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2004.02.28

バイクのエンジンをかける

katana.JPG

 終日こもって王立科学博物館第二期の原稿書き。なかなかはかどらず呻吟する。ついに進行役のYさんからまくりの電話が入ってしまう。申し訳ありません。

 私は、基本的に部屋が整理整頓されていないと原稿が書けないタイプなので、原稿執筆に入ると部屋がきれいになる。今日も考え込みつつ机の上を掃除してしまった。部屋はきれいになったが、それでもなかなか書けない。ちなみにもっとせっぱ詰まると、整理整頓の余裕すらなくなり、荒れ放題になる。

 昼過ぎ、車庫に行ってバイクのエンジンをかける。バイクは自動車と比べるとバッテリーが小さいので、放置しておくとすぐにバッテリーがあがってしまいエンジンがかからなくなる。オイルやガソリンの管理という点でもエンジンを回すべきなのだが、以前は面倒でやっていなかった。そんな調子でいたら、この冬は2台所有するバイクのバッテリーを両方ともあげてしまい、先だってひどく情けない思いをしつつ修復したばかり。反省して時々エンジンをかけることにした次第。

 まずは今年15年目となるホンダAX-1を始動する。こいつのDOHC単気筒250ccエンジンは、始動性はあまり良くない。チョークをいっぱいに引いてセルを回すこと数回でやっととことことエンジンが回り出す。次いでこちらは9年目のスズキGSX1100S「刀」。こっちは時々エンジンを回してオイルをエンジン内各所になじませておきさえすれば、機嫌良く一発で始動し、ヨシムラ・チタンサイクロンマフラーの派手な音で吹き上げる。
 AX-1はあちこちが痛んできており、そろそろ買い換えの時期かとも思うが、軽快至極な乗り味が気に入っているのでどうしても手放せない。刀は、そもそもこのバイクにあこがれて免許の限定解除をしたというもので、この9年間で少しずつカスタマイズを進めてきた。刀よりも速いバイクや乗りやすいバイクは今後いくらでも出てくるだろうが、これよりも格好良いバイクは金輪際現れないだろうと信じている。当然手放す気は一切ない。修理不能になるか、自分がバイクに乗れなくなるか、ディーゼル車のように社会的に走行不可となるか、とにかく最後の最後までつきあうつもりでいる。

 エンジンをかけ、その振動を腕に感じると、自分の内側でなにかがわさわさと動き出すのが分かる。血がたぎるのだ。最初にバイクに乗ったのが20歳の時だから、もう23年もこの不安定な乗り物とつきあっている。今では自動車も利用しているが、それでも自分にとって根元的な乗り物は、やはりバイクなのである。

 ただし暴走族は嫌いだ。あれはつるむしか能のない未成熟なガキの行為であり、徹頭徹尾軽蔑すべきものである。大体せっかくバイクに乗ってるんだから一人で走れよ。それも体がねじくれるほどの長距離をさ。孤独と疲労と走った距離の充実感を骨の髄にまでしみこませるのは愉快だぜ。

 仕事が一段落ついたら箱根か伊豆に行ってこよう。

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Comments

うちのR1-Zはバッテリーがほとんど上がった状態のまま1年以上も乗り続けちゃってます。キックだとかかっちゃうんで、あまりバッテリーの必要性を感じなくて(汗
そろそろうちもバイク再始動です。こんど出かけるときはご一緒させてください。

 本日、久しぶりにAX-1に乗って箱根に行って来ました。寒かった…温泉につかってきたのだけれども帰り道で体が冷えてしまいました。
 しかし、しばらく乗らないと乗るのが下手になっているのが分かりますね。

秋田に転職の折、持っていくのも大変だし都内の足に、と残した私のCB-R 250が某研究所の駐輪場に在るのは内緒。先日2ヶ月ぶりにエンジンをかけようとしてみたら全くかかりませんでした。車とバッテリーをつないでかけてみても、バッテリーケーブルが赤化するぐらいになってもかからず;バイク屋に持っていかないと駄目そうです;

>>CB-R 250が某研究所の駐輪場
 うわ、もったいないことを。CBR250は名車ですよ。今のホンダは逆立ちしたってあんなにはやくてバランスのいいバイク作らないし、場合によっちゃ作れなくなっているから(最近のはやりはガキむけスカスカバイクかこれまたガキむけのすかしたスクーター)。

 そこまでやってかからないとなると吸気系回りかオイルのトラブルっぽいですね。素直にバイク屋にまかせたほうがいいでしょう。

 で、金を掛けるほどに愛着がわいて泥沼…

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