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2009.09.30

宣伝:10月1日(木曜日)、阿佐ヶ谷・ロフトAのトークライブに出演します


 うっかりしているうちに明日になってしまいました。明日10月1日、東京・阿佐ヶ谷のロフトAにてトークライブに出演します。なんと、今回は独演会となってしまいました。

宇宙作家クラブpresents 「ロケットまつり35 Extra」

阿佐ヶ谷版ロケットまつりExtra。
秘蔵映像を交えつつ縦横無尽にロケットトークを展開します!

【出演】松浦晋也(ノンフィクション・ライター)、他

10月1日(木曜日)
Open18:30/Start19:30
¥1000(飲食別)当日のみ

 阿佐ヶ谷ロフトA
東京都杉並区阿佐谷南1−36−16ーB1
JR中央線阿佐谷駅パールセンター街徒歩2分
電話:03-5929-3445
FAX:03-5929-3446
地図

 現在の宇宙開発は、話すネタには、事欠かない状況です。二足歩行ロボット、月探査、迷走どころじゃない状態にはまり込んでいるアメリカの有人月計画、国際宇宙ステーション、ロシア、中国の現状などなど。ともあれ、色々話せるように資料を持っていきます。

 よろしくお願いいたします。

2009.09.27

Twitterを使う

 うかうかしていると、すぐに更新が一ヶ月以上途切れてしまう。

 9月11日のH-IIB試験1号機/HTV試験機の打ち上げの取材で種子島に行ったり、なんだかんだとどたばたしていた。

 今回の種子島取材で、初めて本格的にTwitterを使ってみた。「ミニブログ」などといわれるが、1回の投稿を140文字に制限したblogとチャットの中間ぐらいのサービスだ。私の発言はこちらで読むことができる。

 少し前から当blogの左上に青色の視覚が表示してあるが、これはTwitterのブログパーツだ。私の最新の書き込みを読むことができるようにしてある。ここしばらくは、当blogを放っておいてTwitterであれこれ発言しつつ試行錯誤してみていた。

 メディア・ジャーナリストの津田大介氏が、Twitterでイベントのリアルタイム中継を行い、その後Twitter利用の中継が「tsudaる」などと命名されたのは、ネットユーザーならとっくにご存知だろう。


 種子島Twitter中継は、自分としては「津田大介のすなる“tsudaる”を自分もせむとて」といったところ。前提として、ある程度の容量の回線でネットとつながっている必要があるが、今回の打ち上げから種子島宇宙センターのプレスセンターにおいて、無線LANが使えるようになった。環境は整ったのだから、まずは試してみるのが正しい態度だろう。

 実際やってみると、「tsudaる」は大して難しくなかった。耳から入る言葉を整理してパソコンに入力することができれば(これは慣れ次第でできるようになる)、今までの記者会見と変わりはない。

 面白かったのは、どんどん流していく途中で、「こういう質問をしてくれ」というリクエストが来たりすること。これは、今までならばありえなかった、Twitterならではの特徴だろう。もちろん、リクエストに応えてもいいし、別に無視したって構わない。

 Twitterの特徴は、そのべとつかない適度に距離感を置いたコミュニケーションだと思う。Twitterはmixiのように「友人」「友人の友人」といった、実際の対人関係を持ち込まない。面白い人がいれば、勝手にフォローするだけ。「承認する/しない」といったウエットな要素は排除されている。

 フォローした相手の発言に対して何かをいいたければ、リプライをかける。相手には「どこのだれがどんなリプライをかけたか」はすぐにわかる仕組みになっている。その一方で、リプライに応答する義務はない。返事したければするし、無視ししてもいい。

 140文字という情報の制限は、簡潔な物言いを強制する。「ああでもない」「こうでもない」というねちねちとした文章は、あっさりと文字数制限に引っかかって投稿不可能になる。結果、言いたいことをギリギリまでけずった簡素なやり取りが実現する。もちろん、面倒になれば議論を打ち切るのも勝手。

 緊密さと同時に、泥沼にならないような適度な距離感を保つというコミュニケーションの設計法が、Twitterを、今現在、もっとも注目されるネットサービスに押し上げている——というのが、実際に使ってみての私の印象だ。

 便利なので、当面はblogと併用していこうと思っている。

 しかし、このblogにmixiにTwitter——少々、戦線を拡げ過ぎのような気もするな。身は一つ、頭も一つ、キーを叩く指も10本と変わりないので、ここの更新が滞ったら、「またTwiiterにうつつを抜かしているぞ」ぐらいに思って下さい。

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