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2010.03.30

宇宙開発戦略本部、今後の宇宙政策の在り方に関する有識者会議第4回会合 泉内閣府副大臣記者レクチャー

 宇宙開発戦略本部の有識者会議は、4月2日と3日の2日間にわたって、東大・本郷キャンパスで宇宙開発関係者約100人を集めた大規模なタスクフォース会合を開催する。おそらく秋山委員が書いていた「また実際に今、もちっと大規模にがっちりと、まとめてヒアリングを行う予定も立てている。」というのは、このことだろう。

 100人規模を一気に集めて、意見集約が可能なのかとか、運営を間違えたら有識者委員のつるし上げにならないか、など危惧はあるものの、有識者会議には、これまでの宇宙開発戦略本部の一連の会合が醸し出していた「前に進まないぐだぐだ感」とは全く無縁の、スピーディに事を運ぼうとする意志があることがはっきりしてきた。

 とにかく動きが速い。提出資料の作成が間に合わないぐらいの速度(本日提出資料の日付に注目)で、有識者会議は、宇宙開発体制の刷新を具体的に提案するところまで持っていこうとしている。焦点は民主党の新成長戦略の中に、宇宙開発を入れ込み、位置づけることができるかどうかというところにある。当然、その中には宇宙庁創設を含む体制刷新も含まれることになる。

 以下、おそらく明日には宇宙開発戦略本部HPに掲載されるだろうが、ブリーフィングで配布された、第4回会合提出の資料である。





 以下はブリーフィングの内容と質疑応答だ。同じブリーフィングに出席していた大塚実さんによる記事はこちら:今後の宇宙政策の在り方に関する有識者会議 第4回会合(大塚実の取材日記)

3/31朝、追記:秋山委員が、直接下記のメモにある疑問に答えている


宇宙開発戦略本部、今後の宇宙政策の在り方に関する有識者会議第4回会合
泉内閣府副大臣記者レクチャー

2010年3月30日午後5時40分~  

 やや遅れて午後5時53分、泉副大臣登場

 今日の会合では、新成長戦略関係と今後の有識者会議のタイムテーブルに時間を費やした。自分自身は都合があって後半から参加したので、前半の議論を直接聞いてはいないが、説明を受けている。

 宇宙開発を新成長戦略に掲載するあたって、現在は各官庁から直接アイテムが、新成長戦略を策定する国家戦略局に届いている。しかし、宇宙開発戦略本部で一括してまとめ、整合性を取ってから国家戦略局に出すべきではないかと有識者から意見が出て、政務三役もそれを了承した。

 有識者会議に旗振り役になって、専門家100人規模のタスクフォース会合を4月2日と3日に、東京大学・本郷キャンパスで開催する。これは政府会合ではなく、有識者会議がこの新成長戦略に入れ込む宇宙分野を仕上げていくための取り組みである。有識者会議が自主的に開催するという形を取る。政府会合ではない。

 タスクフォース会合の開催を、政務三役も了承した。その会合を経てなんらかのペーパーが上がってくるので、それをさらに有識者会合で議論して、新成長戦略に入れ込んでいく。

 今後の有識者会議のスケジュールは以下の通り・
 4/6日本の宇宙開発体制を議論する。
 4/13新成長戦略についての提言の案を、タスクフォース会合をふまえて議論する。
 4/20最終的な有識者会合の提言書を出す。

以下質疑応答

朝日新聞
 タスクフォース会合の役割について。各省からの新成長戦略をここでまとめるのか。100人のメンバーはどうやって選んだのか。

 メンバーについては、まだ名前を出せる段階ではない。JAXA、研究者、企業、省庁担当者など。人選は有識者会議が行っている。政務三役ではない。タスクフォース会合の役割は、国家戦略局に上がってきている各省庁提案ををどうまとめるか、と理解していただきたい。

読売新聞
 タスクフォース会合について。松井座長の資料によると、中長期と短期で戦略を議論する場を分けている。有識者会議が中長期戦略を議論し、100人のタスクフォース会合が短期的な戦略の議論を行うということでいいのか。

そうだ。

NHK
 4/6の有識者会議では、宇宙開発の体制については有識者会合メンバーに案を提示してもらって議論するのか。

 そうだ。最終的な提言には、「宇宙開発体制をこうすべき」という内容が入ると思う。

東京新聞
 今後の宇宙開発戦略本部の開催の予定について。内閣成立以降、閣僚をメンバーとする宇宙開発戦略本部会合そのものが開催されていない。前回話していた副大臣政務官による会合の開催予定はあるか。

 まだ決まっていないが、議論の進展をみて決める。5月より前には開催したい。
 まだ、4/20の有識者会議のゴールを受けて、本部会合を開くということにはなっていない。どこかのタイミングで開催する必要はあるが、どこまで色々な課題を課題を積み増す(戦略本部会合にはかるという意味)かということになる。

