いので、こういう悩み方ができてしまうのである。
 12Tのプーリーを入れたことで、目論見通りギア飛びはかなり改善した。ただし完全になくなるには至らなかった。現在11Tが入っている下プーリーを10Tに落として、上を13Tにしてみるべきかも知れない。ただし、変速性能に影響が出てくる可能性もあるので、うまく行かなかった場合、部品をどう使い回すかを考えた上で、プーリーを購入する必要がある。

Kidsplus2
 ところで、トップの写真の赤とんぼタイルはなにか、というと、茅ヶ崎にある山田耕筰「赤とんぼ」の歌碑なのである。山田耕筰は、大正15年(1926)に40歳で一家を挙げて茅ヶ崎に引っ越してきて、以後6年間を過ごした。「赤とんぼ」は昭和2年(1927年)の作である。
 湘南海岸は秋になると、相模川を飛び下ってくる赤とんぼが乱れ飛ぶ。山田耕筰にインスピレーションを与えたのは、あの赤とんぼの大群だったのかも知れない。ちなみに三木露風が歌詞となる詩を発表したのは、大正10年(1921年)のことである。
 が、こちらを見ると、作曲経緯についてかなり身も蓋もないことが書いてある。確かに、あれほどアクセントとメロディの一致にこだわった山田耕筰にして、「赤とんぼ」は妙ではある。
 作曲後しばらく忘れられていて、昭和30年(1955年)の映画「ここに泉あり」(同年2月公開)で、一気にヒットしたというのもびっくりだ。砂川基地闘争の強制執行のクライマックスで敵も味方も「赤とんぼ」を合唱したという有名なエピソードが翌昭和31年(1956年)の10月13日。ということは、砂川では「みんなが知っている懐かしい童謡を歌った」のではなく「当時の流行歌を歌った」と考えるべきなのだろう。
Akatonbo

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2013.04.26

5年目のBD-Frog

 しばらく記事を書いていなかったBD-Frogだが、現在こんな状態になっている。
201304frog1

 見かけでは分からないが前後のハブはセラミックボール入りになった。

 小径車はハブの回転数が高い。このためスムーズに走るにはハブの抵抗軽減が重要になる。ところがシマノの小径車用のハブ「カプレオ」はコストダウンのためかハブ内面の加工が意外と荒い。
 一昨年11月、「ふじのくにCYCLE FES.2011 in 新東名」というイベントに参加して、開通前の新東名高速をFrogで89kmばかり走った。高速道路なもので、2%程度のだらだらの上り下りが連続する道だったのだが、そのだらだら下りで、どんどん普通の自転車に抜かれたのである。これは走行抵抗の低減を図らねばならぬと思ったが、実際の作業は今年までずれ込んでしまった。

Fujinokuni

 ちなみに12インチの小径車での参加は自分だけかと思っていたが、どうやら他に同じ12インチのOX Pecoで参加した方がいるようだ。

 セラミックボールは舟辺精工が通信販売しており、自分でも加工可能なのだが、Frogでは東京・曙橋の小径車専門店イークルにお願いした。というのも、最初は抵抗の少ないハブでゼロからホイールを組むつもりでイークルに相談していたのだが、現物を見せたところ、特殊な加工をしてあるので代替ハブが入らないことが判明。そのまま既存のハブにセラミックボールを入れることになった次第。

 研磨とセラミックボールの効果は予想以上に大きかった。ぐっとエネルギーロスが減ったのが体感できる。が、その代償として今度はタイヤがかなりの抵抗となっているのが実感できるようになってしまった。今入れているシュワルベのCityJetというタイヤは幅が1.95インチもあって太く、重い。実はより細くて軽いタイヤも手に入れてあるのだが、現在のCityJetが寿命になってから入れ替えるつもりだった。さあ、どうしたものか。



201304frog2 サスはサイクルショップしぶやのスプリングから、台湾製のオイルダンパー入のMulti-Sに交換した。現在は日本のショップでも買えるようだが、私は円高絶好調時にeBayで安く購入。
 これは効く。かなり効く。ペダリング時のエネルギーロスが目に見えて減り、走行時の姿勢も安定した。BD-1ないしFrogに乗る方にはお勧めだ。BD-1/Frogのサスはダンピングをバネの内側に押し込んだエラストマに持たせるという簡便な機構を採用しており、ダンピングが十分ではない。このため、以前からラジコン車用のダンパーや、バイク用のステアリングダンパーを使った改造が行われたりしていた。が、それらは結構高度な機械加工を伴い、だれでもできるというものではなかった。どこかがきちんと効くダンパーを組み込んだサスを出してくれないかなと思っていたら、元気な台湾自転車産業からこのような製品が発売されたというわけ。

