エネルギー収支からカーライフを考える

ちょっと小耳に挟んだ話など。
新車を製造するのに必要なエネルギーは、その自動車をおよそ5万km走らせるのに必要なガソリンと等しいのだそうだ。燃費の良い自動車を製造するのも悪い自動車を製造するのも、等しくエネルギーが必要なはずなので、この話は「その車格の平均的燃費で5万km」ということなのだろう。
つまり、「燃費の良い新車にしましょう」と自動車を買い換えると、それだけで5万km分のエネルギーを消費することになるのである。燃費のためにハイブリッドカーを買うぐらいなら、今の自動車に乗り続けろ。内装が痛んだとか、飽きたとかいうような理由だけでぽんぽん買い換えるんじゃない、ということである。
もちろん、自動車メーカーはそんなことは宣伝しない。
さらに言うならば、燃費の良いきれいな新車を買うぐらいなら、燃費が悪くても年季の入った旧車に載るほうが、エコロジカルということにもなる。下手をすれば30年以上昔のリッター5kmを切るようなアメリカンV8のほうが、プリウスに代表される省エネカーよりも、生産から廃棄までのエネルギー収支を考えると、ずっとましということになるわけだ。
もちろん、今、新車を買って30年乗り続けるならば、それはそれで意味があるということになる。愛着を持つという意味でも、耐久性という意味でも、30年乗り続けられる自動車を、今の自動車メーカーが生産しているかどうかは、また別の問題である。
もうひとつ。
そうしてみると、なんだか意味を失いそうなハイブリッドカーだが、実は大きな意味が一つあることに気が付いた。ハイブリッドカーの巨大な電池は、大地震などの災害時に分散した電源となる。一昨年の新潟の地震でも分かるように、災害時に自動車は緊急避難の住居にもなる。そこでふんだんに電力が使えるかどうかは、避難生活の質に大きく影響する。
ハイブリッドカーは、通常の自動車より割高だ。例えば、大容量電池を搭載したトヨタのエスティマ(新型エスティマはまだハイブリッドが出ていないので2004年モデルで比較)の場合、ハイブリッド車が最高グレードで402万1500円、ガソリンエンジンのエスティマLがだいたい320万円前後。
自動車としてみると、多少燃費が良くて80万円高というのは、少々考えてしまうが、緊急時の避難所として10年乗ると考えて年間8万円ならば、これは検討に値するということになる。
ただし、地震災害に関しては、一番最初に復旧するライフラインは電力なのだそうだ。一番最後まで手間がかかるのがガスとのこと。また、大きなエスティマに、普段は一人で乗るというような使い方をするならば、それはいざというときの備えというよりも、ムダということになるだろう。
最後にもう一つ聞いた話。
現在のハイブリッドカーは、家庭用のコンセントから充電できる仕様にはなっていない。が、電力会社からの既存の配電システムから充電できるようにすべきという議論があるそうだ。
割安の夜間電力を使えば、コスト的にいい線行くらしい。
写真は、日本クラシックカー協会のイベント「ニューイヤーミーティング2006」で撮影した1954年型ベンツ180D、ワンオーナーで50年間に75万kmを走ったという驚異の履歴を持つ自動車だ。今年5月で引退し、日本自動車博物館入りするとのこと。
とんでもない自動車趣味と思えるが、これこそが究極のエコロジカル・カーライフなのかも。
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Comments
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13年で割増しってのはなんとかならんもんか・・・>自動車税
Posted by: カソトワ | 2006.04.12 12:29 PM
重度の金欠病のため、車が買えません。orz
Posted by: BUNTEN | 2006.04.12 10:53 PM
昨年のモーターショーで、三菱の電気自動車"コルトEV"に試乗する
機会がありましたが、ガソリン仕様と比べても遜色のない加速でした。
航続距離が300km弱と実用に使うには、マダマダ改善の余地はありそう
でしたが、単相200Vの家庭用電源なら3時間で・100Vなら8時間ほどで
満充電可能との事。高価な上にインフラ整備が進まない"水素自動車"
に比べれば、遙かに現実に近い車なのに…と感じたことが。
Posted by: 霧島 | 2006.04.13 01:10 AM
相変わらず論理が迷走してますね。
・旧車を使い続けるのと新車を買うのとどちらが社会的負担は少なくて済むのか?
・ハイブリッドカーと従来型の車と様々なコスト比較でどちらが有利か?
の二つをごっちゃにして論じちゃいかんでしょうが。
ハイブリッドカーが出たからまだ使える旧車から乗り換える人よりも、
今使っている車が古くなったからそろそろ新しい車を買うか、ところでハイブリッドカーってほんとに有利なの?
