「のぞみ」のハガキをチェックする

5月26日
朝から相模原の宇宙科学研究本部へ。火星探査機「のぞみ」打ち上げに合わせて募集された「あなたの名前を火星に」キャンペーンへの応募ハガキのチェック。
この時は27万人からの応募があり、これらの人々の名前は探査機の金属プレートに縮小して焼き込み、バランスウエイトとして搭載された。
最初は27万人分全部をチェックする心意気だったのだが、出てきた痰ボール箱の量に驚愕。しかも広報の渡邊さんによると「これで5万人ほどですよ」。
めげる。これだけチェックするだけであきらめるすることにする。
チェックを始めると、それぞれのハガキに記された人生模様の密度に涙流しっぱなしとなる。なかなか作業が進まない。
途中、お世話になった的川泰宣先生のところにあいさつに顔を出す。先生の近刊「やんちゃな独創——糸川英夫伝」(日刊工業新聞社)を頂き、恐縮する。
午後6時過ぎまで粘ったが半分少ししか進まない。明日も来ることにして帰宅する。神経はくたくた。そのまま寝てしまう。
写真はハガキが入った段ボール箱。
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