 もともとFrogはタイヤサイズが小さい分、フロント回りの比剛性がBD-1より高い。このためフロントフォークの剛性が低いというBD-1の欠点はかなり緩和されているのだが、Multi-Sと組み合わせることでやっと理想的なセッティングが出たな、という印象である。ダンパーの容量が小さいので、耐久性はどの程度あるのか不明だが、壊れたらその時はそれまでと思って、がんがん使っていくつもりである。

201304frog4 リアもMulti-Sに交換したが、なかなか良い感じだ。このサイズの中にどうやってダンピング機構を組み込んでいるかは不明。ひょっとしたら各種エラストマを組み合わせているだけかとも思うのだが、ともあれなかなか効果的にダンピングを効かせてくれる。純正のハードエラストマよりもぼよんぼよんする感覚は小さい。また、サードパーティのスプリングとエラストマを組み合わせたリアサスよりも若干長めのストロークは確保できているようだ。

201304frog3 ヘッドパーツは、定番のクリスキング製に交換した。こちらも円高最盛期にeBayにて購入。すくなくとも自転車趣味にとっては円高は、けっこうな福音であったことは間違いない。BD-1/Frogは1-1/8のマウンテンバイク用ヘッドパーツを上下逆に使用する。以前のクリスキングのヘッドパーツは、逆に使用すると彫り込まれた「CRIS KING」の文字が上下逆さまになってしまったが、現在のモデルは上下を揃えて取り付けることが可能になっている。
 さすがは定番というべきか、ステアリング回りの剛性は体感できるほど向上し、なおかつ回転もスムーズになった。ステアリングダンパーが欲しいほどだ(それは本末転倒)。

 2007年12月に購入してから5年ちょい。ぼちぼちと改造は続いている。だいぶ理想の折り畳み自転車に近づいてきた感がある。
 が、分かる人には分かるでしょうが、ここからは金がかかるのだよなあ……(もちろんつまらない夢を追わなければいいのだ、が)。

Azumino
 改造ばかりしているのではなく、ちゃんと走ってますよ、ということで一枚。昨年の秋、安曇野を走った時の写真。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2008.12.27

BD-Frog:前輪を外さなくとも折り畳めるようになる

8total

 長らく報告していなかったBD-Frog。実はこの秋、3ヶ月に渡ってサイクルハウスしぶやに長期入院していた。
 といってもトラブルが出たわけではない。かなりの距離を乗ったのでメンテナンスをお願いしたのだ。9月にショップに持ち込んだ段階ではそのつもりだった。メンテナンスとちょっとした改造。改造はフロントのクランクとギアを交換し、オリジナルの52Tから手持ちの56Tにハイギアードすることだけ、のはずだった。

 ところが10月にアメリカに行ったこともあって京成電鉄のお花茶屋駅近くのサイクルハウスしぶやに受け取りに行くことができたのは11月になってからだった。
 ショップに着くと「実は前輪を外さなくとも畳めるようになりました」との一言が待っていた。
 リアの変速機をカプレオからシマノの新しいデオーレXTというディレイラーに交換すると前輪を外さなくとも畳めるようになったという。
 聞いてすぐに思ったのは、「こりゃ人柱にならないかというお誘いだな」ということだった。以前、「もっと小さな変速機に変えたら前輪を外さずに畳めるようになりませんかね」と相談したことがあった。そのことを覚えられていて、「人柱は如何?」と誘われたのだろう。

 もちろんお誘いに乗りましたとも。

 一週間で出来るという話だったが、一週間後に届いた連絡は「ちょっとトラブルが出まして」というものだった。今回、フロントを56Tの大径にしたところ、ひかかってしまったというのだ。「大丈夫です。変速機のアームを切断して加工します」
 うわあ…と思ったが、もうここでは引くことはできない。「お願いします」と言ってさらに二週間。やっと完成した。




2zenrinhiroge 3derailer


 畳んだ状態でのBD-Frog。この通り前輪を外さなくてもきちんと折り畳まれている。前輪を出した状態で見ると、きちんと外装変速機が畳んだ状態で収まっている。

4delailer2  広げた状態で外装変速機を見る。シマノの新しいディレイラーのデオーレXTをアームを切断し、短くして使用している。

6stem  フロントのステム回り。ステムを短くしたので、ワイヤーも短くした。

7seatpost_2  今回最大の投資ポイント。チタン製のシートポストを入れた。およそ100gの軽量化。その100gに支払った値段は…聞くな!