と考える人の方が一般的でしょう。
で、ハイブリッドカーの社会的コストと言った命題を立てたからには、定性的にではなくて定量的に論じなければ意味が無いわけで、
ちゃんと調べて見解を明らかにしてください。私も松浦さんなりの評価が聞きたい。
それをやるまでは、「下手をすれば」なんて逃げを打ちながら断定的な物言いをすべきではないでしょう。
Posted by: ROCKY 江藤 | 2006.04.13 03:15 PM
車を乗り換えるときどっちがいいかという質問なら同じ排気量ならハイブリッドカーが馬力も燃費もいいし、、、でも10年たってまだ1万キロしか乗っていない車で生活の足はほとんど電車、バスの人が車検の問題等を考えなければ今の車に乗るほうが地球の環境面からいけば、いいに決まっている。私も今の車が古くなって買い替えの時がきたらハイブリッドカーも選択肢の一つに入れています。
Posted by: 宮本 | 2006.04.13 07:39 PM
…通勤を、10Km/lの四輪車から、
20Km/lの2stバイクに変えたのですが、
環境的にはどうなのでしょう…?
Posted by: KAZ | 2006.04.13 11:18 PM
> 現在のハイブリッドカーは、家庭用のコンセントから充電できる仕様にはなっていない。が、電力会社からの既存の配電システムから充電できるようにすべきという議論があるそうだ。
割安の夜間電力を使えば、コスト的にいい線行くらしい。
現在のプリウスを例に挙げれば、バッテリーを満充電しても、最長航続距離は2キロ程度しかありません。商業電源からの充電ができるようになっただけでは、たった2キロの航続距離ではほとんど無意味だと思われます。
どこで、こんな「議論」があったのですか?
コストを考える以前に、バッテリーの容量を極端に大きくしない限りは成立しない議論だと思います。
Posted by: リリーマルレーン | 2006.04.14 03:28 AM
確かに、私の頭の中で完全に整理しきれないテーマをそのまま書いてしまったかも知れません。
バイヤーズガイドとしては「旧車を使い続けるのと新車を買うのとどちらが社会的負担は少なくて済むのか?」と「ハイブリッドカーと従来型の車と様々なコスト比較でどちらが有利か?」は分離すべきですが、私の頭の中では、「社会的コスト最小の消費行動は?」というかたちで結びついていますので。
それを、そのまま書けばいいのか、といえば、確かに疑問ですね。
実のところ、私としてはハイブリッド・カーが本当にライフサイクル全般を見てもガソリン車より環境に対する負荷が小さいのかどうか、という点が納得できる結論を得られていません。色々考えてはいるのですけれど。
例えば、トヨタのプリウスのページを見ると、ライフサイクルアセスメントの結果が公表されています。
http://toyota.jp/prius/ecology/index.html
確かに一見ハイブリッド車が優れているようですが、燃費については10・15モードを採用しているので実際より大分良くなっているんじゃないかと思います。数値も、比率で表示されていて実際の値ではないです。
自動車会社の出した数値ですから、どこまで信用していいのか、いまいち分かりません。自動車会社以外が算定した数字はないのでしょうか。
そんなこんなでつらつら考えていたところで、専門家筋との雑談で、この記事に書いたような話題がぽろっと出てきたので、つい書いてしまった——というところです。
私の疑念は、つまるところ「燃やして得るエネルギーは余計な変換をかけないほうが効率が良い」「シンプルなのが良い機械」ということなのですが。ハイブリッドが、動力の回生で効率を上げているというのは理解していますが、そのためにあれだけの仕組みを積むのがいいのかどうか、いまいち納得できないでいます。
むしろ省エネカーとしては、かつてVWが作った「1リッターカー」のような行き方のほうが正しいような気がするのです。
http://autos.aol.co.jp/news/backnumber/n200204/20020424-2.html
ただ、ハイブリッドカーに交通機関以外の用途があれば、コストは正当化されます。緊急時のシェルターという考え方はその一つじゃないかと思っています。
旧車についてはKAZさんのおっしゃる問題が確かにあります。いくら新たに製造する訳じゃなく燃費もいいといっても、40年前の360カーの炭化水素ふきだしまくりの2ストエンジンをつかっていて良いのか、ということですね。スバル360など、車体が軽いので燃費はけっこう良かったそうですが。