以下はぶら下がり取材の一部。応対は宇宙開発戦略本部の横田審議官。

 タスクフォース会合は非公開。我々も会合の実際をイメージできていない。3日は「月探査ナショナルミーティング」と重なるから我々では開催できませんよ。我々もタスクフォース会合に呼ばれてますから、誰かは行かなければなりませんが…

 まさに大学の先生達が意見を集約するために(タスクフォース会合のような)そのような形をとったということで、我々とやり方が大分違うんですが、先生達がそういう方法を選んだということです。

(タスクフォース会合は非公開か)非公開です。それぞれに立場のある方たちに、立場を離れた議論をお願いするので。

 (ミーティングの費用、出席者交通費は?)一定の場で作るというのは有識者会議が作るわけですが、100名の交通費などは出せませんから…(松浦注:歯切れが悪い。事実関係を押さえていないのかも知れない)

(タスクフォース会合の位置付けがよくわからないのですか…)いや、議論するのだと思いますよ。

(タスクフォース会合の開催は松井座長の提案ですか)有識者の方々ですね。座長は少なくともいらっしゃるでしょう。

(タスクフォース会合の内容についてのブリーフィングはありますか)いずれ皆さんにご連絡できるようにしたいと思います。

(政務官は、タスクフォース会合に出席しないんですか)私、出るという話は聞いてないですけれど…

(有識者の方々は月探査ナショナルミーティングには出ない、ということですか)月探査ナショナルミーティングはビデオストリーミングも流れるでしょうし…私もよく分かりません。

(同時開催はやめてくれ、と、事務方が言うべきではないですか)皆さん、そう言ってくださいよ。

松浦注:全体に、事務局の官僚側は、かなり困惑している様子。

 終了後の、記者の雑談。「我々もどっちに取材に行くかで踏み絵を踏まされるんかねえ」

3/31朝、追記:上記疑問について秋山委員が自分のブログで直接解答している。参照のこと。
 特に以下の発言は重要だと思う。

 今回の変革で日本の宇宙開発を変えられないともはや日本の宇宙開発は変われない、世界の中での地位回復はあり得ない、宇宙開発からの否応無しの撤退も見えてきてしまう。そんな風に我々は考えています。その為に、座長を中心として、背水の陣で進めています。
 重要な事は何かといえば、先にも書いた「意識の統一」です。日本の宇宙開発はこのままではまずい。それを救う方向性はこっちだ、というのをみんなで意識共有し、それに向かって進んでいく機運を作る。実はこれこそが、タスクフォース会合の真の意義でもある、と私は考えています。


2010.03.22

非実在青少年条例改正の継続審議 必要なのは都議会議員を動かす「数」である

 昨日の転載内容について、予告した通り自分の意見を書いておく。
 まず、転載した理由。同じラインから以前に流れてきた情報の確度が高かったためである。誰が書いたかが分からない匿名の文章ではあるが、都議会に近いラインからの情報が掲載されていると判断し、転載した。

 そして内容について。
 この文章の作者は、廃案は不可能で6月可決はほぼ不可避としているが、私はそんなことはなく、十分廃案ないし否決は可能だろうと考える。

……要するに継続審議というのは、 「すぐ決められる状態ではないけれど、廃案にすべきものではない」 ということのようです!

つまり。改正案に手を加えて、どういう形にせよ、確実に通すことはこの時点で決定してる、という話でした……。
(※満場一致で決まったため、どうしてもそうなるようです)

 この部分は、まず間違いなく「これまでの都議会運営の慣習においては」ということであり、なにか成文化された法律なり条例なりで、「継続審議は可決を意味する」などと決まっているわけではないだろう。

 都議会の習慣がどうであれ、制度的に禁じていない(もしも制度的に禁じているならば、それは「継続決定後の審議など無意味」ということになる。結論が変わる可能性があるからこそ継続審議するのだろう)以上、より強く都議会関係者に訴えかけ、より良い結果、すなわち廃案なり「憲法違反とならない形での条例改正」を実現することが可能になる。

 我々が都議会の慣習に配慮して主張を弱める必要はない。主張すべきをきちんと主張すべきだ。

 とはいえ、その道は容易ではないだろう。というのも、児童ポルノ規制には都議会第一党である民主党も趣旨に賛成しているからだ。そして習慣というのは、意外に頑強なものである。

 ただし、希望はある。都議会議員は皆、都民によって選出されている。彼らは民意に反した行動をすれば、次の選挙で落選するということを自覚している。

 従って、都民の大多数が「そのような条例改正には反対である」という心証を得れば、議員は態度を変えざるを得ない。落選した議員はただの人となるからだ。

 日本が議会制民主主義の国である以上、この条例改正を阻むのは選挙民の「数」である。

●採決が想定される6月までに
●より多くの人が
●大人、子供、老人、会社員、主婦、クリエーターを問わずより多種多様な人々が
●実名で
●反対であるという意見を
●一人でも多くの議員に
●手紙という実体ある形で
●採決に関与する都議会議員に送付する
●合わせて、ネット、ネット以外を問わず
●可能な限り多種多様な場所で
●実名により意見を公表する