5bb フロントは手持ちのパーツを使って52Tから56Tにした。52Tだと自分の脚力でもトップギアを踏み切ってしまうため。少しハイギアードに振ってみたわけだ。

 まず折り畳みだが、これは格段に楽になった。畳むと必ずチェーンがはずれるので、組み立て時にチェーンをきちんとギアに掛けなくてはならない。どうしても手が汚れてしまうが、それでも以前フロントタイヤを外していたことを考えると全然簡単だ。
 ハイギヤード化は、成功だった。よりスピーディに走ることが可能になった。ただしこれでも軽い。

 残念ながら変速の感触は悪くなった。特に3段目からトップギアにかけては、手元のシフターを操作してもきちんと変速しないことがある。これは、リアのギアがカプレオ、変速機がXT、シフターがカプレオという組み合わせだからかも知れない。シマノは部品の組み合わせをあまりにかっちり設計するので、違うグレードを組み合わせるのが難しいと聞いたことがある。

 問題点が一つ、思い切りペダルを漕いでいる時に強いショックが加わると、チェーンがディレイラーから外れることがある。これはフロントを大径化したこととディレイターのアームを短く切りつめたこととで、ディレイラーに入るチェーンのラインが完全にはディレイラーのギアとかみ合わなくなっているかららしい。
 今後フロントに60Tを入れることも考えていたのだけれど、60Tは無理かもしれない。逆にフロントを小径化することを考慮すべきかも。となると、Speed Driveを入れるしかないのだが、値段が…。どうしたものか。

 結論から言うと、これでまた理想の折り畳み自転車に一歩近づいたという感触がある。細かなトラブルはこれから徐々につぶしていけばいい。

 Frogに乗っていると20歳で初めて原付に乗った時の「おお、これに乗っていればどこまででも行くことができるぞ」という高揚感が甦ってくるのを感じる。面白いものだ。

 さあ、これでどこを走るか。

9firework
 12月20日の夕闇、江ノ島付近を走っていたら、突如冬の花火が上がった。夏の花火大会に向けての技術試験だろうか。  こういうことがあるから走るのは楽しい。26年前、初めて原付に乗った夏、伊豆半島を三島から回って下田経由で熱海まで来た時、花火大会にぶつかったのを思い出した。狙って見に行くのではなく、思わず出会う花火。

| | Comments (1) | TrackBack (1)

2008.06.07

BD-Frog:ハンドルを切りつめる

Handle1_2 BD-Frogのハンドルは、購入当初から気になっていた。少々長くて私の手ででは、シフターに親指が届かない。ハンドルバーだけではなく、エルゴンのグリップをも切りつめる必要があるので、少々ためらっていたのだが、過日思い切ってやってみた。

Handle2 左右共に1.5cm切りつめてみた、切ること自体は大して難しくはない。金ノコ一丁で済む。やってみると、手を持ち替えることなくシフターに親指が届くようになった。数十kmほど走ったが、切りつめたことによるデメリットは別に感じない。もっと早くこうすれば良かった。

Handle3 もちろん、切ったことによっていくらかは軽くなるはずである。ふむ、17gの軽量化か。

Asarisuddle あさりさんから、中古のより軽いサドルが届いた。さっそく交換する。サドルには135gと書いてあるが、実測値は152g。これまで付けていたサドルが237.5gだから、85.5gの軽量化だ。

Chainguard フロントのチェーンリングについていたガードがネジの脱落で割れてしまった。もちろんはずす。乗るときにズボンの裾をバンドで止めるようにすればいいだけの話だ。
 43gか…取り付け用ネジは1本1g強で5本だったから、ネジを含めてまあ48gぐらいだな。

Frog0806
 というわけで、また150.5g軽くなったBD-Frog。ここまでで、トータル657.5g軽くなった。目標の1kg軽量化まで、あと340gあまりだ。  

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2008.05.17

BD-Frog:サドルとシートピラーを交換する

Seat7

Seat1 BD-Frogのシートピラーは、二重になっていてかなりシートを高くすることができる。しかし身長が低く足が短い私には全く無意味だ。

 この部分、なんとかして軽量化したいものだよなと思い、以前BD-1から外したシートピラーをひっぱり出してきた。どうやらうまく付きそうだ。新しい軽めのサドルも買ってきた。ポントレガーの「インフォームR」というサドルだ。写真は左から、オリジナルのパイプが二重になったシートピラー、真ん中が新しいインフォームRサドル、右がBD-1に附いていたシートピラーとサドル。

