「はやぶさリンク」:オペレーション
次のイベントは午後8時からの記者会見です。
はやぶさはNASAのDSN経由で、今回の降下リハーサルで取得したデータをダウンロードしている。最高でも2Kbpsの通信速度なので、リアルタイムでのダウンロードには限界がある。
典型的なオペレーション風景。写真中央が、コマンドを送信するための卓。メーカー(写真ではNTスペース)の技術者が座り、操作する。直接探査機に向けてコマンドを送信するのは、メーカーの技術者である。
その隣がスーパーバイザーと呼ばれる直接の運用責任者。主にJAXA/ISASの助教授、助手が務める。この写真では後ろに川口プロジェクト・マネージャーが立って、運用全体を監督している。ISASのプロジェクト管理では、最終的な意志決定の責任をすべてプロマネが負う。
本日の降下リハーサル運用では、背後のホワイトボードに、運用の状況を書き出していた。この手のアナログな情報伝達は、意外なぐらいに多用されている。
運用室とは別に、サイエンス側の関係者が詰める部屋がある。そちらでは受信したデータを元に様々な解析を進めている。今回の降下でもあっと驚くような画像が得られた模様。公開を待とう。
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探査機はやぶさから、観測ロボットミネルバを投下した。
投下の結果はまだ伝わってきませんが、成功してるといいですね。
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