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2010.06.21

宣言:タイムリミットの8/31まで毎日書きます

 まずは続きを。秋山演亮さん(和歌山大学)が、さらにコメントしてくれている。

「はやぶさ2を巡る騒動」(有人宇宙港をめぐる冒険)

 その中で6月11日付けの以下の記事が、実はメール内容への反論であったことことを明かしている。確かに内容は完全に対応する。「大丈夫です!」という言葉が力強い。

「はやぶさ2」(有人宇宙港をめぐる冒険)

 コメント欄に「私信を公に晒した」と、掲載行為の倫理性を問う意見を頂いた。
 当該メールは当初こそ私信であったが、その後発信者自らの手により「私信をそのまま再掲載する形」で公的メーリングリストを含む多数の連絡先にポストされ、おそらく三桁以上の人々に発信者から直接届いたことを掲載前に確認している。また、内容の衝撃度の大きさ故に、個々の受信者から転送で、より多くの人々のところへと拡散していったことも判明している。
 ここまで拡散したものはもはや私信とは言い難く、内容の重大性からしてもその性格はパブリックな「檄文」に近い——これが掲載を決意した理由の一つである。

 前にも書いたが、これから警戒すべきは人々がすみやかに「はやぶさ」を忘れてしまうことだろう。
 今回、人々の間から自発的に立ち上がったはやぶさ2予算増額の嘆願署名は、忘却を防ぐためにも意味がある。また、「国民は見ているぞ」というサインを送る意味でも有効だ。
 
 6月21日午前中現在、1万5072名の署名があつまっている。これを多いと見るか少ないと見るかは、立場によって変わるだろう。「またマニアが騒いでいる。どうせたいして増えないさ」と見る向きは少ないはずだ。
 だが、いまだかつてこのような署名運動が立ち上がった衛星・探査機は「はやぶさ2」 以外に存在しないことを考えると、そもそも署名運動の存在そのものが、「はやぶさ」の影響力の大きさ、突出したポピュラリティを示しているといえるだろう。

 「はやぶさ2」が実現するか否かは、今年8月31日の財務省への概算要求で、数十億円規模の開発予算が付くかどうかで決まる。その前、7月にもJAXA内において機体やミッションのシステムの審査会というヤマがあるということだ。

 「はやぶさ2」実現に向けて外からできることはないか、と考え、本日より、8月31日まで、毎日何らかのかたちで「はやぶさ」/「はやぶさ2」関連の記事を掲載し続けることにした。願掛けというにはあまりにささやかだが、書くこと以外はできない自分にできる精一杯だろう。

 正直、記事は短く、内容も薄くなることを免れないと予想するが、ともあれかならずなんらかの記事を掲載し続けるようにしたい。忘却を防ぐには、文章を書くことで意識を喚起し続ける必要がある。

 繰り返すが、熱狂の末の急速な忘却が一番いけない。

 また、JAXA内外の関係者が内にこもって、世間に目を向けなくなってしまうのも困る。はやぶさ2が消えるとすると、内向きの論理によってだろうから。

 時間は限られているが、できることをひとつずつ。まずは署名をお願いいたします。

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Comments

(たぶん)はじめて書き込ませてもらいます。
以前からツイッターと共に拝見してますが
なんといったらいいか・・・最近の松浦さんはちょっと
怖いくらいにはやぶさ2に執着しているような。
面識もないのに偉そうですが。

そりゃ私だってはやぶさ2は実現して欲しいですが
はやぶさが科学的にも経済的?にもこれだけの効果を
あげたとなると世間は次も少なくともはやぶさと同等の成果を
期待するだろうし、そんなはやぶさ2、実現できたとして
仮にもしもの事態が起こったらどうなるんだろう
なんてふと思ってしまいました。

もしもの事態ってのはロケットの打ち上げに失敗したとか
機体を失うとかミッションが失敗した場合の事です。

それに開発&準備期間もぎりぎりで期待も大きいとなると
中の人は大変だろうなぁとか色々と・・・・
肝心なのは失敗しても(宇宙開発を)続けられる事かと。

なんかぐだぐだ書いてしまいました。失礼。

野田司令塔も怒っているようですし、
メールを無断で掲載したこと、謝罪した方が良いのではないでしょうか?

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