 これができるかどうかが、今後の推移を決めることになるだろう。6月までの3ヶ月間、ネットを中心に持続的に意見を、ひとりひとりの都議会議員に届けられるかどうかが課題となる。
 これは「ネットに集う人々は飽きっぽいから」では済まされない問題である。

 何度でも書いておこう。

●今回の条例改正の問題点は、児童保護、児童ポルノ規制の美名のもと「他人様の頭の中身を権力が良い/悪いと判断すること」だ。これは、思想の自由、表現の自由を侵害する、憲法違反の行為である。
●児童保護が必要ならば、「他人様の頭の中身を権力が良い/悪いと判断しない」形で実施しなくてはならない。
●この件は「本当に保護が必要か」というレベルから先入観を廃し、客観的データに即して考える必要がある。「薄汚い猥褻なマンガやゲームは規制して当然」「青少年に害悪を与えているに決まっている」という先入観で物事を判断してはならない。
●性は生であり、人間の根幹に本能として刷り込まれていることを直視する必要がある。道徳の建前ではなく、人間を直視した本音のレベルで考えねばならない。

 以下、今回の件に関して有益なまとめへのリンクを掲載する。

追記:21日、児童ポルノ:日弁連が「単純所持」禁止…規制で方針転換(毎日.jp)という報道があった。毎日の飛ばしでなけれれば、児童ポルノに対する単純所持禁止の実施が見えてきたことになる。
 これは「非実在青少年」関係ではないが、非実在青少年への規制と単純所持の禁止が組み合わさると、PC Onlineの記事に書いたように、いつでも誰でも逮捕できる恐怖社会が現実化する恐れが十分にある。ますます、今回の条例を廃案にしなければならない理由が増えたといえる。

2010.03.20

非実在青少年条例改正の継続審議 今後の動向についてmixiから転載

 非実在青少年条例改正の継続審議から一夜明けて、mixi経由で以下のような情報が回ってきた。

 継続審議とは「意義ある改正なのでより一層の審議を行い、次の議会で可決する」との意味。廃案にならないことが決定したと。従って、改正による条例文面を無害化するしかないとのこと(注:ただし、私自身は、今後の反対の盛り上がり如何で、廃案にできないこともないだろうと考えている)。

 以下mixiで回ってきた情報だ。マイミクのthink!さんの日記からの転載である。オリジナルを誰が書いたかは不明(文体から察するに女性のようだ)。主に漫画家・作家の間で転載され続けている。

 この手の転載は、伝言ゲームのように転載のたびにノイズが増加してわけが分からなくなっていくのが通例だが、このメッセージに関しては、転載を経るほどに手が加わって内容が充実している模様だ。転載している当事者のリテラシーが高く、ノイズをフィルタリングしつつ有用な情報を付け加えているからだろう。

メッセージの重要なポイント
●6月可決はほぼ不可避
●いかに改正案を無害なものにするかがポイント
●真のターゲットは腐女子(女性が好む男性同性愛系創作、実は巨大マスマーケットでもある)、少女マンガ(近年とみに過激になりつつある)、同人誌(マスマーケットとして無視できなくなっている)
●政治家に働きかけるにあたって、匿名は力を持たない。実名をもって働きかけることが重要。
 
 松浦からの注意
●何度も指摘しているが、問題点は「他人様の頭の中身を権力が良い/悪いと判断すること」だ。これは、思想の自由、表現の自由を侵害する、憲法違反の行為である。

●かつて(骨抜きになっているが今もなのだ)、「ヘアが見える、見えない」でわいせつ物を規制していたのは、「他人様の頭の中身を判断せずに猥褻を定義するにはそれしかなかった」からなのだ。「毛が見える/見えない」という物理的実在に落とし込むしか、憲法違反にならない規制方法が存在しなかったということである。

●今回の条例改正案作成には法律のプロも係わっている。だから、規制推進側も今回の条例改正が、憲法違反になることを自覚していると思われる。その分、たちが悪い。私としては「おまえらそれでも日本国民か」と言いたいぐらいだ。

●これも何度も指摘しているが、児童保護が必要ならば、「他人様の頭の中身を権力が良い/悪いと判断しない」形で実施しなくてはならない。もちろん「本当に保護が必要か」というレベルから先入観を廃し、客観的データに即して考える必要がある。「薄汚い猥褻なマンガやゲームは規制して当然」「青少年に害悪を与えているに決まっている」という先入観で物事を判断してはならない。性は生であり、人間の根幹に本能として刷り込まれてていることを直視する必要がある。


 私は、自分の書くものに権力が口を突っ込んでくるような社会に生きるのはイヤなので、今回の件についてはきちんと最後まで行動するつもりでいる。
 
 以下、もちろん転載可である。

--------------------以下、ご自由に転載してください--------------------

「非実在青少年」についての条例改正案ですが、どうにか六月までの「継続審議」になりました。

ところが、ほっと安心している場合ではありません。
なぜならこれで、「廃案」という形はあり得なくなったから、とのことです。

……要するに継続審議というのは、
「すぐ決められる状態ではないけれど、廃案にすべきものではない」
ということのようです!

