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2007.11.16

地形カメラとマルチバンドイメージャ

 次々と初画像が公開される月探査機「かぐや」。今日は地形カメラとマルチバンドイメージャの取得画像が公開された。

 「アポロ以来の大規模月探査」といううたい文句が、単なるキャッチフレーズではなくなり、着々と実績として出てきつつある。

 今回公開されたのは較正前のデータであり、この後較正を行い、研究に供し、結果が論文として発表され、最後にデータが誰でもアクセス可能なデータベースに格納されて、はじめて「かぐや」のミッションは完遂ということになる。すべてはこれからだ。

 かぐや搭載の観測機器については、JAXAの広報誌「JAXA's14号」(pdf;3.72MB)に分かりやすい記事が掲載されている。

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Comments

松浦さんは、ちょっと前は、かぐやに対してかなり否定的な意見を述べて、しかしかぐやの飛行が順調になると突然、かぐやをリアルタイムで報道しないメディアに対してねちっこく攻撃的になり、今はさらに、もう一歩踏み込んで、かぐや「よいしょ」状態ですが、ジャーナリストとしての松浦さんのこのあたりの変化・変遷・偏向に付いてお伺いしたい。何かあったんでしょうか?やっぱり金ですか?

お、space.comにもKAGUYAの紹介記事が。(全て英文)

http://www.livescience.com/blogs/2007/11/07/japans-lunar-probe-hd-moon-movies/

ごらんください!

>えらいこっちゃ さん
以下は、松浦氏ではなく、あくまで僕の意見です。

目的:旧NASDAは、何をやりたくて「かぐや」を作ったのか
 良く解らない。

手段:工学探査機ならともかく、あれもこれもと新規技術が満艦飾の「かぐや」の理学探査機としての素性は悪い。
(結果的に成功したから、良かったですが)

展開:JAXAは、「かぐや」の次に何をしたいのかさっぱり判らない。

この3点については、厳しく評価すべきでしょう。
(上記3点は、失敗作ですがLUNAR-Aと「かぐや」を比較すると良く解ります。
少なくともLUNAR-Aは、
目的:月にペネトレータを打ち込んで月の地質を調べたい
手段:無駄なリスクを避け、ペネトレータ+母船の最小構成
展開:次は、地球型惑星にペネトレータを打ち込みたい
と言う3点がはっきりしている点では評価できるものでした)

しかし、出自と素性(構成)が悪い探査機だとしても、出した成果は凄い。
この事実は素直に評価すべきであり、
そして、せっかく出した成果を有効活用しないメディアについては苦言を呈すべきだと考えます。
興味深い情報が報道されないのは、非常にもったいない話です。

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