SF大会の補足をする
SF大会で、私が出た企画「国産ロケットはなぜ墜ちるのかvs宇宙へのパスポート2」をごらんになっていた方のためにちょっと補足する。
私はスペースシャトルを大失敗作だと言い、「スペースシャトルはいわばエアラクーダみたいな機体」と言ったが、エアラクーダってこんな機体です。ちょっと細かい解説はこっち。
ベルXFM-1エアラクーダ、プッシャー式のエンジンナセルに人間が乗る砲座がついた5人乗りの双発戦闘機!!
でかくて無駄で間抜け。これを駄作と言わずして何を駄作というべきかという、アメリカンテイストいっぱいの駄作機である。
で、「国際宇宙ステーションってのは要はカプロニCa60みたいなものだ」といったのは、まあこんな機体です。飛行機がどんな形状でであるべきかが分かる前に先走っちゃって、でっかいものを作ってしまった例。詳細はこちら。
実に壮大な計画だが結局飛ばなかった。
私が何を言いたかったかおわかりいただけたでしょうか。
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