Web検索


Twitter

ネットで読める松浦の記事

My Photo

« A-Bikeに乗る その1 | Main | A-Bikeに乗る その3 A-Bikeを観察する »

2007.05.10

A-BIkeに乗る その2 A-Bikeを展開する

 すでにネットのあちこちにでてきているし、なるほどれおなるどさんが、こんな動画も公開しているが、いろいろ興味深いので、組み立ての手順を掲載する。


Pict4220 これが畳まれた状態。


Pict4221 まず、左右分割のハンドルを組み立てて、前輪を180°回転させる。ハンドルは差し込み式。真ん中だけが金属製で、左右のグリップ部分は樹脂製。


Pict4222 前輪を回転させて、前に向けた状態。


Pict4223 次に、折りたたんであったシートポストを持ち上げる。見て分かるように、畳んだ状態でシートポスト根本のヒンジは同軸になるようになっている。ここが畳まれていると、スライド式の縦フレーム伸長はできない。シートポストが畳んだ状態のロック機構を兼ねているわけだ。巧妙な設計である。


Pict4224 シートポストを持ち上げた状態で上部の黒い横フレームをつかってちょっと振ると、簡単に縦方向のフレームをスライド式に伸長することができる。所定の長さまで伸ばすと、内側からばねに押されたロックピンが飛び出して、縦フレームを伸ばした状態で固定する。


Pict4225 タイヤの間に足の甲を押し込むと、簡単に下の横フレームが広がる。完全に伸ばして、中央のヒンジのロックを確認する。


Pict4226 2本の縦フレームにあるレバーを締めてロックする。ロックピンが効いているので、これを締めなくても一応は走れるが、特に後ろのレバーは絶対に締めること。後ろのレバー部には、シートポストが着いている。ここをロックしないと、シートポストがぐらぐらして、最悪の場合、シートポストを支える樹脂製部品が破損する可能性がある。


Pict4227 シートポストを伸ばす。自分の体格に合わせて目印をつけておくといいだろう。シートポスト表面は細かいヘアライン処理を施してあってざらざらになっており、体重をかけてもすべって縮まってしまうということはない。


Pict4228 最後に折りたたみ式ペダルを開いて完成だ。



 最初はとまどうかもしれないが、慣れると10秒以下で展開することができる。折りたたむ時も同様だ。機構を相当考え抜いた上で、試作を繰り返して詰めていったのではないかと思う。

« A-Bikeに乗る その1 | Main | A-Bikeに乗る その3 A-Bikeを観察する »

メカニズム」カテゴリの記事

A-Bike」カテゴリの記事

Comments

シートポストは伸ばしっぱなしでも展開/折りたたみできるのではないでしょうか。

YouTubeにある「A-bike - An open and shut case!」( http://www.youtube.com/watch?v=bTwkBPDyFrk )が良い例だと思います。その動画によれば、シートポストは伸ばしたままにしていますね。実物が届いたらこれを参考にして練習してみるつもりです。

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference A-BIkeに乗る その2 A-Bikeを展開する:

« A-Bikeに乗る その1 | Main | A-Bikeに乗る その3 A-Bikeを観察する »