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2007.12.23

宣伝:新著「昭和のロケット屋さん」が12月19日に発売されました

Rocket300of
おはなし:垣見恒男、林紀幸
ききて:あさりよしとお、笹本祐一、松浦晋也
amazon bk1

エクスナレッジ刊 1890円(税込)


 お待たせいたしました。新宿・歌舞伎町のロフトプラスワンで開催しているトークライブ「ロケットまつり」の内容をまとめた本ができました。

 日本宇宙開発創世記、若くしてペンシルロケットの設計に従事し、ミューロケットまでの基本ラインを設計した垣見恒男さん、内之浦からのロケット打ち上げに、ロケット班長として従事し、定年までに上げたロケット5万発…ではなく400機超の林紀幸さんのおふたりから、ロケット開発の現場で起きる、あんなことやこんなことを聞き出した記録です。聴き手は、あさりよしとお、笹本祐一、そして私です。

 お値段はソフトカバーにしてはやや高め、なのですが、実は初期のロケットの映像を収録したDVDが附属しています。東京大学が制作したペンシルロケットの記録映画、そしておそらく本邦初公開の内之浦におけるカッパロケットの事故映像です。

 我々は、打ち上げのたびに現場に出かけて行ってはいるものの、結局のところ傍観者です。現場で実物に関わっているわけではありません。「延期かよ、つまらんなあ」とか言いつつ、こっちが酒を飲んでいる間も、関係者はトラブルシューティングに必死になっているのです。

 本当の現場を知っている垣見さん、林さんの話の面白いのなんのって、「うわ、こんなことやっていたんだ」というとんでもない話続出の一冊です。

 希望だけが大きくて、実力が追いつかなくて、それでも意気軒昂と宇宙を目指していた初期宇宙開発の記録です。

 この本が売れますと、続編への希望がつながります。今、ロケットまつりでは、垣見さん林さんに加えて、さらにゲストも増え、ますますとんでもない話が飛び出してきている状況です。続編に向けて、是非ともお買いあげ頂ければと思います。


 まとめて宣伝してしまいましょう。火星探査機「のぞみ」の苦闘を描いた「恐るべき旅路」が、版元の朝日ソノラマの清算に伴って、朝日新聞社から再発売されました。誤字脱字などを修正してあります。

 こちらもよろしくお願いいたします。

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Comments

早速買わせていただいて拝見しました
最初から最後まで知らないことのオンパレードで大変楽しめました
今までロケットまつりには行ったことがなかったのですが
これで来年行く決心がつきました
続編楽しみに待ってます!

 お買いあげ、どうもありがとうございます。ロケットまつりは是非ともおいでください。実は本にも入らなかった、入れられなかった話というのもありますので。

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