Seat2 Seat3

 そのままで重量を測ってみる。オリジナルのサドルとシートポストは954.5g、BD-1のサドルとシートポストは821.5g。交換するだけでも120g以上軽量化できることになる。



 Seat4 新しいサドルは237.5g。サドルを交換すれば、さらに100g程度は軽くできそうだ。

Seat5 Seat6

 サドルを交換し、長すぎるシートポストは思い切りよく切断してしまう。折りたたんだときの邪魔になるからだ。もちろん切った分だけ軽くもなる。

 できあがったサドルとシートポストの重量は636g。なんと318.5gも軽くなった。前回のステムの交換で188.5g軽くなっているので、トータルでは507gの軽量化である。畳んで持ち上げてみると「お、軽くなったな」というのが分かる。

 これはせっせと輪行しないと損だ。

 軽量化したBD-Frogで、早速このあたりの登坂練習のメッカである湘南平を登ってみた。

 500g軽くなったぐらいでは、あまり走りが良くなったとは思えない。相変わらず上りはつらい。湘南平には、近くの高校の体育系部活もジョギングに来ている。自転車に乗っているにもかかわらず、上りでジョギングの高校生達に抜かれた。つくづく情けない。もっと鍛えねば。

 自分の目算としては、トータルで1kgぐらいまでは軽量化できるのではないかと踏んでいる。つまりあと500gだ。サドルとシートポストを軽い部品に入れ替えるとあと200gぐらいは簡単に軽くなるはずである。もちろんこれまでのようなBD-1余剰部品の再利用とは違って、お金がかかるわけだ。




Seat8


 まあ、自転車の軽量化に血道を上げるよりも自分を軽量化するほうが、ずっと削り代は大きいし健康にもいいし、余計な部品代も不要ではある。




Intoaz1


 ちなみに、AZ-1にも積んでみた。簡単に積み込むことができ、運転の邪魔にもならない。これなら車で遠出してサイクリングという遊び方もできるな。

| | Comments (6) | TrackBack (0)

2008.03.23

BD-Frog:ステムを交換する

Stem01

 BD-Frogの乗車姿勢に不満があった。もう少しハンドルを低くして前傾ポジションをとりたかったのだ。ハンドルの基部をステムという。BD-Frogのステムは二重になっていて伸縮可能なのだが、一番短くしてもまだ高い。

Stem02 以前、BD-1をリカンベント化した時に、ステムも交換したことを思い出した。リカンベントは後ろにもたれる乗車姿勢なので、ハンドル位置を後ろに持ってくる必要があり、純正オプションのアジャスタブル・ステムと交換したのである。

 そういえば、元からBD-1についていたステムが余っているはずだ。

 保管していたステムを取り出して、Frogのステムと取り付け部の寸法や形状を比較してみたところ、まったく同じだ。長さもよさそう。交換するとほぼこぶし一つ分ぐらいハンドルを下げることができるだろう。

 ここまでハンドルの位置を下げても、乗車ポジションに支障が出ないかどうか。やってみなければ分からない。ダメだったら元に戻せばいいだけだ。眠っている部品を活かすだけだから、追加投資も必要ない。
 これはやってみる価値があるだろう。

 というわけで、ステムを交換してみた。

 ステムは、折り畳み部分ヒンジを2本のピンで固定している。ピンは割ピンで抜けないようになっている。まず、先の細い電工ペンチを使って割ピンを抜く。するとピンはあっさり抜ける。割ピンは再使用不可能だから、ホームセンターで寸法の合う割ピンを買ってくる。

Stem04 さあ取り付けだと思ったら、ピンがうまく入らない。

 どうやら設計変更があったようで、ピンが太くなっている。ノギスで寸法を測ったところ、BD-1のステムの穴は直径6mm、それに対してFrogのステムを固定していたピンの径は6.2mmあった。仕方ないので、もう一度ホームセンターに行って、6.2mmと6.3mmのドリル刃を買ってきた。こんな径のドリル刃を次に使う機会があるかどうか分からないが、この程度の投資は仕方がないだろう。

 もともと6mmの穴が空いているところを0.1〜0.2mm広げるだけだから電動ドリルもボール盤も不要。ハンドドリルで十分だ。6.2mmの穴ではまだピンが入らないので再度6.3mmのドリル刃でさらに直径を広げた。今度はOK。ピンはぴったり入った。