つまり。改正案に手を加えて、どういう形にせよ、確実に通すことはこの時点で決定してる、という話でした……。
(※満場一致で決まったため、どうしてもそうなるようです)

正直、話を聞いたときは絶望感でいっぱいでした。
そして、「できあがった規制は、確実に厳しいものになる」と……orz

ただし、ですね。
自民・公明のみでつくった案に民主が手を入れることで、どうにか、
『文面上は厳しいものになるだろう。けれども、業界側の努力でカバーできるようにする』
とのこと。
つまり……たとえば、「このキャラクターは18歳以上です」と最初に書けば、回避できるような「ザル」条例にする方向で動いている、ということでした!
(※あくまで一例であり、どうなるかは現時点で不明です)

本当にそういう形になるかどうかは、こちらも注意して見守っていく必要があると思います。
まあ、それが六月までの、我々の仕事なわけなのですが。
……しかしその前に、まず「この三月を乗り切る」必要がある、とのこと。

どうも自民・公明あたりが、今回のことで納得しておらず、ひっくり返す行動に出る可能性もあるらしい、という情報です。
(※というのも今回、都側ではあっさり通るはずの「どうでもいい」案件だったつもりが……蓋を開けてみれば、前代未聞の継続審議ということになり、大恥をかかされた形になったから、だそうで)

そこで、とにかく今は、
『お礼状』
を送って欲しい、とのことです。
手紙はもちろん、メールでも「名前」「住所」がしっかり書かれていて、かつ「自分の言葉」で綴られていれば、問題ないそうですよ。
というのも、今回。議員側が驚いたのは、その「名前」「住所」「自分の言葉」がメールに書かれてある、という点だったようで。
これまでは、メールを「どうせ匿名だから言いたい放題できるんだろう」という感じに軽視していたらしいです。
けれども今回、大勢の人たちがちゃんと、実名で自分の思いを書いたことで、
「メールも馬鹿にできないな」
と、重く受け止めざるを得なくなったらしくて。

そこで今回は、民主党は当然として、「自民」「共産」「その他」に所属する議員さんにも、あえてお礼を言って欲しい、と。
(※ぶっちゃけ、「公明」以外です。公明は、この件についての話を聞く気はまったくないようなので)
なぜ、お礼を言う必要があるのか。それは今回、「満場一致」で継続審議になったから、だそうです。
つまり表向き、みんなが「反対してくれた」から継続審議になった、と。

もちろん一部の議員さんたちは、心境では納得していないと思われます。
そこで、
「慎重な議論の必要がある、との我々の声に耳を傾けていただき、ありがとうございます!」
といった感じで感謝することで、「ああ、そういう意見がやはり多いのか」と、理解していただくのが大切だそうです。
(※あくまでお礼のみです。ここで「絶対に廃案を!」とか、自分の議論を押しつけるような真似をしても無意味だそうです)
(※注意が必要なのは、「共産」のようです。というのも今回うまく規制反対派に回ってくれましたが、公明と同じくスタンスを譲らないので、次にうまく改正案が練り直されても、それさえ「反対」の声を上げる可能性があるようです。こちらの気持ちを最も伝える必要がある、とのこと)

とにかく今は、三月を乗り切ることが大切なようで。
そのためには、今一度そういう形で、がんばる必要があるみたいです
また、同じくお礼状は、マスコミ関係にも有効だそうで。
……今回、「朝日新聞」が大々的に、この改正案を取り上げてくれました。
なので朝日新聞にお礼状を送り、続けて六月までこの問題に目を光らせてもらう、のがいいようです。
他にも、「東京新聞」もでしょうか。こちら、関西に住んでいる身では詳しくなくてすみません。とにかく声を上げてくれたマスコミには、お礼を言うのがいいそうですよ。

三月いっぱいまで、あと十日ほどです。その間にできるだけのことをしましょう!


