宣伝:8月21日(金曜日)、ロフトプラスワンのトークライブに出演します
この金曜日はロケットまつり。小野英男さんによる衛星シリーズの第7回、テーマはアマチュア衛星です。日本はこれまでにアマチュア無線衛星を3機打ち上げています。その後、東大・東工大が世界に先駆けて打ち上げた重量1kgのキューブサットによって、まさにアマチュアが作った衛星が次々に打ち上げられる時代になりました。
小野さんが古参アマチュア無線愛好家として関わったアマチュア無線衛星「ふじ1〜3号」の話を聞きつつ、今後のアマチュア衛星の展開をお聞きします。
宇宙作家クラブpresents
ロケットまつり34『衛星まつり7』〜日本で初めて人工衛星を創った男〜
40年前、衛星開発に挑んだ本人が、日本の人工衛星開発のはじまりを語る、7回目。今回のテーマは「アマチュア衛星」。
「アマチュア衛星」と云う言葉には「プロでない者が作った衛星」と云う意味と「プロでない目的で使われる衛星」の意味があります。日本最初のアマチュア衛星はアマチュア無線の中継を行う「アマチュア無線通信衛星」でプロの衛星メーカーで作られました。当時の政府がプロ目的の衛星と同等の品質を持った衛星でなければロケットへの搭載をOKしなかったからです。しかし製作はアマチュア無線のライセンスを持った衛星プロが中心になって、品質的にはプロ並みで採算的には民生品並みに作られました。打上結果は完全でした。
それから20年以上経って、プロでない者が作った衛星が打ち上げられるようになり、今年の2月にはアマチュア衛星が、H-IIAロケットで一度に7機打ち上げられました。当然ボロも出るわけで結果は余り芳しくないようですがそれなりの価値はあったのでしょう。
アメリカでは早い時代からアマチュア衛星が打ち上げられていました。何事も始めはプロは居らず皆アマチュアです。その伝では東大科学衛星はまさにアマチュア衛星だったのです。
【Guest】小野英男(〜日本で初めて人工衛星を創った男〜)
【出演】松浦晋也(ノンフィクション・ライター)、笹本祐一(予定)、浅利義遠(マンガ家)、他
場所:ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 03-3205-6864、地図)
Open18:30/Start19:30
¥1000(飲食別)※当日券のみ
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