Stem03 Stem05

 二重のステムが一体になるので、若干の軽量化が期待できる。料理用の計量スケールで重量を測ってみる。新しいステムは285.5g。一方これまで付いていたステムは474g。差し引き188.5gの軽量化だ。

Stem06 きちんと高さを合わせて比較してみる。かなりハンドル位置を下げることができた。これだけ下げることができれば大きく乗車姿勢を変えることができるだろう。




Stem07


 全体を見る。ハンドル位置が下がったことで、ちょっと精悍な印象になっただろうか。

 ステム交換後50kmばかり走ってみた。これまでトップから2段目のギアを常用していたが、足に力が入るようになり、トップがコンスタントに使えるようになった。姿勢が低くなったので空気抵抗も若干減っているのだろう。こうなると、フロントの歯数を増やすことを前倒しして真剣に考えないといけない。

 スピードが出るようになったFrogは、かなり印象が変わった。これはフラットバーのシクロクロスよりも良く走るといってもいいかも知れない。

 ただし一つ問題発生。サドルは割とクッションの厚いものが付いているので、前傾姿勢で足を回すと、腿に引っかかるのだ。そのうちにサドルも、より細いロード用に交換しなくてならない。

 軽量化もできたし、ステム交換は大成功だ。ただしこの方法は、背の高い人には使えないだろう。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

2008.03.01

BD-Frog;3ヶ月目の報告

Frog_in_lakehamana

 忙しさにかまけていると、すぐに更新の間隔が一ヶ月単位で空いてしまう。

 リハビリも兼ねて、BD-Frogのことを書く。

 昨年の12月13日に入手して以来、なんだかんだで300kmほど走った。使い勝手は良好、極めて快調である。1日の最大走行距離は、浜名湖一周をした時の約70kmほど。30km程度なら構えずにごく普通の自転車のつもりで走ることができる。
 なにより走るのが楽しい。タイヤが小さいからだろう。出足がいいので、メリハリのついた走りをすることができる。なかなか良い買い物をしたと思っている。
 写真は1月に浜名湖一周したときのもの。
 

 以下、A-Bikeの時と同じく。Q&Aの形式でインプレッションをまとめる。

 前提条件として、私のFrogは走行の基本部分を改造していることに注意して欲しい。変速機はシマノ・カプレオで外装8速化してあり、前後のサスペンションは、サイクルハウスしぶやスーパーハードスプリング(フロント)・ハードスプリング(リア)に交換してある。ブレーキもカプレオだ。
 また、タイヤはオリジナルのものからシュワルベのシティジェットに交換した。シティジェットはFrogの開発元である独r&mが、わざわざシュワルベに作らせた専用タイヤ。なぜか日本では装着して販売してはいなかった。


よく走る?
 上記の改造が前提条件、少なくともサスとタイヤの交換(1万2000円コースだ。しぶやで車体を買うとフロントのスプリングは無料になる)は必須だが、その限りにおいてはとてもよく走る。ママチャリは軽くしのぎ、フラットバーハンドルのコンフォート系サイクルと同等以上といっていいのではないかと思う。

直進安定性は良い?
 明らかに普通の自転車よりも悪い。手放し運転は私には無理。走り始めは気をつけないとふらつく。ただし走り出せば気になるほどではない。

下りで飛ばせるか?
 かなり飛ばせる。もっともホイールベースが短く、安定性はどうしてもその分悪いので、長い坂をがんがんペダルを回して猛スピードで下るのは危険だ。お薦めしない。普通の自転車程度に普通に走る分には問題ない。

上り坂には強いか?
 現状では、ギア比がかなり低い。私の軟弱な脚でも平地風なしでトップから2段目を常用する程度。すこし脚に自信があればトップ常用になってしまうだろう。したがって上りはまず問題ない。私ですら一番低いギアを使うことはめったにない。逆に言えばフロントをもう少し大きくしてもいいだろう。ちなみに現状でフロントはオリジナルと同じ52Tが入っている。

段差に弱くはないか?
 太めのタイヤとサスペンションの効果だろう。舗装路を走る限り全く問題ない。歩道の段差も通常の26インチ以上の自転車と同じ感覚で乗り越えることができる。

ライディングポジションは窮屈ではないか?
 もともと身長2mのドイツ人が乗れるよう設計されたとしか思えないぐらいに、ハンドルもシートポストも延びるので、いかようにでも調整できる。逆に言えば一般的な日本人が乗るならば、オプションパーツの投入で、かなりの範囲で好みに調整することが可能。私はハンドル低め、シート高めにしてやや前傾ポジションにしている。

