デジタルカメラを買う

3年振りにコンパクトデジカメを更新した。
前回の更新記録はこれ。コニカ・ミノルタのDimage Xgの代替機は、キヤノンのIXY DIGITAL L4。選択基準は、起動とフォーカスのレスポンスの双方が速いこと、そしてなによりも小さいこと。
私はずっとDimage Xgに首からさげるストラップを付け、シャツの胸ポケットに入れて持ち歩いていた。ところが昨年auに携帯電話を切り替えて以降、胸ポケットを携帯電話が占拠するようになった。
色々デジカメの持ち歩き方を考えてみたが、どうにも落ち着かない。胸ポケットに携帯電話とデジカメを入れるとかさばって仕方がない。カメラだけズボンのポケットに入れることも考えたが、歩くのに邪魔になる。かといって、カメラをカバンに入れてしまえば、気軽に自分の生活を記録する体制ではなくなってしまう。
携帯電話に付属のカメラをメインとすることも考えたが、カメラのレスポンスがいまひとつで、チャンスを逃しがちだ。
今回の切り替えに当たっては、胸ポケットに携帯電話と一緒に入れておいてもかさばらないことを条件にした。最後に残ったのはIXY DIGITAL10とL4の2機種だ。性能と機能は10のほうが上だが、ほんの少しL4より大きい。
その少しが使い勝手にどの程度影響するか。さんざん店頭で迷ったあげく、私はL4の小ささを選択した。
選択は間違っていなかった、と思う。L4は小さなシャツの胸ポケットに、携帯電話と並べて入れておくことができる。必要に応じて、迷わず携帯電話とカメラを取り出すこともできる。起動とフォーカスのレスポンスも文句ない。3年前にDimage Xgを選択した理由は、「どのカメラよりもレスポンスが良い」というものだったが、L4の反応速度は、軽くDimageを凌駕している。しかも画素数は300万から710万に増えているのだから、3年分の技術進歩には驚いてしまう。
その3年の間に、コニカ・ミノルタは、カメラ事業をソニーに売却してしまった。コニカもミノルタもとうになく、今やコニカ・ミノルタはカメラメーカーではない…
いや、これは感傷だ。
栄枯盛衰は世の習いであり、コニカ・ミノルタは、必要な選択をしたに過ぎない。
私が最初に手にした一眼レフは、ミノルタのSR-1だった。父が私の誕生に合わせて買ったカメラ。
おそらく新しいL4も寿命は3年だ。3年後、自分はどのようなカメラを使っているだろうか。
そして、3年後のカメラは何を写すだろうか。
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ただこのカメラで――と言うか昨今のデジカメ全般――で技術の進歩を感じるのは、分単位の動画が自然に撮影できることですね。静止画と、たとえそれが10秒程度でも動画では、映像資料価値が全然違う物も多い。
ほんの数年前まではハンディカムとデジカメを持参しなければならなかったものが、いまではデジカメだけで済ませられるのは大きな進歩だと思います。
#ハンディカムを使わなくなったのは、素人の撮影だからというのも大きいが。
Posted by: 林 譲治 | 2007.05.17 06:26 PM