ディーゼル排ガス規制では、古い四駆ユーザーが大分苦労しましたが、古い車に関してはある程度の恩典があってもいいような気がしています。数が少ないですし、文化遺産という観点もあるでしょうから。まあ、これも本記事とは別の話ですね。
家庭用のコンセントを使うという話は、もちろんもっと大容量電池を積んで、ということです。自動車の使用状況として1回20km以下の走行というのがかなりあるそうなので、そういう部分をガソリンレスにしてしまえ、という議論です。チョイ乗りは市街地を走るのが大部分なので、市街地での排ガス放出も避けられるとのことです。もちろんこれもライフサイクルアセスメントをきちんとしなければいけないわけですね。
Posted by: 松浦晋也 | 2006.04.14 12:41 PM
ハイブリッドカーの数値の実験はカー雑誌などがそれぞれやっています。ちょっと専門的になりますが、今のハイブリッドカーの生産は来るべき燃料電池車の制御技術の確立のためには、大変有効的です。といいますのは今のハイブリッドカーは電圧のコントロールが自由に行えるインバータで制御されています。燃料電池自動車というのは電力の供給装置がガソリンエンジンから燃料電池に変わるだけなので、ハイブリッドカーを作っているメーカーは容易にこの技術の転用できて優位に立てます。電力の発生源については、水素スタンドの普及が前提、など量産、販売にはまだ壁が多いですが、出来た電気を使った制御法については今から確立しようとしておいたほうが有利です。
逆にハイブリッドカーを作っていないメーカーがいきなり燃料電池車を開発しようとしても制御装置は他社の技術に頼らなくてはならないでしょう。そういう意味で初期のプリウスなどはハイブリッド車の優位性を見せ付けるより電気制御の車をわざと普通の車と同じような味付けにして普及をはかるほうにウエイトが置かれたみたいです。変な話ですが、若いときにバイクに乗っていた人はたとえハイブリッド車が燃費や動力性能で上回っても、発進の時は高回転でうなりをあげて加速する車に魅力を感じてしまうそうです。感受性の高いときに染み付いたものはとれないそうで初代プリウスは「音もなく発進する車が気味悪がられないか」などの心理的実験もかねていたそうです。ちょっと本編と関係ないことまで
書いてしまいましたごめんなさい。
Posted by: 宮本 | 2006.04.14 07:10 PM
ご存知とは思いましたが、少々!
松浦さんが提起したエネルギー収支の問題はLCA(ライフサイクルアセスメント)として問題提起されています。
http://www.jemai.or.jp/CACHE/lca_index.cfm
ただし!係数や計算法によるブレが大きく、どの式を使いどんな係数や条件で計算するかで、いまだに議論が絶えないようです。
建物の構造計算法でも、計算法の違いにより強度率が変わることと似ています。
LCAの基準が確立されると良いのですが!
Posted by: DVDを見せたがる男 | 2006.04.14 10:38 PM
ややオフトピですけど、たまにある例外処理のためにシステム全体がハイコストになる問題を連想しました。
光ファイバ網のラスト1マイル問題とか、最後の数百メートルのために四駆が必要になる事態と類似していて、たいていは20km以内の街乗りなんだけど稀に逸脱があるから電気自動車は使えない、という判断になってしまう。
その点プリウスなら大丈夫。間に合わせの妥協策のようでいて、ハイブリッド車ってなかなか強力な概念じゃないでしょうか。いち早く電化した鉄道と異なる、自動車の特質によくマッチしていると思います。
ところで「たまにある例外処理のためにシステム全体がハイコストになる問題」を一言であらわす言葉がありそうなんですが、どなたかご存じないですか?
Posted by: 野尻抱介 | 2006.04.15 02:31 AM
野尻様、はじめまして
>ところで「たまにある例外処理のためにシステム全体がハイコストになる問題」を一言であらわす言葉がありそうなんですが、どなたかご存じないですか?
先日、私の友人がお笑いで話したネタを思い出しました。
ダブルーチン!
システム構築作業やコストが「ダブる」、だぶだぶとした複雑なシステム?になるとの意味で、サブルーチンにかけて冗談めかして言ってました。
外国人開発者にもウケていたとのことです(笑!)
話のレベルが低くてすみません!
