カレーを作る

朝から自動車を出し、父に付き添って病院に。前回のCTスキャンの結果を聞く。その後江ノ島に回りKさんに届け物。最後に父を市役所で降ろして、と半日お使い。午後は資料調べで図書館。
父が病にとりつかれて5年、最初の大手術から4年半。CT画像はあまりかんばしくないが、もう家族としては可能な限り普通の生活が続けられるように努めるしかない。かつては良く食い良く飲み、たばこを盛大に吹かし「アブラギッシュ」という形容がぴったりだった父が、自動車の乗降にも不自由する様を見ると心が痛む。
夜は今年に入って数度目のカレーを自炊。といっても普通のカレーではなく、シーフードとキノコのカレーだ。このところこの組み合わせが気に入ってしまい、色々なレシピを試している。まずタマネギみじん切りを炒めて、トマト缶と合わせて水を足す。キノコはエリンギと椎茸以外スーパーで売っているものを全部。なめこ、しめじ、マイタケ、ヒラタケ、マッシュルームなどなど。とにかく大量に入れる。
ジャガイモとニンジン、冷凍シーフードを加えて弱火で煮ていく。鍋が大きければざく切りの茄子を入れてもいい。月桂樹の葉を忘れずに。火が通ると、キノコ類からとろみが溶け出してくる。このとろみがいいのだ。
今回は煮詰める過程でターメリックをたっぷり入れてみた。ニンジンに火が通ったところでカレールウを入れ、最後にガラムマサラとチャツネを入れて味を調える。チャツネはなかなかいいものがなくて困っている。市販のチャツネは昔の給食のイチゴジャムみたいに、水飴で増量されているような味で気に入らないのだ。果物をスパイスで煮詰めればいいらしいので自分で作ろうかしらん。
まあまあの味。野菜の味を生かしつつスパイスが効いた味にするには、もう少し試行錯誤が必要だろう。
で、なにせ独身男が鍋一杯のカレーを作るわけですから、これを3日ばかりかけて食うのでした。
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こんにちわ。Agnusさんところ経由で発見させて頂きました。写真が充実していて良いですね。
ところで私もそろそろ35過ぎの独身男となりかけておりますが、やはりカレーを作るのは大好きで、大鍋に5日分ぐらいはつくって食べております。もっとも具には刻んだキャベツの芯を入れるぐらいで、後は比較的普通のカレーで松浦さんほどは凝っていないのですが。しかし、このカレーこんなに鍋に山盛りで吹きこぼれないんですか?文章を読んでいるだけで涎が出てくるぐらいおいしそうですが。。
Posted by: 秋山演亮 | 2004.03.06 10:21 AM
あ、秋山さんだ。そうかAgnus君とこで補足されてしまったか。ネットは天網恢々疎にして漏らさずですねえ。
吹きこぼれは弱火でことことと煮ていくと大丈夫です。トマト缶とキノコのとろみのせいで、かなり焦げやすいので強火厳禁です。
弱火でも遠赤外線のせいかジャガイモは以外なぐらいきちんと火が通ります。ニンジンはやはり煮込む必要がありますね。
カレーはスパイスで味が変わるので、スパイスをあれこれ買い込んでためすと面白いと思います。
Posted by: 松浦晋也 | 2004.03.06 11:02 AM
銀茄子園(Agnus君とこ)にいってきました。そうか、粟岳さんのところから見つかったのか。
こういう広がり方は好ましいです。誰がいつ気が付くかをわくわくしながら見守っていたりして。
別にリンクするななどと言っているわけではないですし、拡散係数の実験をしている気分と言えましょうか。
Posted by: 松浦晋也 | 2004.03.14 02:34 AM