変な形をしたエルゴノミック・グリップは効果ある?
 これは、今回の大きな拾い物だった。やや前傾の姿勢を取ると非常に効果があり、手のひらが疲れない。多くの人にお薦めします。バーエンドの付いたものもあるので、今後少しずつ試してみるつもり。
私が使っているGP-1S。値段もお手頃。フラットバーハンドルの自転車にお薦め。

レースグリップGC2S。長距離を乗るには、持つ位置を変えられるので、こちらのほうが適当かも。折り畳み時に干渉する可能性あり。

エルゴン レースグリップ GX2 カーボン。とても軽くて無茶苦茶高い。

同マグネシウム。まだ高い。

普及モデルの同GR2。格好が同じなのに材質が違うだけで大きく値段が異なる。

がんがん漕げば飛ばせる?
 脚力とギア比次第では、と言っておこう。実際サイクルハウスしぶやのスピードドライブを入れた試乗車は「40km/hで走れる」との評判だ。フレーム剛性がかなり高いので踏み込んでもフレームがよれるような感覚は一切ない。
 またBD-1の欠点だった、フロントフォークの剛性感の低さも感じない。おそらくフロントフォーク自体がタイヤに合わせて小さくなっているので、結果として比剛性が向上しているのだろう。

乗り心地は良いか?
 意外なぐらいに良い。高剛性フレームにサスペンションというモールトンにも似た基本構成と、太めのタイヤの組み合わせが効果を上げているのだろう。もちろん価格差からも分かるだろうが、モールトンのようなシルキーライディングを期待してはいけない。あれに比べればかなりがさつではある。

ロードレーサーに対抗できるか?
 無理。事前の予想以上によく走る自転車だったが、所詮は折り畳み自転車だ。走ることにすべてを集中したロードバイクにかなうはずがない。ただし、乗り手の脚力とセッティング次第では、初心者の乗るロードバイクを追走するぐらいはできるだろう。

前輪を外す改造をしているけれど、畳むのは面倒ではないか?
 慣れの問題だ。慣れると、自転車の金属部分を一切地面につけずに、手でもったまま広げることができるようになる。畳むほうも問題はない。少々手間が増える程度と思って欲しい。

輪行は楽か?
 BD-1に比べるとかなり楽。BD-Frogは小さいくせにBD-1とほぼ同じ重量があるのだが、それでも輪行は楽。容積が小さいので、まず肩から輪行バッグを提げたままで駅の自動改札を通過することができる。また、座席に座る際も、自分の座った前のスペースに置いてもかろうじて邪魔にならない。もちろんラッシュ時に輪行するようなことは避けるべきだろう。
 輪行の容易さは重量だけでは決まらない。軽いことに加えて、容積が小さいということも物を言う。

AZ-1に搭載できるか?
 すいません。まだやってません。やったら報告します。

 BD-Frogは、昨年で生産を終了してしまったモデルだ。すでに楽天では売り切れてしまっている。店頭在庫はまだ残っているようで、サイクルハウスしぶやのHPでは在庫あり。人気のルミナスグリーンだけが「3月下旬入荷」となっている。

「よく走る自転車のようだし、自分も欲しい」と思った人に、「これは絶対お薦めです」と言えるかとどうか。
 言えない。なぜならば、消耗部品の供給に不安があるからだ。BD-Frogは、12インチのタイヤを装着している。このサイズのタイヤは子供用の自転車ぐらいでしか使用しない。世界的に見ても本格的な自転車は、このBD-Frogぐらい。それ以外ではブリジストンのワンタッチピクニカぐらいしか、私には思い浮かばない。

 ここで問題になるのはタイヤの「シティジェット」の供給がどうなるかだ。「よく走る」というインプレッションは、シティジェットあってこそなのである。BD-Frogが生産中止になった今、シュワルベがいつまでこのタイヤを供給してくれるか分からない。

 その意味では、BD-Frogは「このスタイルがいい」「どうしてもこれに乗りたい」「これに乗れるなら多少の苦労なんて」という人にしかお薦めできない。私の場合は「とにかく可能な限り小さくなってAZ-1に載り、なおかつ良く走る折り畳み自転車が欲しい」というところからBD-Frogに行き着いたが、そもそもABCC(AZ-1、ビート、カプチーノ、コペンの軽スポーツカー達)に折り畳み自転車を載せたいなんて人はそうはいないだろう。