■議員リスト
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/membership/electoral_zone.html

〜〜〜お礼状先リスト〜〜〜

■総務委員会メンバー(今回、規制の反対に実際回ってくれた方々。ただし公明系は除く)■

■民主(6名)
●伊藤まさき/伊藤正樹(副委員長)
〒125-0041
葛飾区東金町1-19-6-201
TEL 03-3609-7386
FAX 03-3607-6468
itomasaki@nifty.com

●山口拓(理事)
〒154-0004
世田谷区太子堂3-18-3-1F
TEL 03-3487-5522
FAX 03-3487-5005
yamaguchi@taku-chan.com

●小山くにひこ/小山有彦(委員)
〒183-0023
府中市宮町1-22-6のぞみビル8階
TEL 042-335-2810
FAX 042-335-4550
kunihiko@koyama.be

●あさの克彦/淺野克彦(委員)
〒179-0084
練馬区氷川台2-24-10富士ハイツ301号
TEL 03-5922-1081
FAX 03-5922-1082
info@asano-k.net

●かみの吉弘/神野吉弘(委員)
〒141-0022
品川区東五反田1-25-13
TEL 03-5789-3573 
FAX 03-5783-3574
office@ykamino.org

●鈴木かつひろ/鈴木勝博(委員)
〒123-0864
足立区鹿浜7-25-17鹿浜館2階
TEL 03-5838-2810
FAX 03-5838-2810
katsu@suzukikatsuhiro.net


■自民(4名)
●田中たけし/田中豪(副委員長)
〒142-0043
品川区二葉1-9-9
TEL 03-5749-4155
FAX 03-5749-4156
http://www.tokyo-jimin.jp/inquiry/
(※メールでの連絡先がないため、TOKYO自民党の問い合わせフォーム)

●吉原修(委員)
〒194-0013
東京都町田市原町田5-4-9
TEL 042-739-6034
FAX 042-739-6718
http://www.o-yoshi.com/otoiawase/index.html
(※問い合わせフォーム)

●田島和明(委員)
〒133-0073
江戸川区鹿骨1-38-15
TEL 03-3679-1261
FAX 03-3678-6905
http://www.tokyo-jimin.jp/inquiry/
(※メールでの連絡先がないため、TOKYO自民党の問い合わせフォーム)

●川井しげお/川井重勇(委員)
〒164-0014
中野区南台2-8-5
TEL 03-3381-1580
FAX 03-3382-2392
shigeo_kawai@ybb.ne.jp


■共産(1名)
●ふるだて和憲/古館和憲(理事)
〒173-0014
板橋区大山東町24-17
TEL 03-3962-7388
FAX 03-3963-3155
(※メールアドレスなし。日本共産党東京都議会議員団HPにも、問い合わせフォームさえなし)


■生活者ネットワーク(1名)
●西崎光子(委員)
〒154-0021
世田谷区豪徳寺1-20-7-101
TEL 03-3420-0737
FAX 不明
http://www.togikai-seikatsusha.net/modules/contents3/index.php?id=4
(※メールでの連絡先がないため、都議会生活者ネットワーク・みらいの問い合わせフォーム)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ところで、今回の件で静観していた『腐女子』の方々は、黙っている場合ではないことが判明しました。
というのもこの都の条例改正案、「非実在青少年」と銘打っていましたが……本当のターゲットは、
●少女漫画
●ボーイズラブ
だそうです!

要するに、「一般書店で区分されずに取り扱いされている、レイプ、近親相姦などの描写がある本」という条件は、まさにそこを狙い撃つためのもの、とのこと。
ぜひ、今回の情報を活かして行動してみてください。ただしあくまで、感情的にはならないよう、お気をつけを。

そして、「腐女子じゃないし」と思った人。
当然、
●同人誌
も規制の対象に含まれます!
そして最終的には、「18禁ゲーム」にまで手を伸ばすつもりのようです。

とにかく……まず、「廃案」が不可能なようです。
その上で、情報をいただいた方は、ベターな方法で落とし込もうとしています。
とにかくこちらの声を大きくして、マスコミにも騒いでもらって、少しでもどうにかいい方にしてもらうしか……という感じなのかもしれません。

とりあえず三月を乗り切り、それ以降も自分たちのやれることを考えていくしかないのかな、と思います。
--------------------以上--------------------

 ということで、少なくともメールやFAXを送った都議会・総務委員会の議員宛には、早急にお礼状を出しましょう。>送った皆様
 みんな疲れていると思いますが、お礼状は早いほど印象が良いですものね。

 このメッセージに関連した、今回の事件の分析と今後の対応については、別途記事を書くことにする。

2010.03.18

東京都の「非実在青少年」を巡る条例改正の動きについて・児童ポルノ規制の美名のもと、思想信条への恣意的規制の道が開きかけている

 ここ一週間ほどで急速に沸騰している、東京都の「非実在青少年」に関する条例改正について。

 このような記事を書いた。問題の所在から、何が問題なのかまで一応分かるようになっている。

 私の意見は冒頭の部分に書いてある。

これは青少年保護の美名の下に、権力が市民を恣意的に支配する根拠を与える恐るべきファシズム条例だ。このような条例は成立させるべきではないし、間違って成立してしまった場合には、日本という国家の尊厳のためにも速やかに廃止に追い込む必要がある。

