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2016.01.01

あけましておめでとうございますと、年末の災難からの復帰

2016年元旦である。あけましておめでとうございます。

 新年早々、景気の悪い話を書く。

 12月始め、財布を落とした。詳細は省くが、不幸な偶然が3つばかり重なったところに不注意をしてしまった結果である。警察にも届けたが出てこなかった。キャッシュカードや免許証、保険証から、買い物の優待券に至るまで一切合切を財布に入れていたので大痛手である。

 で、本題。カード類を取り戻すにはどれぐらい時間がかかるのか。色々面白かったので以下に報告する。

1)なにをもって自分を自分と証明するか
 本人確認には通常保険証や免許証がよく使われるが、両方まとめて紛失したので使えない。ここで途方に暮れてもおかしくなかったが、幸いなことにパスポートを取得していた。パスポートを使って、次々と取り戻すことが可能になった。そうでなければ、本人確認の時点でかなり面倒なことになっただろう。

教訓その1:海外に行くつもりがなくても、パスポートは取得しておけ。

2)健康保険証
 私は国民健康保険だが、パスポートを持って市役所に行くと、即日再交付してくれた。大変対応が早い。すばらしいことである。

3)運転免許証
 運転免許試験場に行かなければ再交付はできない。が、行きさえすれば数時間かかるが即日交付となる。ここでも本人確認のためのパスポートは必須。その他3cm×2,4cnの上半身写真が1枚と再交付手数料3500円が必要である。当方はサラリーマンではないのですぐに行くことができたが、サラリーマンなど勤務時間に拘束される職種だとかなり面倒なことになるだろう。紛失の場合は警察に届け出をしてあることが再交付の条件となるようだ(紛失届けの届け出番号を書かされた)。
 私は、前回の更新においてぎりぎりのところで青ラインだったので、現在はゴールド免許の資格となるはずである。再交付でゴールド免許になることを期待したが、青のままだった。残念である。が、ゴールド欲しさに再交付をする可能性を考えるといたしかたないところなのだろう(それ以前に、あの恣意的な取り締まりで、ゴールドとそれ以外を区別するという交通取り締まりのやり方に、私は反対なのだけれど)。

4)JR東日本のSuica
 駅のみどりの窓口ですぐに機能を停止することが可能。チャージ金額もひろった誰かが使っていなければ、そのまま戻ってくる。再発行手数料は510円。別途新カードデポジット料500円がかかって、合計1010円がかかる。なぜか即日再交付ではなく、翌日以降再度窓口に行っての再交付だった。

5)キャッシュカード
 悪用を防ぐために、すぐに銀行の指定番号へ電話をして停止し、窓口に行って新カードに切り替える必要がある。窓口では通帳・印鑑と本人確認書類が必要。すぐに電話をして停止して、免許証再発行後で集中的に事務手続きをした。通帳と印鑑で引き出しは可能なので、その場で当座の生活資金を引き出した。
 もっとも対応が良かったのは——良かったのだから実名を書こう——三井住友銀行で、窓口にで即日再交付だった。もうひとつの銀行と郵貯は共に窓口に行って手続きをしても「一週間から10日後に自宅に郵送」ということで、実際一週間後に届いた。再交付手数料はどこも1000円前後(1030円のところと、1080円のところがあった。この差は何?)。

6)クレジットカード
 どこも電話一つで機能停止を再発行をしてくれる。手数料も不要。ただし「一週間から10日後に自宅に郵送」となる。
 ひとつだけ、再発行の電話番号に連絡を入れると、機械音声で「カード番号を入力せよ」と要求してくるカード会社があった。紛失して手元にないカードの番号なんて覚えているはずがない。カードがなければ、カード再発行ができないというのは理不尽だ。
 色々考えた末に、新規受付窓口に電話した。ここなら絶対にオペレーター対応してくれるだろうと考えたのである。事実、すぐにオペレーターが出て、事情を話すとすみやかに手続きをしてくれた。
 機械音声の案内はいただけないが、この会社が対応は一番速く、連絡後3日で新しいクレジットカードが届いた。

