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2010.08.04

太陽フレアと3D Sun

 1日に太陽表面で中規模の太陽フレアという爆発現象が発生した。

 アメリカの太陽観測衛星SDOのページを見てみよう。

 トップページに「Coronal Mass Ejection Headed for Earth?」という写真が掲載されている。

 太陽から吹き出したプラズマの巨大な塊が、地球に向かってきているわけだ。一部ニュースで「日本でもオーロラが見られるかも」と流しているが、(アストロアーツの記事が分かりやすい)これのことである。

 今日の本題はオーロラではなくて、太陽の様子を逐一知らせてくれる、iPhone/iPad用ソフト。「3d Sun」である。

 これはいいです。無料なので、iPhone/iPadユーザーは即ダウンロードして使ってみることをお薦めします。

 なにがどういいかを書きたいのだけれど…とにかく仕事に追われて時間がない。明日か明後日かに詳細を書きます。

 今回、あまりはやぶさとは関係ない内容に見えるが、はやぶさも、行きに巨大太陽フレアの直撃を受けて太陽電池の発生電力が落ちるという目に合っているので、関係ないこともないか。と。

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Comments

 松浦さん、こんにちは。
 ご指摘の太陽フレア以外にも、『はやぶさ』やその前の『かぐや』にも、太陽活動が関わってくる観測機器があります。
 『はやぶさ』の場合は蛍光X線スペクトロメータ、『かぐや』の場合はX線分光計ですね(どちらも、略称ではXRS)。

 XRSは、太陽が出すX線を固体天体表面が受け、それに応じた蛍光X線放射を観測し、アルミやケイ素、硫黄、チタン、鉄などの元素組成をとらえる装置です。比較的応答が良い元素があれば、かなり強いX線の入射がないとエラーが大きくなる元素もあったりで、太陽活動が活発にならないと正確な元素存在量の推定が難しくなる場合があるので、太陽周期の活動期に上手く上がった方が良い理学的観測機器である、といえます。

 『かぐや』の場合、太陽活動が静穏期に向かいつつあったために、XRSによる月の元素量推定が難しい元素があった、という説明を、宇宙研で伺った記憶があります。

 『はやぶさ』2では、XRSに代わって『あかつき』に積まれたようなLIRカメラが搭載される可能性があります。

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