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2010.07.27

はやぶさ本、2冊


 本日、はやぶさ関連書籍2冊を入手して読んだ。

 29日の正式発売日前にうまく買えたのがこちらの「小惑星探査機はやぶさの大冒険」だ。山根さんらしいストレートな題名だが、内容もまたストレート。週刊ポストの名物連載であった「メタルカラーの時代」で行ったインタビューを挟みつつ、はやぶさの打ち上げから帰還までを、分かりやすい言葉でまとめている。今回の帰還で、はやぶさのことを始めて知ったという方や、宇宙に興味のある中高生などにもお薦めできる一冊だ。


 こちらは科学雑誌ニュートン編集部が総力を挙げた写真満載のムックだ。はやぶさ本体と同時に、イトカワの科学観測の成果についてもかなりの紙幅を割いてまとめており、「はやぶさ本体の経緯と、はやぶさがやったこと」の両方を知ることができる。関係者8名のインタビューも掲載されており内容は濃い。はやぶさ2、さらには金星探査機あかつき、ソーラーセイル試験機イカロスについても記事を掲載している。

 こういう本をきちんとタイミング良く出すことは、ジャーナリズムの使命と言って良い。「お前はどうした」と言われそうだが、これらを踏まえた上で自分なりに頑張っていくしかないのだろう。さあ、どうしよう。

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Comments

お世話になります。
来る7月30日、はやぶさ2予算増額嘆願署名を
JAXA、文部科学省、内閣府へ提出する運びとなりました。
署名は1万7千件近くに及び、これも松浦様や多くの方に
呼び掛け頂いたお陰と思います。
ありがとう御座います。
提出が完了した際、またご報告致しますので宜しくお願いします。

山根さんの本は読みましたが、とても読みやすく、惑星探査の魅力を上手く伝える本だと思いました。ムックはまだ見てませんが、ニュートン編集部ですから手堅い内容なんでしょう。
タイミングって重要ですよね。まさに今じゃないと、という本になっていると思います。
でも一方でじっくりと熟成することで意義深くなるものもあるわけで。正攻法の2冊に対して、松浦さんがどういう切り口で書かれるのか楽しみにしてます。

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