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2005.03.06

親指シフトキーボードを購入する

PICT1060

 MacOSXでも使えることが判明したので親指シフトキーボードを購入した。

 富士通コンポーネントのUSB親指シフトキーボード「 FKB8579-661EV」という製品だ。MacOSXは対応外なのだが、フリーウエアのドライバーが存在し、MacOSXでも使用することができる。

http://www.fcl.fujitsu.com/products/personal/kb/index.html

 以前からローマ字入力の非効率は気になっていた。
 10年以上昔、パソコン雑誌に勤務していた時に各種キーボードの比較紹介記事を書いた。アップルがエルゴノミクスキーボードを売り出した時の話だ。変わった形のエルゴ系キーボード、親指シフト、トロンキーボード、M式を初めとした特殊配列キーボード等々、色々扱った。 この時の取材で,実は親指シフトとトロンキーボードが同じ発想で作られているなどということを知った。
 当時はワープロの余波が残っており、親指シフトはそれなりのシェアを持っていた。そしてローマ字入力と比較して親指シフトの優位性は明らかだった。

 しかし私は親指シフトに乗り換えなかった。その未来が不透明だったためだ。キーボードという基本的な入力デバイスを富士通一社に握られるのもイヤだったし、そもそもMacに接続するのも面倒だった。
 が、私は親指シフトへの興味を持ち続けた。考える速度で書くことへの憧れがあったからだ。

 親指シフトだけしか使えないのは問題だ。が、親指シフトも使えるというのは悪くない。そう考えて、今回キーボードの購入に踏み切ったのである。

 まだ悲しくなるほど入力は遅いが、運指の合理性は感じられる。慣れるとどこまでタイピングが速くなるのか、あるいはならないのか。楽しみだ。

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Comments

うーんMacでも使えるんですか。Oasisの古いワープロいまでも家にありますけど。親指シフト昔はやってました。確かにローマ字の半分のタイプ労力になるとはいえます。親指シフトのプロタイピストは目にも止まらぬ速さだというし。

大昔にFMRの親指シフトキーボードを使用した事がありますが
自分が、かな入力な人な所為なのか今ひとつピンときませんでした
かな入力は卓上理論上ではローマ字入力の二倍早く入力ができますが
でも私の場合、脳内の作文能力が追いつかないので無意味な感じです

それでも凝り性なので良いキーボードをチクチク購入していたら
現在手元に IBM 5576-B01×4 DELL SK-D100M×3 DELL AT103×1
他に名前を把握していない物が4~5枚が在庫中、大惨事だぁ
まあほとんどが中古での入手でしたから費用は大してかかっていませんけどね
一生分のキーボードとは言わないが後10年は戦えるで量ではあります

でも将来規格が変更になって一からやり直しをする羽目になるになる悪寒が・・・

はじめまして。
あまりの懐かしさにコメントしてしまいました。
元富士通社員です。
新人教育で親指シフトのトレーニングがありました。
私はそのトレーニングが大好きで、同期入社の同僚といつも競争していたおかげで日本語の文章を1分間220文字くらいのスピードで打てるまでになりました。しかし、今は昔。たぶんもう全然打てないんだろうなあ。。。。

 せっせと練習しております。どうやらどこにどのキーがあるかで迷うことはなくなりました。

 まだまだ入力は遅いです。2倍の打鍵数があるローマ字入力のほうが断然速いです。まあ練習あるのみなんでしょう。

カワバタです。
すごく心強いです。
文筆系の肩でマッカー+親指シフトの人ってなかなかいないんですよね。
ちなみに、ぼくはibookでは、通常入力です。そのせいか、長編はノートで書く気がしないんですよね。
せいぜいエッセイ止まり。
メイン・マシンでは、古いRoardをいまだに使っています。快適です。

 当時もローマ字入力よりも習得に時間がかかるようなことは言われておりました。私の場合、1日1時間練習して一ヶ月で、ほぼマスターできました。
(テキストは学生時代のサークル会誌(手書き)でした。好きな作品を活字化する喜びも原動力になったと思います。)
 親指シフトの魅力は「考える速度で書く」というか「考えるよりも早く書ける」と思ってます。ノッくると「頭で打鍵」する「タイピングハイ」の快感を味わえますョ。

 カワバタさんはマック+親指シフトだったんですか。先だって種子島で会った佐々木譲ざんが親指シフターでして、キーボードをプレスセンターに持ち込んで原稿を書いていました。

>1分間220文字くらい
>1日1時間練習して一ヶ月
 なるほど。練習あるのみですね。
 早くがしがしと原稿を書けるようになりたいです。

Win環境の方なら、キーボード持ち込みって技ができますよね。かなり、うらやまし、です。

ちなみに、Mac+親指シフトは、キャラメルボックスの加藤昌史さん以外には、文筆周辺には棲息を確認したことがなかったんです。
二階堂さんなんかがやってらっしゃる親指シフトユーザの作家の会なんぞにも、質問してみたいことがあるのですが、知りうる限り、該当者無しというようなお答えでして……。

Tigerがリリースされたなら、新しいデスクトップに乗り換えます。いつまでもADB搭載マシンってわけにもいかなくなってきました。

 Macと親指シフトの組み合わせはそんなにレアですか。パソコン雑誌に在籍していた時、デスクに一人、Macと親指の人がいました。他の誰も親指シフト入力が出来なかったので「ハードウエアプロテクト」と言っていたり。

 私も次期旗艦を調達しなければならないのですが、Tigerまで待つべきなんでしょうか。新OSには半年は近づくなというのが私のポリシーなのですが、どうしたものやら。


突然ご無礼致します。

簡単な部品を設定するだけで

ノートパソコンから
一般のキーボードまで

自然な指使いで
親指シフトが
可能になります。

好みのキーボードを選んで
親指シフトが楽しめます。

興味がありましたら
私のホームページを
ご覧ください。

http://homepage2.nifty.com/jizai/

よろしくお願いいたします。

青山 慎吾

 親指シフト、仕事のあまりの忙しさに全然練習できていません。

青山さん
 おお、これは面白いですね。なければ作るというのが爽快です。普通なら「他人のコメント欄で商売するな」と反応するところですが、こういう面白くて自作っぽい話題ならOKです。ただ、私ならオ青山さんに依頼せずに自分で作ると思います。その方が愉しそうなので。

 練習しなくては。

こんにちは、昔は「かな」打ち、ローマ字打ち、そしてM式ローマ字打ち、また、「JISかな」打ち、最終的に親指シフト打ちになった者です。
確かに両方(ローマ字とかな)ができることは一種の武器だと思います。
私も自宅、職場とも親指シフトですが、たまにローマ字入力を強いられることがあり、打てるようにしています。

親指シフトの練習、がんばってください。 

石川県の親指シフター

 うう、しばらく練習は停止していました。昨日久し振りに入力したら完全に指が忘れています。またゼロからやりなおしです。やれやれ。

こんにちは。Macで親指シフト使ってます。うちのはOS9なので、かろうじてリュードボードが使えるんですが、OSX用のがあるのを知って、うれしいです。OSX機の購入はしばらく先になりそうですが(涙)。
Windows機やよそんちのMacはローマ字入力です。なので両刀遣は可能ですよ。
私が練習した当時の本のことをトラックバックしましたので、ご笑覧ください。

練習いかがですか?
親指シフトは、長時間、長文を入力すると疲労度が桁違いです。がんばってください。

ローマ字入力派でした。

でも、親指シフトもできるってやはり魅力ですね。

拙いブログですがお越しください。

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