Posted by: DVDを見せたがる男 | 2006.04.15 09:49 AM
すぐ思い付くのはクリティカルパスですけど、ちょっとずれてますね。
Posted by: 林 譲治 | 2006.04.15 09:59 AM
化学の言葉ですが律速段階ってどうでしょうか。一番効率の悪い部分が全体の速度を支配します。クリティカルパスと同じような意味合いになるなあ。
自動車のように中古市場が充実していれば、今乗っている車を下請けにだして燃費のいい車を買うことはエネルギー消費の点ではプラスになるように思います。中古車としてだれかがのってくれれば製造に使用したエネルギーは無駄になりませんから。
Posted by: 半日庵 | 2006.04.19 10:24 PM
ハイブリッドカーの製造時点でのエネルギー消費は通常の車よりも大きいでしょうが、燃費が優れているので5万キロも乗れば、トータル使用エネルギーが同じになると仮定します。
製造時のエネルギーは原油由来のものばかりではなく、原子力由来の電力も含まれていますからイニシャルエネルギーに含まれている原油の消費量は少ないと思います。
定性的な話に終始して申し訳ありませんが、実際の走行時に消費するエネルギーのほとんどは原油由来のガソリンですから、走行性能(≒燃費)を改善することは、限られた化石燃料を温存するためには、かなり優れた手段だと感じています。
環境に与える負荷については、原子力エネルギーの環境負荷が(高レベル核廃棄物の問題が極めて長期間続くので)未知数ですが、少なくとも化石燃料をできるだけ温存して、将来の代替エネルギー開発に期待するのが得策でしょう。
Posted by: リリーマルレーン | 2006.04.19 11:48 PM
>家庭用のコンセントを使うという話は、もちろんもっと大容量電池を積んで、ということです。
技術的な面のほかに、ハイブリッド車の開発・販売戦略も含んでいて、メーカーは必ずしも積極的になれないということでしょうか。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20051122104.html
Posted by: masamich | 2006.04.20 11:41 PM
今回はハイブリッドネタなので、プリウス関連で使っているHNです。
松浦さんにしては、調査不足の書き込みだと私も思います。
私は3年来のプリウスオーナですが、この車は乗ってみないと評価できません。
ガソリン車、ディーゼル車、バイクと同列に、ハイブリッド車というカテゴリが必要です。ぜひ1日でもいいのでレンタカーを借りてどういう車なのかを理解してから議論する方が良いかと思います。
車の乗り換えの議論の中には、中古市場の位置づけが欠落していませんか?燃費の良いハイブリッド車が安く買えるなら、長く使われていくように思います。
さて、プリウスはまだ発展途上であり、乗り手によって実燃費は大きく異なります。
普通の人が乗れば、燃費は18から23km/L程度、燃費マニアが乗れば30km/Lを越えます。
よくエンジンとモータを切り替えながら走るのが特徴とされていますが、実はエンジン停止状態での走行というのを見落としてはいけません。プリウスでも、モータ走行はほどほどにするのが高燃費の秘訣です。
例えば、巡航状態で30km/Lで走ったとしても、暖気時や加速時にはどうしても燃費は低下するのでトータルでは25km/L程度しか走らないということになります。そこで、エンジンを止めた状態で滑空走行あるいは回生しながらの惰性走行で燃費をとことん延ばすのが燃費マニアのコツです。
前方の信号が赤に変われば即エンジンを止めて、無駄な燃料はカットします。長い下り坂などはとことん惰性で走ってくれます。
しかし、まだ現状では微妙なアクセルワークが必要なので、このようなところが制御にも組み込まれるようになれば、誰でもいい燃費が出るようになるのでしょう。
雨や、風、気温によっても燃費は目に見えるほど大きく変動します。雨の日は2,3km/L程度は落ち込みます。
私は2km以内の距離なら車は使わず自転車の使用に切り替えました。また渋滞も燃費に悪いので出社時間を早めて時差通勤していますし、この車に乗っているといろいろ影響を受け、自分の行動が変わっていくことに驚かされます。これはオーナになる前は予想していなかったことです。
この辺が価格差の問題や、エコなのかどうかの議論では抜けている気がします。
さて、今月の私の実データは、満タンから1,160km走行して、25.5km/Lでした。往復50kmの通勤使用ですが給油は確実に月1回で済みます。
燃費マニアの方々の中には満タンで1,700kmから2,000km走る強者もいますよ。
ここに来られる方は、エネルギー保存則が目に見える形で結果に表れるこのような車に、惹かれる可能性があると思います。一度乗ると普通車にはたぶん戻れなくなるのでご用心を^^。
Posted by: しょう | 2006.04.25 08:24 PM
初めてお邪魔します。
> 現在のハイブリッドカーは、家庭用のコンセントから充電できる仕様にはなっていない。が、電力会社からの既存の配電システムから充電できるようにすべきという議論があるそうだ。
> 割安の夜間電力を使えば、コスト的にいい線行くらしい。
これは、恐らくこのハイブリッドバスの事を
指しているのではないかと思います。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/00103001-j.html
http://www.hinomaru.co.jp/metrolink/bus/index.html
このバスではガスタービンは発電に特化し、純
粋にモーターのみの駆動で動いています。しかし
当時(2000年)は電池とタービンの価格と寿
命に難があったため、広範囲の普及には到りませ
んでした。電池寿命の問題は今のプリウスにも実
は存在しており、通常走行で10万km前後で電
池を総交換する必要が出てしまいます。
燃料電池は、基本的には体積面積比の高い小型
システムに向いており、自動車向きとは言い難い
技術ですので、高密度・長寿命の蓄電池が実用化
されれば、純粋電気自動車のルネサンスは今でも
充分可能です。
Posted by: Escher | 2006.05.17 06:18 PM