教訓その2:なんらかの形でカード番号はメモをして保管しておくべきである。どこにカード番号を保管しておくかは悩ましい問題ではあるが。

7)クレジットカード機能付きキャッシュカード
 1枚持っていたのだが、これは「再発行まで3週間かかる」と言われてしまった。一番使うカードなので大弱り。実際届いたのはみそかの30日。手続きからきっかり3週間かかった。

教訓その3:紛失時のリカバリーを考えると、キャッシュカードにクレジット機能を合わせるべきではない。カード枚数が減るのは魅力なのだが、銀行のセールストークにのって複数の機能を1枚のカードに合わせると、再発行時に時間がかかり、痛い目にあう可能性がある。

 ほか、行きつけのスポーツクラブの会員証や、あちこちの図書館の利用者証などをぼちぼちと取り戻しつつある。

 まったくもって災難だったが、なにもかもを財布に突っ込んでいた自分のセキュリティ管理を見直すきっかけになったと思うべきなのだろう。ただし、財布とすべてのカードが新品になったのは少々気分が良い(もちろん、痩せ我慢である)。

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Comments

大変でしたね。
と、言う事は、全て一つの財布でしたのでしょうか?
サイドバックまるごと落としたのなら少しはわかるのですが。
札入れ、小銭いれ、定期券入れ、こちらは3分割しているので、この度のご不幸は想像もつきません。
電車で長財布を後ろポケットからはみ出させている人達をみるにつけ、よく無くさないものだと感心しきりでした。

 似たような失敗をしでかしてしまったので、参考情報的に。
 JR辻堂駅の改札を出て、東口のバスターミナルに降り、乗れるバスがなかったのでタクシーを利用、汐見台に向かいました。汐見台は、茅ヶ崎市と藤沢市の境に当たる海岸です(烏帽子岩が日没と同じ方向に見える)。急いで太陽が西の沖合に沈むのを見届けるためでした(2016年の年明けから何度かここを訪れようとし、または訪れてようやく日没前に到着できたのが2月8日のこと)。
 この辻堂駅改札を降りた後で、手帳に入れていた小物類と一緒にSuiCaを落とした模様。手帳を上着のポケットに入れるときに、ひっくり返りそうになった手帳を慌てて押しこんだ際、手帳の小物入れからまるまるこぼれ落ちたのでしょう)。
 辻堂駅改札には、この時落とした名刺とSuiCaの履歴印字が、また落し物をしたと思しきあたりに他の小物をベンチ部分に乗せてあるのを発見、なくしてもさほど害のないものは全て回収しましたが、どうやら金目の物だけ持っていかれたっぽいのです(まだ断言はできませんが)。
 辻堂駅は乗降利用客数の割に改札の人員が少なく、駅員がその対応でかなりテンパっていました(まあ、それなりに対応はしてくれましたが)。
 松浦さんの言われる、停止手続きが出来るSuiCaとは、恐らく記名式のものでしょう。私のは、東京駅100周年記念のもので無記名またはこういう記念ものは、たとえ番号が分かっていても停止の手続きは出来ない、という説明でした。チャージしていた残額も、一緒に行方不明で、トホホ…。
 記念発行のSuiCaは、目立つカードケースに入れるのと、あまりたくさんチャージしない、ということくらいしか自衛策はないですね(使わない、という選択肢もありますが、10年以上未使用だとチャージ金額が無効になってしまうとの注意事項がありましたので)。
 ちょうど、『天国と地獄』(1963年:黒澤明監督作品)の関係で鎌倉や茅ケ崎、横浜などをロケ地訪問で訪れています。あの作品も、国鉄と神奈川県警の協力を得て作られた映画でしたが、今回、まさに同じJR東と神奈川県警のご厄介になる、というオチが付いてしまいました(遺失物の手続きで、という意味ですが…)。

 長文失礼致しました。

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