 単純に「よく走る折り畳み自転車が欲しい」ならば、同じr&mのBD-1なり、ジャイアントMR-4Fなり、ダホンバイクフライデーの一連のシリーズをお薦めする。「小さくなる折り畳み自転車」ならブロンプトンもあるし、バイク技研のYS-11も、いい自転車だ。軽さを追求するなら、パナソニックのトレンクルだってある。

「どうしてもBD-Frogが欲しい」という人にのみ、「この自転車は良く走りますよ」と自信を持ってお薦めする。ただしその場合も、最低でもサスとタイヤの交換という1万2000円コースの出費はついて回ると思ってもらいたい。

 結局のところ、BD-Frogは、売り方を間違えたばかりに、傑作になり損ねて終わった自転車という印象だ。開発元のr&mが悪かったのか、日本輸入代理店のミズタニ自転車が悪かったのかは知らないが、なぜ日本国内で、7段変速を備えた車体にハードサスとシティジェットを装着して売らなかったのだろうか。そうすれば、おそらくFrogの評価は一変していただろう。

 欧州では内装7段の「インター7」変速機を装着したモデルを販売していたのだから、なおさらそう思う。


 私としては当面BD-Frogで楽しく走れると思うと、それだけで十分である。シティジェットだけは、なくなる前に何本か入手しておかなくてはならないだろう。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2008.01.12

蛙の詳細

 かくして手に入れたBD-Frogである。現状の改造箇所は以下の通り。

  • 変速機:シマノ・カプレオ
  • ブレーキ:シマノ・カプレオ
  • タイヤ:シュワルベ・シティジェット
  • フロント・スプリング:サイクルハウスしぶやオリジナル・スーパーハード(ステンレス)
  • リアスプリング:同ハード(ステンレス)
  • グリップ:Ergon パフォーマンスグリップ
  • ライト:TOPEAK 「ホワイトライト」
Frogall
 全体はこんなもの。一見したところ、特にオリジナルと変わるところはない。

Frontsus Frogに限らずR&Mの自転車全般に言えることだが、サスペンションのスプリングをよりハードなものに交換しないとふわふわして長距離を走るのがつらい。サイクルハウスしぶやのスーパーハードスプリングはオリジナルの2倍のばね定数ということだが、Frogにはちょうど良いぐらい。海に近いところに住んでいるので、錆を警戒してステンレス製を選択した。

 バネだけではサスペンションにはならない。ダンパーも必要なのだが、それはフロントタイヤ支持部の回転部分がやや動きが渋く、その部分の摩擦がダンパーの役割を果たしているようだ。今のところサスペンションとしての機能は快調である。

Rearsus リアのスプリングはフロントと同じくしぶやオリジナルのハードスプリングのステンレス製。これはもっと硬いもののほうがいいようだが、リアのスーパーハードは販売されていない。こちらはもう少しダンパーが効いたほうがいいようだ。スプリングの中にブチルゴムを丸めて詰め込もうかと思っている。

 フロントとリアを合わせたサスペンションの感触は、まあまあだ。さすがにモールトンのシルキーライドとは比べるべくもないが、BD-1ストレートフレームモデルの、どことなくがさつな動きに比べると、こちらのほうがまだだいぶましである。

 ただし、私のBD-1は2001年モデルだ。2002年以降は大幅改良されたという話もあるので、あるいは現行のBD-1はずっと改善されているのかもしれない。

 どちらにせよ12インチのタイヤでどんどん走ろうと思えば、サスは不可欠。もしもサスなしにすると、スポークが折れるだろう。今後も躾けつつ、付き合っていくしかない。

Capreo 一番の特徴である、カプレオ8速の外装変速機。幅が足りないので9速全部を使うことができない。タイヤが12インチと小さいので、ディレイラーの地面からのクリアランスがけっこう厳しい。普通に走る分には問題ないが、ショップからは「路肩では気をつけた方が良い」と言われた。

 タイヤは、12インチでは唯一のスポーツ走行用であるシュワルベの「シティジェット」。ほとんどこのFrogぐらいしか使用しないタイヤなので、製造中止が心配だ。何セットか備蓄しておくべきか…

Offsetrear かなり無理矢理外装変速機を取り付けているので、リアタイヤは左にオフセットしてしまっている。このため、右にやや曲がる傾向があるが、乗って走っている分にはほどんと意識することはない。

