大人が乗ってもうれしくない新幹線の話を思い出す
一日原稿。夕方から母を連れて湯河原の温泉へ。父があれほどやりたい放題だったのも、母あってこそ。ごくろうさまでした。
帰路、自動車の中で母と父についてあれこれ話していて、ふっと思い出した。確か私が小学校の低学年だった時だったか、出張で新幹線や飛行機に乗れる父がうらやましくて仕方なかった。
私は電車に乗れば先頭に飛んでいって、運転席越しに前を食い入るように見つめるタイプの子供だった。だから新幹線(もちろん当時は東海道新幹線しかない)も飛行機もあこがれであり、乗りたくて仕方なかったのだ。
自分も乗りたいぞ、お父さん不公平だ。そういう私に父は答えた。「大人になればいくらでも乗れるさ」。続けて「でも大人になってから乗っても、全然うれしくないけどな」。
いや、全く至言でありましたな父よ。仕事で乗る新幹線や飛行機のなんとつまらないことか。
今やその言葉をかみしめております。
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