 小泉政権のころから、美しい名前の法律・条例で、実際には過酷な内容を国民に押しつける動きが目立っていた(その典型例が障害者自立支援法だった)。その集大成が、今回の東京都の動きであると言えるだろう。

 この件については産経新聞が都側の主張を伝えている。

 この記事における都の説明は、むしろ改正案の問題点を露呈している。

 「表現の激しさよりも、設定を重視する。通常のストーリーで必要な表現として描かれた性行為ではなく、強姦や近親者との性行為を肯定的に描くなど青少年の感性がゆがむような表現が規制対象となる。現在も月3~4冊が『不健全図書』に指定されているが、極端に増えることはない」

 問題は、「青少年の感性がゆがむような表現」と判断するのが都という権力であるというところにある。私たちが都に「良い設定です/悪い設定です」などと判断してもらう理由はどこにもない。それは私たちが主体的に判断すべきことである。
 今は何を言っているとしても、都は今後いくらでも恣意的に判断の範疇を広げることが論理的には可能であり、それに対する制度的歯止めすらなにも存在しない。「論理的に可能」という時点ですでに制度としてアウトである。

 以下、この記事における都の説明は、すべて現時点ににおける「解釈」でしかない。正確なところは条例本文の解釈のみに依存する。都の説明には改正条文に言葉として書き入れられていない事項も入っている。つまり、それだけ恣意的解釈と恣意的運用が可能ということであり、むしろこの都による説明は、改正案の危険性を示していると言える。

 もう一つ、この件に関しては、社団法人・東京都小学校PTA協議会が、改正に賛成の意見を出している。

 子どもを守るため、子どもが健やかに育つために、児童ポルノを根絶すること、子どもを性的対象にする図書が青少年の目に触れないようにすること。  たったこれだけの願いであるにもかかわらず、一部には、えん罪や 表現の自由の規制を理由に、この条例改正案に反対している人がいると聞きます。  これは、子どもを守るよりも自分を守ることが大事だ、と言っていることに他なりません。

 ところが、継続してPTA問題を調べ、発言してきた作家の川端裕人さんによると、この社団法人・東京都小学校PTA協議会は、東京都の大多数の保護者の意見を代弁しているわけではないのだそうだ。それどころか、東京のPTAすべてを組織しているわけでもないし、しかも今回の件について傘下のPTAからの意見集約すらしていないとのこと。

 まず第1に、都小Pは、東京都のすべてのPTAを束ねているわけではありません。  都小Pに参加している市区町村のPTA連合は、区部では、世田谷、目黒、荒川、足立、文京の5区だけです。

 ほかに大島、神津島、新島、八丈島などの島嶼部。そして、都下のいくつかの市(あとで正確に調べます)のみです。これだけを観ても「代表性」に疑問があるのは分かるはず。

 単純に考えて、東京都の小学生保護者の過半数は都小P会員ではないはずですね。

 第2の理由として……都小Pに参加している、PTAの連合体でも、このことは特に支持されているわけではないのです。

 都内小学校のPTA組織の総意に見える意見書は、単にこの組織のトップのほうの私見でしかないということだ。

 社団法人・東京都小学校PTA協議会がかくもあやふやな組織であることを、不勉強ながら私は知らなかった。彼らはPTAを名乗っているけれども、PTAを代表しているわけでは全然ないのだね。まったくもって、勉強になりました。川端さん、ありがとうございます。


 
 真に悪辣な表現があるとするならば、都のような権力に依存するのではなく、私たちひとりひとりが排除していかなくてはならない。そうすることによって、はじめて思想の自由、表現の自由が保たれる。それは面倒なことではあるが、民主主義社会が許容しなければならないコストである。

2010.03.13

「今後の宇宙政策の在り方に関する有識者会議」第2回(2010/3/9)の配付資料は必読だ

 突然、という感じで始まった宇宙開発戦略本部の「今後の宇宙政策の在り方に関する有識者会議」だが、3月9日開催の第2回会合の配布資料をhandsout.jpに掲載した。

 まず、「日本が宇宙開発を行う理由」:山川宏京都大学生存圏研究所教授

 そして、「薬師寺メモ」:薬師寺泰蔵・慶應義塾大学法学部教授

 秋山演亮・和歌山大学特任教授の資料は、すでに秋山さん自身がネットで公開している。
 「有識者会議のアウトプット」(pdfファイル):秋山演亮・和歌山大学特任教授

 これらの資料は3月9日夕方に内閣府で開催されたブリーフィングで公開されていた。最近の宇宙開発戦略本部は割と早く資料を公開するので、次の日に宇宙開発戦略本部の開催状況ページに掲載されるのかと思っていたら、」3月13日現在に至るまで掲載されていない。
 これでは一般の議論が起こりようがないので入手し、スキャンして公開した次第。


 宇宙開発戦略本部は、資料をネットで同日公開すべきだろう。関係者への回覧が必要な議事録とは違い、資料は開催同日・ないしは翌日の公開が可能で、実際一部会合ではそうなっている。メディア向けのブリーフィングで配布しているので、別に「一般に見せない、見せたくない」というものでもない。なぜ引っ張るだろうか、理解できない。

