アクセスが爆発する

昨夜、サイエンスライターの森山和道さんのホームページから当ページがリンクされたため、本日23日はアクセスが爆発。昨日の10倍近い人がこのページを見てくれた。さすがは科学技術ニュース系ポータルの大手である森山さんのページ。その効果は抜群だった。
森山日記経由でここを初めて見た皆様、よろしく御願いいたします。こんなページですが、ぼちぼちと肩の力を入れずに更新していく所存ですので。
当ページは、「まあいつまで続くか分からないし、来てもらってもコンテンツが少ないと申し訳ないし」ということで、あまり積極的に宣伝してこなかった。コンテンツがたまるにしたがって少しずつ知り合いに折りあるごとに「こんなページをやってるよ」と知らせてきた。今回森山さんに知らせたら、「リンクいいですか」ということだったので「いいよ」と返事した次第。
しかしblogerか…
私もまた、1年ほど前だったか伊藤穣一さんが「これからはblogだぜ」と言い出した時に、「なーにまたアメリカからはやりもの持ってきてぬかしておるか」という印象を持った一人である。かつてパソコン雑誌の編集記者をしている時に、アメリカから新しい物を持ってきて日本との情報時差を使って商売している連中を山ほど見た。ソフトバンクの孫正義氏などは、記者会見で堂々と「アメリカで起きた波は時差を持って日本でも必ず起きます。だからアメリカで起きた波を日本に持ってきて投資すればビジネスになります」と言っていた。
そういう意味では、「わーいblogだー」と調子に乗った連中とか、「コレはコミュニケーションを変えるメディアで」とかしたり顔で解説していた連中には、今もあまり良い印象を持っていない。だから、こんなページを続けるようになった今も、「ブロガー」と呼ばれることには抵抗感がある。
ただ、これはSpaceServerを必死になって更新していた時からだが、「ネットに蓄積していく情報を、蓄積するその時点で整理されたものになるようなソフトウエアが欲しい」と痛切に感じていたのも事実である。実はバックエンドにデータベースを持つ仕組みを自分で作ろうとしたこともあるのだが挫折した。なにしろ私は全くプログラミングに暗いのである。
私思うに、blogの最大の特徴は、投稿した記事が投稿したその時点でラベル付けされ整理されるということだろう。しかも整理された情報がよく考えられた画面の中にきちんと表示される。この「入力即整理」と「整頓された見やすい画面表示」が私にとってのblogの意味である。コメントは、まあ便利かな、という程度。そしてトラックバック機能はよく分からない。通常のハイパーリンクではいけないのか?と思ってしまう。名前が違う以上異なる意味があるのだろうが。
ネットには即時性と同時に、時を超えて何年も前の情報を瞬時に引き出すこともできるという通時性という特徴もある。通時性という特徴を生かすためには日々蓄積する情報を整理して格納することが不可欠だ。
それがあるからこそ、私は今こうやってblogを使ってへらへらと日記まがいの更新をしているのでありました。
曇り空で寒いのは相変わらずだが、昨日ほどではない。本日から次の仕事。夜、泳ぎに行く。思い切って泳ぐ距離を1300mにしてみる。が、ああ、飯がうまい、で食い過ぎて元の木阿弥。
写真はここんところにやにやしながら見ているロシアンCD-ROMの内容のほんの一部(NPOモルニヤ社CD-ROMより引用)。上は「gk-175」という翼を持つ完全再利用型エネルギヤ、下は「ヴァルカン」という超エネルギヤ級スーパーブースター。「そんなもん作ってどうするんだ」とか「何に使うんだ」とかつっこみどころは色々あれど、これだけのものを構想したロシア人というのは実際大したものだと思う。
「やっても無駄だ」と考えた瞬間、どんなに容易なことも出来なくなる。先入観を捨てて白紙の状態から考えるのは大切なことだ。
« 「シュウベルト」を観る | Main | 宣伝:3/27にお台場で講演します »
「ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事
- 月で公共工事をしたいのか(2010.06.29)
- 月に行って、で、それでどうするの?(2010.06.26)
- トップに広告、新規カテゴリー追加、そしてJASRAC(2007.12.26)
- Google AdSenseを導入する(2006.05.24)
- 気分を変えてみる(2006.05.22)
Comments