はやぶさリンク:はやぶさ in メイド喫茶@秋葉原
秋葉原に、シャッツキステというメイド喫茶がある。“秋葉原カルチャーカフェ”という売り文句にあるように、単にメイドがいる喫茶店ではなく、図書館のような知的雰囲気を目指すというコンセプトなのだそうだが、そこで7/18〜22に「宇宙七衛星物語」パネル展というイベントが開催された。現代萌衛星図鑑関連だ。
掲載された衛星を解説したパネルを展示、宇宙関連図書が読め、著者であるしきしまさんのこれまでの衛星関連同人誌が購入できる、というもの。私は見ていないが、JAXAから借りてきたビデオの上映もあったとか。
そこで、初めてメイド喫茶というところに行ってきた。
なんとも面白い空間だった。小劇場系の演劇で、観客も演劇に参加させてしまうというところがあるが、そんな雰囲気。メイドさんたちが、こちらに語りかけるでもなく、衛星の話題を話し合っており、客はそれを聞くでもなく、見るでもなく、文字通り“経験する”。それはもちろん演出であり演技なのだが、相当練習したらしく、不自然さはない。もちろん彼女らとしても毎日職場で演技しているわけだから、慣れていくに従って演技とも日常ともつかないものとなる。
メイド喫茶という非日常空間で、演出を仕掛けることにより、逆説的に日々の生活ではありえない日常が現れ出る、というか。
私の本も展示されていた。なんともくすぐったい。ここはいっちょ「あーチミチミ、わしはそこな本を書いた松浦というもんじゃがー、ちと足元がくらいのお」とかなんとかいって、1万円札に火を付けて足元を照らしてみるか、などとも考えたが、もちろんそんなことをできるはずもなく、おとなしくケーキを食べて退散したのであった。
写真は、会期中の特別メニュー「はやぶさ」ケーキ。他に「さきがけ」ケーキもあった。
数々の世界初を達成した「はやぶさ」だが、ここでもう一つタイトルが加わった。「メイド喫茶でメニューに掲載された史上初の小惑星探査機」である。
はやぶさケーキは、オレンジ風味のしっかりしたスポンジと甘すぎないクリームが大変おいしかった。
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現代萌衛星図鑑を監修された方というので、一言。
「なぜ監修を?」
いや、ほんと衛星が可愛くみえるなんて狂気の本でした。
それと、上記のメイド喫茶ですが一点だけ追加があるとすれば、
・メイド長(責任者)はガチ
です。
トークが暴走すると、濃いオタクである客がドン引きするぐらいの発言をします。
日常と非日常と異次元空間が同居する、そんな場所です。
Posted by: 火星人 | 2009.08.09 11:10 PM