 逆にこれだけオフセットしていても、すいすい走れるというのは新鮮な発見だった。人間はたいていの状況に適応してしまうものだということだろう。

Front クランク周りはノーマルのままだ。今後少しずついじっていくつもり。ギア比的にはフロントを60Tにするのがいいだろうと思っている。なるべく重量は増やさしたくない。逆にこの部分では減らしていきたい。軽量化のためには、シマノの最高級コンポのデュラエースに入れ替えるのが一番簡単だが、けっこうなお値段がする。

 SpeedDriveについても悩んでいるところだが、プラス1kgの重量増加となることを考えると付けない方が良いのかも知れない。財布にもやさしいし…

Handlebar ハンドルは、携行性を重視してバーハンドルのままにすることにした。その代わり、このエルゴノミクスグリップを付けてみた。なかなか具合が良い。シートと合わせて今後少しずつ調整していくつもり。

 もう少しハンドルは短いほうがいいのだが、このグリップを使う限り現状が限界だ。ショップでは「グリップを切りつめればいいんですけどね」と言われた。そこまでやるべきかどうか、検討中である。

Lightbrake ブレーキもカプレオに変更した。ブレーキの効きは良好。これはマストアイテムといえるかも知れない。シマノのコンポーネントが世界を席巻したおかげで、私達はあちこちのメーカーのコンポを選ぶという楽しみを失ってしまったが、シマノ製品が高品質であるというのもまた事実である。

 ライトはこれまた小型軽量を優先してTOPEAKの「ホワイトライト」を選択した。私の場合、機能を追い求めて重量増加を招き、気楽に持ち歩けなくなったら本末転倒である。

Brake 折りたたむ時はまずフロントのブレーキをはずし、前輪を取り外す必要がある。外装変速機を装着したことのデメリットである。ショップによると「新型のXTR(シマノのマウンテンバイク用最高級コンポーネント)のディレイラーだったら、前輪を外さなくとも畳めるかも」ということだが、現状本当にできるかどうかは不明。

 まあ、以前ランドナーで輪行していた時のことを考えれば、フロントタイヤを外すぐらい、なんということはない。

Fold1Fold2 畳む時の注意点。ディレイラーを持ち上げて、できた隙間にフロントを押し込む必要がある。

Fold3Fold4 こんな感じに畳むことができる。

 現状でだいたい10kgちょうど。今後は、ハンドル周り、シート、フロントのクランク周りを交換することで9kg前半まで軽量化できるだろうと踏んでいる。もちろん高価な部品を投入すれば、それだけ軽くできるはずだが、「気楽に使える道具」を目指すに当たっては自ずと限界があるだろう。  まずはシートを交換したいところ。オリジナルは自分のお尻にあわないらしく、すぐにお尻が痛くなってしまう。

 なによりも走るために購入した道具だ。せっせと持ち歩いて、あちこちを走ってみなくては面白くない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

蛙の品定め

 私が赴いたのは、お花茶屋駅近くにあるサイクルハウスしぶやだった。ここは、Frogの改造を手がけており、シマノのカプレオによる外装変速機8段のモデルを販売している。試乗車を置いているというので、まずは乗ってみるか、ということだった。

 しぶやの試乗車は、カプレオだけではなく、フロントにSpeed Driveも組み込んであった。フロントに組み込む2段変速機である。「フロントは70T相当になっています」という話だった。

 この試乗でノックアウトされてしまった。

 良く走るのだ。

「こりゃ、走るフレームだ」と思った段階で、私はFrogを購入することを決めていた。

 サイクルハウスしぶやに発注する以上、カプレオ仕様だ。カプレオにすると前輪を外さないと折りたためなくなってしまうが、輪行用と思えば大したことではない。ギアの塊で重い内装変速機から、外装変速機にすることで軽量化も期待できる。

 調子に乗ってSpeedDriveも付けようかと思ったが、なにしろ車両価格と同じぐらい高価な部品なので断念。自分が必要最小限と考える装備変更に留めることにした。

 納期は約1ヶ月。というわけで年の瀬、輪行バッグを持って再度サイクルハウスしぶやに赴く。

 畳み方が変わるので、まずはそれを習う。外装変速機にしたことで、きちんとした手順で畳まないといけない、ややデリケートになってしまっている。

 そのまま店から走り出す。その日はお花茶屋から荒川に出て、東京駅まで走った。楽しい。なかなか楽しい自転車だ。これはしばらくの間、輪行と改造の両面で遊ぶことができそうではないか。

 というわけで、私は蛙の飼い主となった。どこをどう改造したかは、次回書くことにする。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