 ちなみに、3月9日の泉政務官によるブリーフィングの内容は、ライターの大塚実さんのblogに掲載されている

 また、Twitterの宇宙クラスター(宇宙開発関係に興味のある人々の総称)で起きた議論や意見は、「今後の宇宙政策の在り方に関する有識者会議なうっ!」にまとめてある。Twitterにおける宇宙関連発言を精力的にまとめている@nyossiさんが、今回も素早くまとめてくれた。


 これらの資料を読めば分かるように、有識者会議では、宇宙庁の創設、JAXAの機能別解体と再編成という、かなり大がかりなリストラを行って、日本の宇宙開発をスリムで筋肉質な、機動性の高い体制に組み替えようと提言している。政治と直結しているだけにこの動きは要注目だ。

 私としては、山川教授の資料にある、「陸域・海域観測衛星システムと安全保障衛視システムは統合して効率化が必要」というところに注目する。早い話、防災衛星の末裔であるALOS-2/ALOS-3を初めとしたJAXAの地球観測衛星システムと、内閣官房・衛星情報センターの情報収集衛星は一つに統合すべきということだ。
 これは当然出るべくして出た提案だと考える。地球観測衛星の高分解能化に伴い、国際的に見ても安全保障用途の衛星情報は単に、諜報当局の独占物ではなくなった。
 「安全保障用途は機密度最高でなによりも優先」というのは大間違いだ。「地球全体をカバーする衛星観測情報をどのようにして扱うか」の一部門として安全保障用途があると考えるべきだ。

 冷戦が終結して四半世紀近くになる今、「インターネットが全世界を結びつける情報環境の中で衛星取得情報をどう配布するか」という大きな戦略の中に、そのごく一部として安全保障用途が存在するのだ。そして安全を保障するという字義の中には、当然のことながら防災も含まれるのである。かつての内調のヒューミントの方法論をなにも考えずに衛星に適用し、すべてを秘匿するのは大間違いである。

 今回の3つの資料は宇宙に興味を持つ人ならば必読だろう。

2010.03.11

3月10日、著書「増補 スペースシャトルの落日」が発売されました

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 5年前に書いた「スペースシャトルの落日」がちくま文庫に収録されました。3月10日に発売されました。

 文庫収録にあたってはこの5年間における事態の推移を踏まえて全体の1/3ほどを新たに書き下ろしました。タイトルに「増補」と入っている所以です。

 ブッシュ米大統領の有人月探査構想から、オバマ大統領による大方針転換、スペースXに代表される民間セクターによる宇宙開発などを踏まえ、次の世代の地上と宇宙とを結ぶ輸送システムはどんなものであるべきなのかを考察しています。

 私の考察が正しいとは限りません。また私自身も考え続けている途中です。
 私の考察を読んだ上で一人でも多くの人が自分なりに「こうではないか」「ああではないか」と考え、さらにはその中から「じゃあ自分でやってみよう」という人が出てくることを願うものです。

 解説は堀江貴文氏です。

 よろしくお願いいたします。

2010.03.03

船長の船出

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 2月28日、小菅文雄さんが亡くなられた。享年73歳。物書く漁師。江ノ島は片瀬で、60年近くも相模湾の沿岸漁業に携わってきた生粋の海の人。

 チリの地震による津波を心配し、船を見に港に出たところで心筋梗塞を起こしたという。こんな形で津波の影響が身辺に及ぶとは言葉もない。つい一週間前に、釣りの新年の宴席でお会いしてきたばかりだった。ほろ酔い機嫌で「最近どうしてんの、仕事してる? 北朝鮮のロケットってどうよ」と話しかけてきた。その時は、まだまだお元気だろうなと思ったのだけれども。


 自分のブログを検索したら、小菅さんについて触れている記事が2本あった。

 それぞれの記事に登場するKさんとは、小菅さんのことである。

 以前、小川一水さんが「漁を取材したい」と言った時に、小菅さんを紹介したことがあった。小川さんが小菅さんの漁船に同乗した時の記録。取材成果は「群青神殿」に反映された。


 3月3日の葬儀では、小川さんの弔電も読み上げられた。

 小菅さんは、片瀬の漁師の家に生まれ、中学を卒業してすぐに漁師となった。石原裕次郎や加山雄三が青春を謳歌していた同じ湘南の海で、同年配の小菅さんは毎日漁に出て、働いていたのである。
 小菅さんがただの漁師でなかったのは、文章が書くのが好きだったことだ。漁師という職業は、過酷な自然を相手とするせいか刹那的なところがあって。文章を書いたり記録を取る気風に乏しい。
 しかし、小菅さんはせっせと文章を書き続け、世間で認められるようになった。おそらく、まとまった文章を発表する唯一の漁師ではなかったろうか。

1936年、神奈川県藤沢市の代々続く漁師の家に生まれる。若い頃より家業の漁業に専念していたが、40歳代で初めての小説「海鳴」を執筆、1981年の「第8回野性時代新人文学賞」(角川書店)の最終候補作品に選ばれる。以後、漁師のかたわら創作活動を続け、1988 年、小説「五郎の海」が「KAZI海洋文学賞」(舵社)を受賞。幼い頃より親しんできた湘南片瀬の海と町をこよなく愛し、現在は伊勢エビ漁を中心にした漁師稼業と文筆業にいそしむ日々。持ち船は文成丸といい、藤沢・鎌倉に暮らす文学仲間たちと、釣りと酒を楽しみ文学を語る会「文成丸釣飲会」を主宰。著書に『五郎の海』(ペンネーム:小菅太雄、舵社刊、1996年)。 http://www.minatonohito.jp/books/b065.html より
 長年書きためていたエッセイ集を出版し、NHKラジオの「ラジオ深夜便」にも出演し、まだまだ海も文章もやる気十分だった。

 湘南藤沢あたりの文士らの釣り好きと小菅さんが語らって、釣飲会という釣りの会を結成したのは1970年代後半だったか。父が参加して私も釣飲会にしばしば連れて行かれるようになり、船を出す小菅さんとの面識ができた。

 笑顔が素晴らしい、素朴と素直と稚気を凝縮したような方だった。一方で船の上では、けっこう厳しかった。釣れないでいると「怠けてちゃだめだよー。魚は絶対いる場所に連れて来ているからね。松浦の兄ちゃん、あんたの腕が悪いんだからね」と拡声器で怒鳴られた。
 自動車マニアでもあった。外車に乗るというのがポリシーでいつもボロボロの外車に乗っていた。一度だけ、ポルシェ924に乗せてもらったことがある。床がサビて大穴があいていて、アスファルトが見えていた、「缶でも潰して敷いておかなくっちゃな」と意にも介していなかった。

 釣りの知人達は、小菅さんのことを「船長さん」と呼んでいた。小菅さんの風貌と小さな漁船は常に一体だった。

 知り合って30年近く(そして私も初めて会った時の小菅さんの年齢を超えた)、私にとっての相模湾とは、すなわち小菅船長のいる海となっていた。

 朝晩に海岸を散歩する時も、机の前で「ああ、締め切りから逃げて海に行きたい」と思う時も、思い浮かぶ相模湾とは、そのどこかで小菅船長が漁船を走らせている海なのだった。どこにいるかは知らないが、必ずどこかにいる、晴れの日も雨の日も、湾のどこかをコンコンとエンジンの音を響かせて走っている、そんな確信がいつの間にか自分の中に根付いていたのだった。

 船長、さよならはいいません。あなたの新たな海路が平安でありますように。


 生前に出た小菅さん唯一の小説。名義はペンネームの「小菅太雄」となっている。「いや、文雄というのはどこか弱そうだからさ、太雄ってしたんだよね」と言っていた。小説としては荒削りなのだけれど、本書で読むべきはストーリーではなく、自らの経験に裏打ちされた圧倒的な海の描写だ。紙面から飛沫が飛んでくるような臨場感に溢れている。


 釣飲会の会報に「片瀬今昔」と題して小菅さんが長年書きためてきたエッセイからの選集。漁師とはどのような職業か、どのように物事を見て生きているのか、かつての江ノ島あたりの漁はどのようなものだったか、進駐軍が上陸してきた日の思い出、小菅さんのお父上が語った関東大震災の時の相模湾——すべてが具体的に描かれている。

2010.03.01

宣伝;3月7日(日曜日)、ロフトプラスワンのトークライブに出演します

 今年初のロケットまつりです。ゲストはお久しぶりの林紀幸さん。M-4SからM-Vまでの「Mロケット」に焦点を当てた、Mロケットシリーズの開幕です。まだ確定していないのですが、飛び入りゲストの可能性もあり。さあ、「イプシロン」ロケットまで突っ走れるか。

宇宙作家クラブpresents 「ロケットまつり37」
 1970年2月11日、ラムダロケットL-4S-5で、「おおすみ」を打ち上げた東京大学が、本格的な衛星打ち上げ用ロケットとして開発したのが、ミューロケットだ。「M-4S」「M-3C」「M-3H」「M-3S」「M-3SII」そして完全新設計の「M-V」。試験機M-IからM-V最終号機までの40年の系譜を、実際に打ち上げ作業に携わった林さんが語る!

【出演】松浦晋也(ノンフィクション・ライター)、笹本祐一(予定)、浅利義遠(予定)
【Guest】林紀幸(元宇宙研・ロケット班長)

3月7日日曜日
Open18:00/Start19:00
¥1000(飲食別

場所:ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 03-3205-6864、地図)

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